海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

長者番付

2007年04月15日 16時47分29秒 | 経済・社会
世界の長者番付でアジアナンバー1をインドに譲ったとニュースに書いてありました。
普通は「やっぱりインドがすごいんだ」と感想を入れて終わりですが、私は、別の視点でこのニュースを捉えてみました。

まず、中国ではない。経済成長が著しいのはインドも中国でも同じなのになぜ、インドの方が長者が多いのか?

次に富豪と呼ばれるには、10億ドルの資産が必要だということ。世界には、946人いらしゃるということ。その半数(415人)が米国であり、日本の長者番付けが税金を納めた人を対象にしている基準と違い総資産量で判断している点に着目しました。

この総資産と言うのはいい加減なものですぐ半分にもなればゼロになる可能性もありえます。現在の価値と言う区分でしょうか!!

インドの経済成長が著しいのはご存知の通りです。インドの資産価値が急激に伸びてきていることになるのです。この現象は、インフレを予感させるものです。成長率とインフレ率がうまく連動すればその資産は、国際的にも通用するのです。今後、インドのインフレに注目をしないとなりません。インドは、ゼロを発見した国として有名ですが、私は、ゼロを作り出した国と認識しています。為替のコントロールが米国と印国の政府間でできるかが鍵でしょう。

急激な経済成長を遂げる中国は、一気に世界的富豪が増えないのはどうしてでしょう。人民元を中心とする為替の問題と社会主義国家という特質性もあります。ある部分の中国人の資産運用が国際的なルートで行なわれていないためだと推測されます。中国人の考える資産は、別の意味があるのではないでしょうか。

日本の長者番付が税金の納付額で示されていたように直近の「過去」を対象にしています。今回のフォーブス誌のように「現在」の額と言う括りをつけているとすれば、中国は「未来」と言う枠で勝負をしているように思います。人民元を世界為替の基準にしないのは、現在に富豪を増やすのではなく未来に一気に増やすための戦略なんでしょう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿