京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



  
2012年「京の夏の旅」で特別公開されている上賀茂の「梅辻家住宅」
梅辻家は上賀茂神社の神主に就任することができた7軒の社家、賀茂七家の1つで
建物は長屋門、主屋、書院などが京都市指定文化財になっています。

当主が上賀茂神社の神主であった時に神社の実印を収めていたという
御印殿とよばれる小さな祠が残されています。鬼瓦には家紋の松皮菱
  
切妻造りの屋根の高さは上賀茂神社の一の鳥居よりも低くするように定められていたとか
書院は御所の学問所を移築したと伝わり黒書院作りで全て黒で塗られた以外と質素な感じ
庭に設けられた雨水を排水する為の排水路は建物からやや離れた場所にありますが
雨どいの先を長く伸ばし家の土台が腐らないよう工夫がされています。

鳥居型の内玄関、雨よけのために建物よりも大きくせり出す屋根のひさし
  
室内等は撮影禁止なので写せる場所は限られていますが庭はOK
京の夏の旅は9月30日(日)まで



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仏光寺の塔頭寺院「大行寺」の門から中をのぞくと遅咲きなのか白い蓮の花が1輪だけ咲いていました。
通常は非公開で中に入ることはできませんが御本尊は快慶作の阿弥陀如来像(重文)
前庭にある仏足石は足指部分に卍印の入った珍しいもので大行寺型と呼ばれるらしく
四系統ある中の1系を代表するものだとか(現在あるものは原図から復元された仏足石)
偶数月の第4土曜には法話会が、奇数月の第4土曜には写経会があるそうです。

百日紅の花が咲いていないかと仏光寺さんまで行ってみましたが
今年は花付きが悪く殆ど咲いていませんでした
  
四条駅から徒歩5,6分にもかかわらずビル街に突如あらわれる広大な境内を持つ仏光寺さん
目の前に広がる大きな本堂と太子堂を見ながらくつろげる茶所とよばれるお寺らしい休憩スポット
訪れる人も少なく、ここが以外と落ち着く・・・
  



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知恩院の北門を出ると黒門までの静かな石段が続く黒門坂、桜あり、紅葉ありの春夏秋冬良い雰囲気の場所!
御影堂の大修復工事は続行中で工事用の白い塀で覆われていますが横の方から中へ入るとはできます。

雨で少し涼しくなってくれないかな・・・
  
城門の様な構えの黒門、桃山時代からあるらしい・・・

黒門を出て左に曲がるとあるのが知恩院の塔頭寺院「崇泰院」(そうたいいん)
親鸞聖人の末娘が遺骨を葬る墓所「大谷廟堂」を建立した本願寺発症の地
  
親鸞聖人直筆と伝わる阿弥陀如来像の掛け軸や聖人が拝んでいたとされる
阿弥陀如来像があります(月・木曜日以外の9時~16時拝観可)
写経や写仏体験もできるそうです。
  



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夏の花、百日紅をあちこちで見かけます白やピンクなど知恩院さんの周りにもちらほら咲いていました。
雨で紅の色が一層鮮やか・・・お隣の円山公園や料理屋いもぼうさんの所にも
  



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船形万燈籠のお寺「西方寺」さんから程近い西賀茂山麗にある「正伝寺」(しょうでんじ)さん
小堀遠州作庭の七五三調に刈り込ま れたサツキの庭園越しに見る比叡山借景が有名なお寺
車がないとややアクセスが悪いので訪れる観光客は少ないですが杉並木の清々しい参道や静かな庭園に
一時暑さを忘れ穏やかな時が流れるのを感じることができます。
  
竹林が続く山道の石段を上る、やがて杉並木の参道、上りきると本堂

入口の左手に”拝観二打”と書かれた銅鑼があり
2回程鳴らすと奥から住職さんらしき方が出てこられ・・・
  
”入って左側の机の上に団扇がありますから使って下さい~”と優しい気遣い
確かに山道を歩いて来たので暑い
  
白壁越しの奥に見えるのが比叡山、白砂とサツキの刈り込みだけの獅子の児渡しの庭

本堂は伏見城本丸御殿の1部が移築されたものと伝わり
廊下の天井は伏見城落城の際の血痕が残った血天井としても知られています。
  
山門の横では百日紅が鮮やかに咲いていました。
  



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京都の風物詩の1つ「五山の送り火」は東山の大文字、松ケ崎の妙・法
西賀茂の船形、衣笠の左大文字、嵯峨の鳥居形と5ヶ所6つの送り火が行われますが
鳥居形以外は、各山の麓にある寺院の宗教行事も大きく関わっています。

その中の1つ船形の行事を行う船山東山麗にある「西方寺」(さいほうじ)さん
正式には「船形万燈籠送り火」(ふながたまんとうろうおくりび)と呼ばれるそうですが
西方寺開山の慈覚大師円仁が、唐からの帰路で暴風雨に遭い南無阿弥陀仏を唱えたところ
船は全壊したものの無事帰還できたことから船形に象られたという逸話に由来するそうで
お寺では護摩木の受け付けが行われ、船山で万燈籠(送り火)が点火されます。
送り火の後には六斎念仏という鉦や太鼓を使い念仏を唱える古典的な行事も行われるそうです。

北大路魯山人や太田垣蓮月(おおたがきれんげつ)のお墓があることでも有名
西賀茂にある静かなお寺ですがお墓詣りや大文字の時期には沢山の人で賑わいます。
  
因みに墓地には北大路家之墓という墓石が沢山あり魯山人さんのお墓はその中の1つ
上賀茂神社の社家に生まれた魯山人、生誕碑は大田神社前に建っています。



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8月4日~13日まで行われていた「京の七夕」、アップが遅くなりましたが載せてみます。
3年程前から始まったこの行事、旧暦の7月7日辺りに合わせ堀川遊歩道沿いと鴨川沿いの2つに会場を設け
七夕にちなんだ光の飾り付けやライトアップ、イベント等が行われます。
御池通~四条通近辺の鴨川会場では川沿いの笹にLED電球を使った光の装飾や短冊が飾り付けられ
くす玉や吹き流しなどのコーナーなどもできて、夏の夜を美しく彩っていました。

夜になっても蒸し暑さ全開の京都ですが沢山の人が出てました

  
丸く編まれた竹かごに風鈴を入れLEDで明かりを灯す光のオブジェ風鈴灯

川床の提灯と光の飾りが良い感じ
  

    
川の中では7時~と8時~の2回、友禅流しの実演が行われます。


  
堀川会場まで行こうかと思いましたが、暑さと人の多さに疲れそこまで元気が出ずあえなく鴨川会場にて撃沈

三条大橋のスタバに向かうも満席そりゃそうだ



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御池通から柳馬場通を入り少し下がった路地奥にあるカフェ「火裏蓮花」(かりれんげ)さん
京都らしいロケーション、かくれ家的な京町屋の雰囲気が良い感じです。
珍しい店名ですが中国の故事に因んだ”逆境の中でも美しく強く咲く花”という意味だとか
店内は本を読みながらくつろげるようになっています。
壁を向いたカウンターはおひとり様用?気楽に入れていいですね。

定番ランチメニューの『懐かしいチルチルのBピラフ』は
見た目はビーフストロガノフの様な感じですが
バターライスには照り焼きチキンやきのこが入ったドミグラスソースがかかっています。
ソースの濃くが何とも言えない不思議な美味しさ!
  
昔あったチルチルさんという喫茶店の一番人気のメニューだったらしい
雑誌でよく紹介されている『黒糖炭焼珈琲ゼリーのアイスパフェ』
  
営業時間が不規則&休みが不定休なので空いていればラッキーというところ
Bピラフはランチタイム以外でも単品オーダーできるので遅くなったお昼にも



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すだれ越しにかけられた同素材の風情ある風鈴、少し高めの軽やかな音を奏でていました
通りかかった細い路地の日陰になんだかほっとする・・・



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京都府北部は与謝野町まで行って来ました京都市内からはかなり距離がありますが天橋立から車で10分程の所
与謝野晶子の”与謝野”という姓はこの地に由来しています。
夏のひまわり畑が有名で15万本という数の多さに圧倒されます
  
見渡す限りのひまわり、ひまわり、ひまわり~そういう名前の古い映画がありましたね~悲しい話だけど・・・

今がちょうど満開という感じ
  
やや雲の多い青空でしたが、夏らしい風景が広がっていました。

珍しい品種も・・・ゴッホの絵にでてきそうなひまわり
  
ライ麦畑でつかまえて・・・じゃなくって!ひまわり畑でつかまえて

これこそ王道!へのへのもへじ案山子。 ↓かめんライダーに必ずなれます!(笑)
   
畑の中は迷路のようになっていて、一度入るとなかなか出てこれない

『京の七夕』ともコラボしています。   何故かキューリジャパン
  



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