『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

今日は飛び込みの受入検査

2024年05月31日 | 定年退職後の人生
今日は飛び込みの受入検査が発生して、仕事に出かけてきました。

僕が手掛ける以前の担当者は、不具合の内容に関わらず部品交換していたらしいのですが、
殆どの場合はそれで直ってしまったという経緯があったので、
短期間で同じ装置が同じ不具合で再修理・・・なんてことが多々あった。
その証拠にこの写真にある基板裏の配線や追加部品は全く不要な改造。
過去に、誰かが部品を外す際に基板の配線を壊してしまったのでしょう。
その際に入れた修復の追加配線が、その後の修理品にすべて加えられていました。

オマケに、電源を切った際に表示がすぐに消えるようにしたかったのか?
電源の出力端子の両端に、無用な抵抗器が取り付けられて電源の劣化を早めたり、
その部品の発熱によって、写真中央にあるように基盤が変色したりしていました。

それで僕が担当するようになって、不可解な部品を外しても問題ないのか?
検査前にチェックしてから、検査をするようになりました。

さて、本題。
今日の装置は最初、申告された不具合が全く見当たらなかったのだけれど、
いつも通り、ちょっと部品に振動を与えてみたりしているうちに不具合症状が現れた。


原因は基板上に搭載された±15V電源の不具合。
最初は、どこかの接触不良なのかと疑いを持ちながら小一時間、
不具合箇所を探っている間に突然、制御が不安定になる不具合が発生した。

時間が経つと発生するのかと思い、一旦電源を切って暫く置いた後に、
再び電源投入をして、電源の出力を監視して様子を見ていたら、
案の定、30分ほどして症状が現れた。
最初は±15Vの電圧が正常に出力されていたのだけれど、不具合が発生する時の
電源電圧は+12.5Vとー17.5Vに変化していて、それもフラフラと値が変動する。
外から電源を繋いで、電圧が変動しないようにしてさらに調査。
他にも数か所、不具合につながる部品の不良が見つかり見積もりは終了。
今日のように見積もり検査だけで、2時間以上費やすことが多いですね。

それでも数回、出荷検査でも判らなかった不具合が発生したので、
その都度、顧客から使用方法などを訊いて、検査方法を変更したり、
それに合わせて、検査用の治具を作り直してきたので、
最近はそういう不具合が発生する事は無くなった気がする。
完璧・・・・なんてことは、まずあり得ないですからねぇ。
来週出荷する装置の梱包を終えて、作業終了。
見積もりの内容を顧客に提示したのちに、修理を実施するか?
顧客の判断を仰いで、正式な修理の依頼が来てから改めて修理をします。

帰りはいつも通り、娘と一緒に帰宅。
娘が同僚の子に
『今日もお父さん来てますねぇ・・・』
と言われ、その子たちが妙に盛り上がっていたとか・・・・
『結構、人気あるんだね(笑)』
なんて、娘にからかわれながら帰って来ました。
コメント
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