BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

満月

2011年03月20日 | Weblog
19日の深夜1:00ごろ、庭に出て月光浴。

20日の3:00ごろが満月、しかも今年いちばん大きな“スーパームーン”だったそうです。


この3か月間は、自分の内面との戦いでした。
いろんなことが起こって、たくさん感情のブロックをみつけて、でもなかなかすんなり手放せなくて。
そして連日、震災関連のニュースを見ていて落ち着かない気分でした。
見えないものへの不安、何かを失うことの恐怖。

満月を見上げて、そうしたものを全部手放そうと思いました。

両手を広げて、背伸びをして、全身でお月さまの光を吸い込みました。



ところで、情報は大切ですが、ニュースの見過ぎはいけませんね。
どんどん深刻になる。
どんどん不安が増す。
そう思いませんか?


ニュースを消して、
コメディ映画を観たり、友達と電話したり、好きな音楽を聴いたりして心を軽やかにすること、ほっとすることが大切なんじゃないかなあと思っています。
心に余裕があれば、何か起こったときに冷静に判断しながら動けるんじゃないかな、と。


ちなみに私はBS-JAPANであった、仏師・運慶の「東大寺・巨大四天王像」特集番組を食い入るように見て楽しみました(笑)。
台所にいた母に「え?だれとしゃべってるの?」と聞かれましたが、ええ、番組に向かってしゃべっていましたよ。「あ~、そこ、違う角度から見たいー。もうちょっとカメラ寄せてー」「阿部文殊院!去年行ったよ~。快慶の文殊様、すごく美しいんだよね~」などなど。

それから、庭で春の到来を告げるように、鮮やかに咲いているたくさんの花を愛犬と眺めて、いま穏やかな気持ちでいます。


美しいもの、楽しいものってこんなときだからこそ、必要。

去年、口蹄疫の影響であらゆるイベントが中止になったときに、宮崎県全体がなんだかうつうつとストレスフルな空気に覆われていったのを思い出します。被災者の気持ちを考えると、こんなときに楽しむなんて不謹慎、というのも十分解りますが、文化芸術活動の自粛が増えているいま、できれば続けてほしい、明るい光を届けてほしいと私は思っています。