海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

被災地に木造住宅は、再建されるか!?

2011年03月22日 07時29分57秒 | 建築・土木
東日本大震災は、未曾有の災害となった。

しかし、津波等級(津波のマグニチュード)は、3だ。まだ上がある。(最高波高が、発表されていないが…)

過去には、80m級も日本には、やってきている。

原発の設計基準は、津波等級2だ。過去の災害と照らし合わせても、かなり低い等級で設計していたことになる。

これからの津波対策は、もっと詳細な等級区分を作らなければならないだろう。「津波」と言って全てに当てはめるわけにはいかない。

狼少年と同じことになるからだ。

かなり大きな地震でかなりの揺れであったにも関わらず、避難しなかった人、逃げ遅れた人にはこの気持ちがあったかもしれない。

津波が来たときに高台に避難するのは、当然であるが、どうしても逃げられない場合もあるだろう。

亡くなった方は、今回も、逃げようと準備をしている最中だったようだ。

どうすればよいか?

私は、一定の条件を満たすところは、津波シェルターを義務づけることを提案する。

今回の被害を見ると基礎の部分は、残っている。

地下にコンクリートのシェルターを入れ、防水ハッチで家族ごと避難することを勧める。

当然、時間との戦いだろうが、地震発生から数十分だったら、高台がない土地の場合は、このような方法しかない。

米国のハリケーンの多い地方では、家を吹き飛ばされても地下にシェルターを使うことによって難を逃れる。

木造住宅を再建するなら、近くに高台がなく、海抜数メートルのところでは、このシェルターの設置も一つの案だろう。

当然、沿岸線近くには、低層住宅は、建築できない緩衝地帯を設定しなければならない。

高層のコンクリートのマンション、アパートを建築すれば、全てが解決するわけではなく、木造住宅の需要や思い入れもあるだろう。

そんな方のために津波シェルターは、有効だあり、現実的であると思う。