国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

「白いドレスの女」

2010-03-25 01:00:00 | 本、映画、イベント
タイガー・ウッズの話で出てきたこの映画について。
塩野七生さんのご推薦です。

1981年のヒット作で日本でも翌年公開されたらしい。

悪女にからめとられ抜き差しならなくなる男。
30才のウィリアム・ハートが好演しています。
女好きが唯一の欠点のフツーの男(二流の弁護士)。

確かに塩野さんの言うとおり「わかっちゃいるけど」悪女に翻弄される。
「有りうる」と思うので会いたくないですね、こういう女性に。

会ってみたいということでもありますが。
会わなくてよかった(今のところ)。

原題は「ボディー・ヒート」。
うだるような暑さのフロリダの気だるい真夏の官能サスペンス。

そして官能的な悪女のキャサリン・ターナー。
美人かどうかは意見が分かれるところでしょうがいいですねえ。

この二人の演技がアメリカ映画史上最もエロいカップルの第六位に入っているとか。

そしてチョイ役ですがあのミッキー・ロークが出ていて流石に存在感があります。
彼の名が世に知れるきっかけになった映画とか。

余談ですがこの映画、みんな本当によく煙草を吸う。
今は考えられないですね。

先週、同じ80年代初頭の本邦ドキュメンタリーを見ましたが、ここでも皆さんタバコを吸いまくっている。
会議室なんかガス室のよう。
そういえば昔はそんな感じでしたね。

今は煙草を吸っていると自制心が足りないみたいに思われるかも知れない。
昔はカッコイイ小道具だった。
昔の作家さんの写真とかってみんな煙草をくゆらせてません?

その知性とアンニュイのバランスがカッコよかったんですね。
ゆっくりとした自殺みたいなデカダンス。

この映画も真夏の、しかも異常気象のフロリダ、エスニックな風鈴、
ジョン・バリーのジャジーなBGM,そして煙草の煙が醸し出す倦怠感。
いいですねえ。
クラクラします。

脚本家ローレンス・カスダンの初監督作品というから驚かされる。
レベル高い。

サスペンスとしてはネタバレで愛好者の評価は必ずしも高くないと想像しますが、いいです。
男と女の不思議なお話。

地獄の底に突き落とされた男はまだ女を思っている。
女は次の獲物に襲いかかる。
最近もそんな事件がありましたね。

本当に不思議な男と女の世界。
他の監督作品も見てみたい気にさせます。

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2 コメント

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Unknown (ジュピーのお父さん)
2010-03-27 01:09:37
何時も入力できないのにたまにできるのは何故? とにかく良かった。昨日はライブに参加
できずどうぞお許しください。29・30
31日に東京に戻ります。「白いドレスの女」
良く覚えています。夏のむせかれるような夜・・ 邦画もいい映画もあるらしいけれど私
は見たことがあまりない・・現在昔の映画をみあさるっております。
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Unknown (taku)
2010-03-27 08:36:58
いいですね、昔の映画。
ジュピ・パパ・ブログのサブリナが唄うラ・ビ・アン・ローズ。
オードリー綺麗ですね。
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