海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

ボートウォーク

2007年09月22日 07時57分44秒 | 建築関連
油津のボートウォーク。

もちろん、オビスギを使っています。

この仕事は、私は直接関係していませんが、アドバイスはしました。

それがこのボードウォーク。

見た目は、なんら変わりませんが、全て「木裏」を表に出しています。

屋外でデッキを張るなら木裏でと設計者に話をしましたところ、アドバイスを聞いていただきました。

設計者の話だと施工をする大工さんは、木表を出したいと言ったそうです。

そうでしょう。木表の方が、きれいですから。

木裏にする理由はいくつかあります。

割れが目立たないということです。屋外で使用すると木表はどうしても割れが出てきます。

このことは、建築雑誌のコンフォルトにも書きました。


もうひとは、割れに対する防腐剤の溶脱を抑えることができます。

日本の大工さんは、こんなことも知らないんです。というか、屋外で木を使用するノウハウを持っていません。

このボードウォークでも心配なことがいくつかあります。

ひとつはビス穴を込み栓で塞いでいることです。コレは、腐食の元になります。これには、こまめな点検と補修が必要です。

小さい込み栓は、少しでも反ったり、割れたりすると外れてしまいます。



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2 コメント

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Unknown (サワダラ)
2007-09-22 17:35:46
海杉様
いや~恥ずかしい話ですが我家のウッドデッキは木表を表面にしています。大工さんに聞いたら『木裏を表面に使う奴なんておらん(←おらん=いない)』って言われて木表を表面にしました。う~ん海杉さんともっと早く出会っていれば木裏を表面にしたに・・・。

でも出会えたお蔭でこれからの勉強になります。これからも宜しくお願いします。
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コメントありがとうございました (海杉)
2007-09-23 09:05:59
コメントありがとうございました。

木裏を使うというテクニックは、日本の大工のテクニックではありません。大工さんのコメントは多分、そうでしょう。

元々、日本の木材の技術は、露天で木材を使うことを考えていない技術です。

ウッドデッキは、西洋の考えですね。

縁側や濡れ縁は屋根があるのが普通です。

私が話すウッドデッキのテクニック場合も防腐加工を前提にしています。見た目は悪いですが、とにかく割れが少なくなります。
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