海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

建築保存のあり方3

2011年08月14日 07時10分54秒 | 建築関連
大分県に来ている。

屋外社殿を移設したいそうだ。

屋外に設置されていたため、かなり、腐食が進んでいる。

しかし、所有者の思い入れは、かなり深く、どうしても、修理して、再度、建立したいそうだ。

今回の仕事は、いくつかの手法がある。

1.解体せず、薫浄処理をして、再塗装。
2.解体して、不足部材を作り出し、殺菌処理して再度組み立て。
3.解体して薫浄処理して殺菌処理をする。再度、組み立て。
4.全て作り直す。
5.解体して使える部材を流用して、新しいものを作る。

この社殿を一番良い方法で保存すること。

この社殿を一番望む方法で保存すること。


この二つは、似ているようで違う。

私の仕事は、この社殿をあと、60年は、今までと同じように参拝できるようにすることだ。