
土曜日に関東地方を直撃した台風8号は予想よりも東のコースを進んだため、八王子では夕方から北寄りの風に変わり、予想ほど荒れることもなく夜には雨もやみました。一方、台風の東側に入った千葉県館山市に住んでいる娘からは風雨が強く雷も鳴って大荒れ。仕事の帰りに職場近くのファミレスで待機中とのLineが入りました。
台風通過後の日曜日は台風一過とはいかないまでも、午前中は湿度が比較的低くて過ごしやすい一日でした。午後になって南風が入り青空が広がると、一気に蒸し暑さが増してきました。昨日の昼前、高尾のみころも霊堂と浅川中学校の間にあるキツネノカミソリの群生地を見てきました。高尾近辺に広がる多摩の横山では、以前の記事で取り上げたように落葉広葉樹の立ち枯れ(ナラ枯れ)が目立ち、その様子も合わせて紹介しておきます。
まずは高尾駅南側のみころも霊堂です。立ち枯れの木が目立ちます。
階段を登ると、みころも公園の菅原道真公の銅像があります。その南側の木もたち枯れしています。
銅像の裏手の高尾天神社。やはり立ち枯れの木が目立ちます。
高尾天神社から北側を見ると、夏には珍しく日光連山を遠望できました。台風が比較的乾いた北風を呼び込み、秋のような空気に包まれたためでしょう。
中央は日光白根山。先週木曜日に登ってきました。YAMAPの記録を見ると日曜日は男体山から富士山を遠望できたようです。実は11日も一瞬(1分間ほど)雲海の上に富士山が見えたという記事があり、あと3分早く山頂に到達していればその絶景に巡り合えたところでした。残念。
こちらの中央は関東最高峰の日光白根山。その手前の丘陵地帯は、真夏というのに茶色く変色した木々が目立ちます。
高尾天神社の先を下ると、キツネノカミソリの群生地です。ここは浅川中学校の学校林のようです。
オレンジ色のキツネノカミソリが満開
これだけ咲き揃うと見事です。八王子では片倉城跡公園や横川下原公園でもキツネノカミソリの群生を見ることができます。
ちょうど満開の時期に訪れることができたようです
正面は初沢町の金毘羅山。山頂に浅川金刀比羅神社があります。やはりナラ枯れが目立ちます。
高尾天神社から階段を下ります。階段沿いには枯れて伐採された木が目立ちます。ナラ枯れの影響が年々深刻化しているようです。
帰りに陵南大橋から高尾の山を見上げます。右手前の金毘羅台より下の山肌には枯れて茶色く変色した木が目立ちます。
最後は南浅川橋からの眺め。台風が通過した土曜日の八王子の降水量は83.5mm。山沿いでは100mmを超える雨量となったことでしょう。南浅川の水位はいつもより上昇していますが、濁流にはなっていませんでした。
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