BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

マスコミのマナー

2007年05月21日 | Weblog
宮崎国際音楽祭が昨日、15日間の幕を閉じました。
いつまでもやまない拍手とスタンディングオベーション。演奏者も観客も感動しているのが伝わって、一体感がありました。

この演奏会には知事も来ていました。
当然と言えば当然か、取り巻き取材陣もやってきました。
地元のマスコミは演奏会の取材、東京のテレビ局は知事の追っかけという状態。

おめかししたり、ご夫婦やお友達といい雰囲気で演奏が始まるのを待っている人たちに交じって、知事取材のマスコミは異様に目立っていました。まず服装からしてまわりから浮いているんです。ギャルみたいな格好だったり、今からキャンプでも行くの?っていう服装だったり。彼らの態度にも違和感を感じました。

以前マスコミで働いていた人間として、厳しい目で見たかもしれませんが、少なくとも取材によって一般の人たちを不快にさせない、邪魔をしないように配慮することは最低限のマナーだと思うのです。
ワイドショーなどで知事の姿を見ない日はないほどですが、そのたびに追っかけ取材陣のマナーの悪さを思い出して、いやな気分になります。

それは人々が必要としている情報なのだろうか、もっと伝えるべき大事なことがあるんじゃないか、そんなに視聴率がほしいのか、それならテレビ番組のある意味ってなんなんだ―。
考えさせられるできごとでした。