海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

宮崎のポテンシャル

2012年07月17日 07時17分20秒 | ビジネス
価格の設定は、難しいものがあります。

高いと売れない、安いと儲けないのです。

薄利多売と行く言葉がありますが、製造販売をしていて、薄利多売は、日用消耗品に当てはまると思います。食品も薄利多売が可能な商品です。

毎回、薄利多売では、成り立たないので、市場が形成されます。日本の場合、この流通が価格の大きなウェイトを占めています。

多くの種類を大量に仕入れ、細かく販売するには、この方法は有効でした。

品物の価値を十分に把握した人たちが、吟味するのですから品質についてもチェック機能が働いていたと思います。

良いものは、高く悪いものは安くなるのです。貴重なモノは高く、量の多いものは(需要より供給が多い)は、やはり安くなります。

もともと、売れないような商品は、安くしなければなりません。

木材について考えると原木は原木市場、製材したものは製品市場があります。

この部分だけを川上、川下と呼んでいました。

市場の価格は、情報の分析力で違ってきます。情報の分析は、未来の予測のようなものです。経験なども加味されます。

しかし、安くても大量に生産できるようになると…。または、安くても大量に需要が確保されると…。

言い換えると流通が調整していたことを買い手側がはじめたら、流通の存在意義が薄れてきます。

私のイメージは、巨大なストックヤードです。大きな資本で整備された施設は、1次加工を終え、大量にストックされています。その間に乾燥や反り、割れなどの品質に関わる問題をクリアしているのです。そして、注文が来た時点で瞬時に必要数が揃えられ、搬出されると言うシステムです。巨大なウッドストックヤードシステムでは、運搬も専業で現場まで直に届けられます。

不可能でしょうか?我が国の年間生産量の10%を生産していれば、可能と思います。例えは、おかしいかもしれませんが、日本の人口の10%の東京が日本のすべての機能を持っているのと同じだと思うのです。1000万立方というとてつもない数字ですが、宮崎のポテンシャルを最大限に高めれば、九州中の材を宮崎に集め、宮崎経由の方が安く、安定的に品質の良いものが、即、注文でき、受け取れるというシステムを作れば良いのです。
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