BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

忍び

2011年03月11日 | 
ひさびさに、本の紹介を。

「忍びの国」和田竜著 新潮文庫580円。


1年くらい前に読んだ「のぼうの城」がおもしろかったので、期待しながら読みました。

あらすじは・・・
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。
(新潮社HPより)


伊賀忍者の無門より、織田軍の武将・大膳がすてきでした。個人的には。

武士と忍びの対比はもちろん、誇り高き“武士”がいる一方で変わり身が早い侍もいるし、狡猾な“忍び”のなかにも情がない、人として欠けた所のある者と、そうでない者がいて。その対比がおもしろかったです。


頭のなかに映像が浮かんでどんどん流れていくようです。うん。映画とかアニメとかになりそう。

趣味と目的

2011年03月11日 | Weblog
趣味を訊かれて、(趣味が多いので)かいつまんで話したら絶句されました。
「…ばらばらに、たくさんですね。…それに……どこに向かっているのか分からない」と。「そういう話すると、ドン引きされるでしょう?」とも。


あの~。
確かに広いのですが、一見ばらばらに見えて、私のなかではつながっているんです。
それに~。
趣味って、どこかに向かわなきゃいけないもの?


すると、「自分の趣味の、水泳とか自転車はダイエットと健康管理のため。読書はビジネスに生かすため」なんだとか。


私の趣味は、全部「興味があるから」「楽しいから」「気持ちいいから」「好きだから」が理由です。それってみんなそうだと思ってた!

ジャズが好きでクラシックは興味ない、
ピカソは好きだけどモネはあんまり、
和食が好きだけど中華はちょっと、
歴史のなかでも古代とか遺跡は興味あるけど、江戸時代以降はそうでもない、
マラソンはきついけどエアロビクスならハードなのも楽しい、
そんなふうにして、自分の心がビビビと動いたものが趣味になっていくんだと思っていた~。


いろんな人がいて、いろんな考え方がありますからね。


そんな“ドン引き”された趣味の一環で最近楽しんだのは、NHK「歴史秘話ヒストリア」とBS-TBS「唐招提寺スペシャル」です!

前者は運慶の人生を追いながら、仏像彫刻の革命的技術の完成を紹介したもの。
これね~。
映像を見ながら、紹介される仏像のうんちくをナレーションより先に語ってしまうので、両親に爆笑されました。「お口にチャック!」と、幼少の時にしょっちゅう言われていたお小言を何度も言われました(笑)


後者は、唐招提寺の金堂を解体修復しながら、その創建時期を探っていくのがすごく興味深かったですね。邪魔になるのは分かっているけど、その調査を見学したかった、一緒に調査してみたかったー。なんて。
唐招提寺は、境内の空気や建物のたたずまいがすごく好きで、もう一度行ってみたい寺院です。あ~、この春あたり行けたらいいな~。

ひと息

2011年03月11日 | Weblog
大量の原稿と格闘しておりました。
今日、手放します!解放感~♪


まず、隔月で出している16ページの雑誌。
4月上旬発刊です。
寄稿がメインですが、私も2本書いています。今月下旬から、校正が始まります。



もうひとつは、4月末に100ページ超の冊子を発刊予定。
およそ半分が広告で、残りは情報と読み物が4つ。

昨日出稿して、月末から校正に入ります。
校正作業は想像しただけで…うん、なんか胃がぎゅうぎゅうしますが(笑)、最後の仕事になるのでがんばります。誰が何と言おうと、私がここにいたことの証拠(?)になるように、いいものをつくるつもり。

ところで、読み物4本はかなり読みごたえがあり!

うち、私が書いたのは1本。外国人ヴァイオリニストのロングインタビュー。

Bossに「これは、音楽専門雑誌に載せていいくらいの原稿! 理解につながるし、おもしろい。よくやった!」とおほめの言葉をいただいて、もうそれだけで私は満足です。
自分の名前も載らないけど、読む人は少ないけど(だって500円だもん。しかもコンサート会場で販売)、それでも。


できあがって納品される時に、私はこの職場にはいませんが、きっと手にすることはできるでしょう。楽しみです。