ウリパパの日記

自由気ままに・・・

N響定期公演 ホグウッドのメンデルスゾーン

2009-09-19 22:45:52 | 音楽
シルバーウイーク初日。心配された台風の影響も無く、娘が通う中学校の体育大会は無事に終了しました。そして夕方から第1653回N響定期公演(Aプロ)を聴きに行ってきました。先週のNHK音楽祭に続き2週連続のNHKホールですが、今回は、海外旅行のために行けなくなった義父からチケットを頂いたのです。

演目は今年で生誕200年を迎えるメンデルスゾーン。前半は序曲「フィンガルの洞窟」作品26(ローマ稿)とヴァイオリン協奏曲作品64(初稿)、後半は交響曲第3番イ短調作品56「スコットランド」。いずれも生で聴くのは初めてです。



指揮者のクリストファー・ホグウッドはN響初登場。もともとチェバロ奏者で音楽学者でもありますが、指揮ぶりはとても軽快。力強さも兼ね備えN響が見事に応えていました。メンデルスゾーンの音楽を演奏会で聴く機会はなかなかありませんが、甘美な旋律が次から次へと続いて飽きることがありません。今日のN響は弦楽器に厚みが感じられ管とのバランスが素晴らしかった。特にスコットランドの第3楽章(アダージョ)の美しい旋律と第4楽章のフィナーレにかけての盛り上がり、そして最後の金管が印象に残っています。

前半に登場したヴァイオリンのダニエル・ホープは1974年生まれ。卓越したテクニックに加え、情熱的というよりは理性的な演奏で聴衆を釘付けにするバイオリニストですね。ソロの部分で、聞き慣れた高音の旋律ではなく控えめな低音の旋律が時々聞こえてきましたが、普段耳にする「最終稿」と今回の「初稿」の違いなのでしょうか・・・
まあ、専門的なことはどうでもよく、鳥肌がたつほど素晴らしいヴァイオリン協奏曲でした。そして鳴り止まぬ拍手に応え、アンコールでラベルの「カディッシュ」が独奏で演奏されました。ダニエル・ホープさん、日本語で説明してましたね。
 
コメント
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