海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

正方形の家

2010年03月05日 06時31分53秒 | 建築関連
このブログを読む方は、どうやら、海杉の建築話が聞きたいらしい。

本職を言うと「建設会社の社長」なのだから、建築の話がないのは???ということらしい。

本当かなあ?

専門の知識を出すのは・・・とためらっていましたが・・・。意外とリクエストが多いものなのですね。

そこで、リクエストにお答えして、こんな話をします。

ある足場の営業マンの話で「最近、やたらと正方形の家が多いんですよ」

「流行ですか?」

簡単に説明すると正方形は、面積の割りに4辺の長さが一番短いのだ。

つまり、同じ面積の家でも、正方形の家は、足場や外壁の量が一番少なくなることになる。

ハウスメーカーが安くしたいと考えるなら平面プランは、正方形が一番でその中からプランニングすることになる。

住む人のことを本当に考えた発想でないのが残念だが、これに飛びついてしまう前にやはり考えてほしい。住むと言うことがどんなことなのかを・・・。



小話を

父である領主が3人の息子に領土を分けようという話

父は3人の息子に「馬で1時間で行って戻ってくるだけの領土を譲る」

長男は「一直線に30分だけ全速力で走って戻って来た」

次男は「15分、走って90度に折り返す方法で戻ってきた」

3男は「スタート地点からちょうど1時間で円を描くように走って戻ってきた」

これを見て父は3男に家督を譲ることにした。

もう、お分かりでしょう。

同じ面積だと正方形よりも円の方が、周の長さは、短くなります。一番賢い息子に家督を譲るというお話でした。



古代より円が最強だと言われているのはこのことがあります。


「?」

すみません。詳しく話すと

お城で天守閣のことを本丸と言うでしょ。丸は、防衛線が短くて済むんです。そして、攻める相手に対して死角がなくなるため、「丸」を最強としたのです。

結構、建築の話もできるでしょ!