海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

怪しい経済学 恐ろしいデフレ

2009年12月30日 02時59分10秒 | 経済・社会
デフレを良いと考えている人がいる。

モノが安く手に入れることができれば、良い事だと・・・。

この勘違いが恐ろしい結果を招く。

デフレは、人間で言えば「糖尿病」だ。

栄養のあるもの、美味しいものばかり食べ、運動をしなければ、どうなるだろう。肥満になり、血液の循環が悪くなる。糖尿病になってしまうとどうにもならなくなる。

経済は、人間の体と同じで健康を維持するには、栄養の摂取だけでなく、運動と言う経済でいう消費を適度に行わなければならないのだ。

「モノが安くなる」という甘いモノや美味しいモノは、経済の糖尿病を引き起こすことを知らなければならない。

日本人は特に「貯蓄を美徳」としてきた。それは、物が不足してその物を購入するために必要な経済行為なのだが、日本のように物が余っている状態ではさらに貯蓄に廻すことは資金が停滞するだけで、動かなくなるのだ。

デフレ対策は、心理対策しかない。デフレは経済にとって危険な状態であること、消費と言う運動をすることが唯一救う道で決して「貯蓄は美徳」「安ければ良い」問いことではないと言う事を知ることです。このまま、デフレが続くとミクロ経済まで腐ってしまい、全て自分の方に廻ってくるのです。貯蓄が突然「ゼロ」と言うことが起こりうる状況がきています。

どのようにするか?

急激な運動は控えるべきですが、国民や企業が未来への先行投資を行わなければなりません。これは、国ではできない投資です。

今までは、自分たちで出来ないから国がやれ!でしたが、それでは、実体経済は動かないのです。

アクセルは、国民や企業です。国の経済調整はブレーキ機能しかないことをそろそろ理解するべきなのです。国の予算が高々90兆円に対して国民の預貯金は1000兆円です。企業の内部保留金は800兆円あります。

こんな国はどこにもありません。

それでいて、30兆円の国債と言う借金を作れ!といっているのですから。

そろそろ、経済にも目をむけ何を国民や企業はすべきかを知らなければなりませんし、誰かが大きな声で言わなければならないのです。

2010年は、デフレ退治の年にしなければならないのです。