BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

祈り

2011年03月12日 | Weblog
こんな恐ろしい光景を見たのは初めてのことです。

東北~関東を襲った大地震。

津波が家も車も何もかもを飲み込みながら、すごいスピードで内陸へと猛進する映像には戦慄が走りました。
これはCGじゃない。映画じゃない。現実に身近で起こっていること。


私は学生のころに阪神大震災を経験しました。

当時住んでいたのは大阪府北部で、揺れは震度4でしたが、体が浮き上がり、食器棚は倒れ、地震後のゴーっという音と暗闇のなかでサイレンが響きわたる朝でした。
余震が続くにしたがって、恐怖が増して気が狂いそうでした。一刻も早く、宮崎の家族のもとに帰りたかったことを思い出します。
友人・知人も大きな被害にあいました。

あれから16年経ったけれど、今でも地震があると、それが小さな揺れだったとしても過剰反応してしまいます。


それでも、「地震→津波の恐れがあるから内陸へ、高いところへ逃げなくては」という意識が刷り込まれていなくて、昨日の映像にただただ驚き、恐怖しました。

宮崎にもいつ地震が起こってもおかしくないのです。



いま、この瞬間こうして元気に生きていて、
あたたかく眠れる家があり、十分にごはんが食べられて、
家族や友達や大切な人がそばにいることって、なんて幸せなんだろう。
いま、この瞬間、そばにいる人に感謝の気持ちを伝えなきゃ。
後悔したくないから。


恐怖に包まれて悲観的に過ごしちゃいけない。
私たちにできることは無事を祈り、平和な生活を願い、助け合い、励まし合うことじゃないでしょうか。
こんなときこそ。

みなさんの無事と復興を、心からお祈りしています。

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