海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

木材に防水処理

2010年09月28日 06時04分03秒 | 木材
ネットで検索していたらこのブログに入ってきました。
3年前に杉材でウッドデッキを設置しました。
もちろん屋根無しの雨ざらしです。
設置当初にキシラで塗装してありますが、
雨ざらしなので木材の継ぎ手部分等に雨水が入り込み、浸食してしまっています。
色んな人に相談したら防水処理した方が良いと聞きました。
木材に防水処理しても良いものでしょうか?
素人考えだと木材そのものを密閉してしまうかんじなのでどうなのかなあと思ってしまいます。
何か浸食を防ぐ方法はありませんか?
もし防水処理する場合の注意点や、防水処理するに適した処理剤があれば教えて下さい。

質問ありがとうございます。

杉材が、浸食(腐ってきている?)してきているとのことですが、結論は、取替えとなると思います。腐食をキシラでは止め切れません。腐朽菌によってスカスカになった木材は、元に戻りません。放置していると浸食?が広がります。取り替える際には、防腐材を注入したものをお勧めします。専門用語では、「K4以上が望ましい」というところでしょうか?

弥良来杉でも大丈夫ですよ。

防水処理ですが、2つの方法があります。OP(オイルペイント)のように全てを皮膜で多くやり方です。しかし、この場合、腐食が進んでいるかわかりませんし、ウッドデッキのような環境状況では、高温多湿の日本の風土には、適していないと思われます。

防水処理には、撥水剤の塗布もあります。水をはじく、方法で水分が木材に浸み込むことを防ぐ方法です。さまざまな、撥水剤がありますが、木材専用で長期に撥水力を維持できるものは、ないと考えられています。

根本的な解決策は、デッキに屋根をつけることをお勧めします。何も処理していない材で風雨にさらされている環境では、キシラでも、木材を維持することは困難です。塗料メーカーは、大丈夫なようなことを言っていますが…。

防腐剤を注入した材でも、風雨に曝されないように土と接触しないようにすることが大切です。

その点、弥良来杉だとそんなことは考えなくても、塗装をしなくても大丈夫なのです。
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2 コメント

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木材保存 (海杉)
2010-09-29 06:09:33
石橋様
木材を保存する方法は、クレオソート、CCAの技術で確立されていましたが、環境汚染の問題で白紙の状態となり、多くのメーカーが試行錯誤していると言うのが、現状です。

塗装メーカーも木材保護塗料と言って木材保存塗料とは、言っていないのが、良い証拠でしょう。

20年近い実績と10年保証を示す「弥良来杉」は注目されています。
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ありがとうございました (石橋)
2010-09-28 15:56:14
ご丁寧な回答、ありがとうございました。
防水処理でもキシラでもやはり限界がありますね。
参考にさせてもらいます。
返信する

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