博士の異常な模型愛

異常な模型愛やら異常なクルマ愛やら。

prewar car考察

2022-09-18 09:57:55 | S.C.A.P. 1.5L 1927 Le Mans
でSCAPなんですが、そもそもprewar carっつーのがもう現代の車とぜんぜんちがっておもろいです。

こないだの円盤が「フリクションディスクショックアブソーバー」というものだとはわかりました。スプリングのバウンシングは摩擦力でダンピングするんですね。メッサ熱くなりそうですね。ねじの締め付けで減衰力を調整すると、いやー新鮮ですねえ。イギリスのおじいさんが「どやってこのダンパーをオーバーホールするか」っつーのをyoutubeで上げてたりして、ぼーっと見てしまいました。



でSCAPはこのフリクションダンパーがどうもシャシー(ラダーフレーム)とリーフスプリングの間に生えてて、かつ斜め前方下方に飛び出している感じのようです。結構特異な配置、ぶつかって壊れたりせんのじゃろうか。大概の車はフレームより上方に配置しているんですがね。Type35もしかり、ベントレー4 1/2もしかり。

(SCAP1.5Lと同系車、同じ車ではありませぬ。たぶん。)ちなみになんかフロントのドラムブレーキにアッパーリンクアームのような構造がつながっていて、この時代の車には普通あんまりそういう構造物はないような気がするんでちょっと謎ですが、たぶんこれはフロントのキングピン角を規定するためのリンクアームっつーより、単純にブレーキロッドじゃないかと思っているのですがこの話はまたいずれ。需要なし。

ほんで、この時代の車のいっつも気になるこのドライバーズシート直後のトノカバー、

なにがはいっているんじゃろうか、なんで鉄板じゃないんじゃろうかと興味津々でググりまくりますに、なんとなんと、

イス!イスなんかーい!強めにべたにつっこんでしまう感じです。いやーおもろい、4シーターは4シーターのままいくのね。馬車時代の御者と乗客の関係を引きずってたりするんでしょうか(キャビンあっての(馬)車じゃろう!とか怒るフランス西部自動車クラブのおじいさんがいたりして)。

なんだか各社ばらばらに見えた幌の仕組みも一定の法則はありそうで、


(変形中の写真は貴重)
どうも一番下の二本がちょろっと見えてしまうらしい。ジョイントあり。んでさらにこの上に大概は幌を覆うカバーがかかっているようです。

SCAP1.5Lさんのやつもカバーがかかって見えます。これ黒じゃねえな。

なんて考古学的にやっております。あ9/30締め切りは余裕で間に合いませんのであしからずすみません。2-3年かかるかな。
コメント
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