海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

屋外木材講座6  掘立小屋

2016年04月09日 16時27分37秒 | 屋外木材講座
同じ「屋外で木材を使う」と言うことでも、いくつか違いがあります。

露天であるか?否か?

木材を設置する場所が、屋外でも露天と屋根の下では、天と地の差があります。

木造建築では、世界最古と言われている奈良の法隆寺は、瓦の屋根があったから、腐らずに現在でも残っているとも言われています。もちろんそれでけではないのですが・・・。

屋根の下でも、土の中に入れるのであれば、露天とは、違う意味で、条件が悪くなります。

掘立小屋
掘っ立て小屋

粗末な家と言う意味で「掘っ立て小屋」と言われますが、文字通り、穴を掘ってその穴に柱を立てて作る家の事です。

簡易な建築ですが、とても合理的な建物でもあります。

しかし、木材の柱にするとどうしても、土際が、腐り始めます。そこで、束石や礎石などに柱を載せることで、腐らない工夫をするのです。

木造住宅の進化は、木材が腐らないようにするための工夫でもあります。


屋外で使用する木材は、地際には、束石や礎石の上に載せて、土に直接触れさせないと言うことも大切です。

アメリカでは、建築の法律で「建物の柱などを木材を土に直接接触させてはならない」と言うことを聞いたころがあります。

写真の倉庫の柱は、弥良来杉です。



弥良来杉を使って簡易な倉庫などで建てたのですが、まさに「掘っ立て小屋」ですね。


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