『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

矢沢永吉・武道館ロックオペラ2

2006年12月17日 | Weblog
今日はロンドンから帰国中の友人コムさんのお誘いで
「矢沢永吉・武道館ロックオペラ2」のライブへ出かけてきました。
会場に着いた途端、白い服を着たyazawa親衛隊みたいな大人が多く
異様な雰囲気にちょっと違和感を覚えましたが、そこは昔からのこと。
席に行くと既にコムさんが来ていて、一安心。
彼女に会うのはロンドンのデイト以来、実に一ヶ月半ぶりです。

会場は半分以上が30歳以上。YAZAWA親衛隊みたいな連中が
永ちゃんコールで会場を扇動する。
まるで阪神タイガースの試合。
コンサートと云うより、プロレスでも始まるかのよう・・・・

コンサートを見るのは、自分が照明スタッフとして
ツアーに帯同していた77年以来、実に30年ぶりに
生で永ちゃんを見ました。
あの頃はまだ20代と若くて、それでもスタッフの間では
凄く評判が良くて「いずれはビッグになるな」
って言われていました。
その当時は、今の親衛隊みたいな連中が各地の会場で暴れて
公会堂や市民会館の椅子を壊すので、
しまいには何処も会場を貸さなくなりそうになって
東京近郊の野田や土浦などといった、
ちょっとマイナーな会場でのツアーが殆どでした。
そういう意味でも、永ちゃんがビッグから
グレイトになったなぁ・・・・
って、凄く感慨深いものがありました。

コンサートは楽しく、音楽も良かったですよ。
ロックの醍醐味、
デカい音で思い切りディストーションがかかったギターで
ガンガン乗りまくる感じ。
永ちゃんもフットワークが軽く、唄も力強い。
本当に57歳?なんて考えちゃうほど、格好良かった。
幾つになっても、好きなロックをやり続ける永チャンは憧れです。
久々にロックシーンを観た感じで最高でした。

ただ、冒頭に書いたように観客の殆どが音楽や
演奏を聴きに来るというより永ちゃんを観に来るという感じで、
僕はちょっと違和感がありました。
最初から最後まで手拍子してしまう、日本人の感覚って言うか・・・・
このコンサートはそういうものなのだと、割り切って聴いていました。

バックは凄くいいバンドで、ギターは上手かったです。
ただ、ギターのソロなのにドラムの音とベースの低音が大きくて
聞きにくかったのが残念。
低音が回る武道館の特徴が出ちゃったのかな?
それでも、30年前に比べると音響は機材が発達して、
かつての音響泣かせはだいぶ解消されている様子。
それだけにちょっと残念。

照明に至っては、もう僕の時代の苦労は全く無いですね。
ピンスポットは専用のピットが作られているし、
ピンスポット自体もクセノン電球を使用した光が強く明るいもの。

僕の時代はアークと云う溶接棒を焚いて光を作るピンスポットじゃないと
明かりが暗くて舞台に届かなかったから、
それを扱える僕のような特殊技能を持った照明スタッフが
持て囃されたのだけれど、今はそういう無駄な努力は要らない。
照明も電動だったり、昔は邪道とまで言われた
客席に向けてのライトのあおりなど、
照明はいまや音響以上に派手になっています。
良いことです。

コンサートの中で永ちゃんが30年前の苦労話をして、
何だかジ~ンとなって
その後、生ギター一本で唄ったときは、じっくり聴きたかった。
でも、お客はそんなときでも手拍子してしまう。
音楽を純粋に聴きたい僕にはちょっと残念な一曲でした。

永ちゃんは、かつての美空ひばりに似た雰囲気を持ってきましたね。
ロックシンガーから、芸能人の歌手になった感じです。
それだけビックになって、地位を固めてきたと言ってもいいでしょう。
約2時間半のコンサート。親衛隊が邪魔だったけど
とても良いコンサートでした。
さすがは我らの永ちゃんです。

本音を言えば、じっくり音楽を聴くお客さんだけを
集めたライブを聞きたいです。
美空ひばりや都はるみ、昔のアイドルの
掛け声みたいなのは趣味じゃないです。

でも、永ちゃんグッズのタオルは買って来ましたよ^^V
コムさんはしっかり今年のモデルのタオルを持参して、
タオルを使って盛り上がるシーンでバッチリやってました!
偉い!本物の永ちゃんファンって感じでした。

僕は77年当時の、本物のスタッフのユニフォームと
ステージのQシート(進行表)を宝物の様に、
今でも実家に保存してあります。
自慢です!フフフ・・・・・
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