龍頭の瀧下の駐車場から戦場ヶ原の入口となる赤沼の駐車場までは車で10分足らずです。午後も天気がよさそうなので戦場ヶ原から小田代ヶ原方面まで歩いてみることにしました。赤沼茶屋に立ち寄り、昼食のパンを購入して出発です。
戦場ヶ原散策路の入口です。
戦場ヶ原の木道は工事中で通り抜けができないため、南側の落葉広葉樹林帯を歩きます。木々が芽吹き始め、ようやく訪れた早春の美しい景色が広がります。中禅寺湖畔で鳴いていたハルゼミは聞こえず、カッコウの鳴き声が響き渡ります。野鳥観察用の巨大な望遠レンズを設置して木の上のほうにカメラを向けていた方を数名見かけました。どんな鳥が見られるのでしょうか。
戦場ヶ原展望台に立ち寄ります。雄大な大自然を満喫できます。
小田代ヶ原にやってきました。ここを訪れたのは小学校の修学旅行で歩いて以来かもしれません。
湯滝方面へ向かいます。
ヒメイチゲが咲いていました
とても可憐な花です
タチツボスミレも満開
小田代ヶ原の湿地がひろがります
防鹿柵の出口近くで見かけたニッコウネコノメソウです。
小田代ヶ原から泉門池へ向かって北上します
しばらく歩くと散策路脇にヤマシャクヤクの蕾を見つけました。開花までもう少し。
その近くで咲き始めたルイヨウボタン。遊歩道脇に並んでいたので、整備したときに山の中から移植されたものではないかと推察します。
泉門池に到着。ここから戦場ヶ原の木道を目指します。
光徳沼から流れてくる逆川沿いにトウゴクミツバツツジが咲いていました。
視界が開けました。戦場ヶ原です。そして正面に男体山。
雪が消えて、草花が芽吹き始めた戦場ヶ原です。
戦場ヶ原湿原についての説明がありました。約2万年前の男体山の火山活動で川がせき止められて湖ができ、約1万年前の噴火による噴出物で湖が埋まり、水を含んだ泥炭が積み重なって湿原となったそうです。
戦場ヶ原の湿原を横断して、国道120号に沿って南下します。
若干お腹が空いたので、三本松駐車場近くの売店で舞茸コロッケを購入。
コロッケを食べながら国道120号を南下して赤沼駐車場に戻ります。戦場ヶ原湿原を一回りしてきました。
赤沼駐車場から湯滝と湯ノ湖へ向かいます。湯ノ湖脇の駐車場に停めて、湯滝を見下ろします。湯滝の先には少し前に歩いた小田代ヶ原の湿地が広がります。
続いて静寂に包まれる湯ノ湖畔を散策します。
目的は、咲き始めたアズマシャクナゲです。
トウゴクミツバツツジ
湖畔の遊歩道沿いに咲くアズマシャクナゲ
午前中に登った高山でも咲いていました
今週から来週にかけてが見頃のようです
オカメノキ
200~300mの散策中にたくさんのアズマシャクナゲに出会えました。十分満足したので駐車場へ戻ります。
周囲の山の影が水面に映ります
日陰には残雪が見られました
湯ノ湖から戻る途中、光徳牧場に寄り道。目的はソフトクリームです (^O^)/
光徳沼まで散策
牛のいない光徳牧場。ここ数年、牛の姿を見かけたことがありません。牧場としては活用していないようです。
奥日光ハイキングは光徳牧場で終了です。帰りは宇都宮市内の渋滞を避けて、高速道路を利用して友部まで戻りました(おしまい)。