海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

まちづくりの手法2

2008年07月13日 12時06分06秒 | まちづくり・ボランティア
まちづくりって、もう学問のカテゴリーになっているけれど、本当は、「このまちをどうにかしたい」という気持ちからスタートしていますよね。

「どうにかしたい」「何とかしたい」と思っても、何をどうやっていいのかわからない人が多いみたいです。

「このまちをどうしたいのか」このまちの将来像が描けないとどんな方法でやるのかもなかなか見つけられないのです。

ほとんどの人が、まちの悪いところをいくつも集めて、「これを直したい」「このまちのココの部分をなんとかしたい」と話します。

悪いことではありません。でも、まちづくりの第一歩には、ちょっとハードルが高いと思いますね。

今のまちが、形成された背景や経緯を理解していないと原因が突き止められないのです。前話で話をした鳥瞰的な時系列の資料は、このときに使うべきものです。

多くのまちづくりの失敗例でイベント化・お祭り化があります。イベントやお祭りでまちを活性化させようという取り組みです。お祭りやイベントは、動員力もあり、経済効果も高いのですが、エネルギーの持続が不可欠です。行政主体のお祭りやイベントは、予算のカットで縮小傾向にあります。市民主体に切り替えていこうと行政がし始めると、負担を感じてしまう市民側との軋轢が生じます。

イベントやお祭りが悪いということではなく、その手法では、まちづくりの本質には、触れにくいのではと思っている人間です。

まちづくりをするにあたって、どんなまちが自分たちにふさわしいか、このまちをどうしたら良いのか、活動をはじめる一人一人の考えをイメージできるものが必要です。

一番大切なことは、そのまちの動きを知ることです。

闇雲に自分のイメージしていたものを他人に押し付けようとしても土台無理があります。蔵もないのに蔵のまちにしたいとか。若者がいないのに若者が遊べるまちにしたいとかですね。

何とかできたとしても、それは、砂上の○○に過ぎないものです。

現実的な話かもしれませんが、そのまちが、何を目指しているのか突き止める必要もあるのです。

大きな流れの動きと自分の考えるまちをうまく融合させることが肝要なのです。
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