海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

湿式直張りの土台水切りが腐食 銅を含んだ注入木材はダメ!!

2013年07月31日 09時56分01秒 | 建築関連
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  湿式直張りの土台水切りが腐食

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  築1年の木造住宅で土台の水切りに汚れが付着しているのが見つかりました。「モルタルの外壁を剥がしたところ、壁内でステンレス製の水切りや板材が腐食していた。誤った施工で壁内が湿潤状態になり、腐食に至るようだ。」金属製建材メーカー、ハウザ サンエイ社長の神戸さんは説明します。

  腐食への対策について住宅検査保証協会社長の大場さんも「ここ数年、通気層のない『直張り工法』でこうした不具合がよく見られる」と指摘します。「金属腐食は水分がイオンを媒介することで進行する。この現場ではシーリングを施したことで壁内結露が発生しやすくなった」とのことです。

  「こうした腐食を防ぐには、外壁に通気層を設ける工法を採用すべきだ。直張りにするのなら、モルタルと水切りは縁を切り、木材は防腐・防蟻剤に銅を含まない種類を選ぶなどの配慮が必要だった」と指摘します。

  住宅金融公庫の仕様書の改訂で、水切りを設置する機会は増えたものの、防腐・防蟻剤や金属イオンなどによる水切りの腐食の危険性はまだ広くは知られていません。「ある職種の施工者にとっては常識であるようなことを、よく知らない別の職種の施工者がついでに手を付けて間違ってしまうということもあるようだ」と大場さんも警告します。

  現場のプロセス、とりわけ取り合い部の施工について、トラブルの原因が潜んでいないか確認しておくことも必要とのことです。(参考:日経ホームビルダー)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なぜか?アンケートが多いな... | トップ | 弥良来杉の天日干し »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿