BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

チベット展

2009年03月22日 | Weblog
宮崎県総合博物館に行って、あるポスターに目が釘付けでした。
なんかもう、ドキドキして離れられない感じ。

「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」という特別展が、4月11日から九州国立博物館で開催されるというのです!!

仏像好きから発して、仏教の成り立ちだの宗派だのと調べていたら当然のごとく、インドやチベットにもたどり着くわけです。
独立にかかわる中国との争いも、昨年は事件が何度も起こって報道されていたこともあって、1年ほどまえからチベットやチベット仏教について漠然と調べていました。

チベットの仏像はきらびやかで色も鮮やか。やっぱりインド色が強い気がします。
日本の仏教とは流れが違いますが、そうした違いや共通点を知ることもおもしろくて仕方ないんですよね。

ああ~。
今年はいい企画展が多くて、忙しいな!
演奏会も行きたいし、おいしいものも食べたいし。
県外にも行って、たくさん心に栄養をとれますように!


◆特別展「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」
  会場 九州国立博物館
  期間 4月11日~6月14日(月曜休)
  時間 9:30~17:00
  料金 一般1,300円(前売1,100円)

人形展

2009年03月22日 | Weblog
高橋まゆみ創作人形展「故郷からのおくりもの ふたたび」を見ました。

05年にあったとき、陶芸教室の先生が「すごくよかった。涙が出た」と言っていたのを思い出して母と出かけました。

正直、人形は苦手。
(理由は以前書きましたね)
でもこの人形たちは違いました。

野良着を着たおじいちゃんやおばあちゃん。
懐かしい田舎の風景ですが、これは田舎に住んでいる私には今も見られる風景。
しわしわだけど優しい笑顔。
まあるい背中に曲った足腰。
頑固そうでちょっと怖そうなおじいちゃん。
こんな人、いる、いる! 近所のお年寄りそのもの!

ユニークな仕草とニカっと笑うかわいらしい表情は、なんだか母方の大叔父・アツシおじいちゃんに似てる~~~。


孫と一緒におにぎりを食べる祖父母の人形や、子どもと釣りをしているおじいちゃんの姿は、亡くなった祖父母を思い出させました。

自転車の後ろに私を乗せて、近所の川に釣りをしに行ったなあ。
手をつないでつくしやわらびを取りに行ったっけ。

陶芸の先生が言ったとおり、じーんしました。涙が出そうでした。

作り手はすごく優しいまなざしでお年寄りを見ているんでしょうね。
人と人形への愛情を感じました。
添えられている短歌や墨で書いた文字も、とてもよかったです。
位牌と枕を手に家出中の頑固ばあちゃんの人形は特に、短歌とともに大笑いでした。

来場者の優しい表情も印象的だったなあ。
人形から伝わってくるものが、とても大きかったってことでしょう。

展示は今月29日まで。
ぜひお出かけください。
詳細は宮崎県総合博物館のHP