ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

砥崎

2013-05-21 05:00:00 | 田舎

昨日の朝、NHKの『あまちゃん』を見る前にテレビを点けていたら、NHKが橋杭岩の隣の弘法湯を取材していました。前日から大きなアンテナを載せた車が弘法湯に停まってるとは思っていましたが、NHKの取材だとは思っていませんでした。朝の連ドラ、前の作品よりずっと面白いので毎日見ていた(このごろあまり面白くない)のでこの放送を見ることが出来たのですが、きっと和歌山だけの放送だったのでしょうね。

高浜トンネルから串本方面へ東雨、高富の集落を越え、42号線にしては長い直線道路を走ると次の曲がり角に弘法大師の青い像があります。ここには二色と言う集落があり、その集落のための津波からの避難階段が、普通山の方へ造られているのに、ここでは海の方へと造られています。国道より海側に小さな半島となった山があるのです。3年ほど前にその避難路を登ったことがありましたが当時は行き止まりでした、今は新たに階段も設けられているので、ずっと奥まで行けることでしょう。

             

私の持っている地図にこの半島の何処かに丹敷戸畔の墓があると言うので探してみることにしたのですが、地図上にプロットしていないのでいったい何処にあるのか見当もつきません。山に登るのか、海沿いを歩くのかも分からないのです。取り敢えず42号線から海側に外れて車を停めました。そして海側をずっと歩いて行くことにしました。

             

袋湾を左手に見ながら、先へと歩きます。この半島を砥崎と呼んでいます。正面にせり出した山がありますが、それを袋の緒のように見立ててこの湾を袋と呼んでいるのでしょう。こちら側を向袋とも呼んでいます。

こちら側は浅いのですが、少し沖に出ると深くなっています。船釣りやダイビングの船が行き来します。その港が山の左側の家並みが並ぶところ、昔はこの辺りに軍事施設があったようです。

       

どんどんと先は進みますが、墓らしきものは見当たりません。

             

人家を過ぎると道も無くなり、もうこうなってくると、何処かエエところは無いかと釣り場探しです。この先は深くなっているので何か釣れるかも知れませんが、釣りをした痕跡がありません。42号線脇の袋の波止場ではアジ釣りやイカ釣りが盛んなので、この辺りにもアオリイカは居ると思います。

             

半島の山に向かって聳え立つ岩、こういう岩は須江崎の岩と似ていますが、形状が小さいのでもっと歩き難いです。

             

ここは何か植物が生えていたのですね。放射能に汚染された跡の廃墟のようで気味が悪いです。

             

どんどん先へと歩いていると、見つけました。オキアミの袋です。誰かがここで釣りをしたという証拠ですが、袋を持ち帰らないとは不届きな釣り人です。

             

ここでも同じような岩が並んでいますが、海は釣りが出来るほど深そうではありません。

             

30分ほど歩いて先端までやってきました。こちらは西側、こちらでも同じような岩が並んでいます。よく見るとみんな西の方に傾いていて、決して山の方に傾いているのではありません。須江の岩はどっち向いて傾いていたのか、ひょっとすると同じ向きに傾いているのかも知れません。今度行った時確認しておこうと思いますが、磯の先端に行くとどちらが西か南か、とても判り難いのです。

             

この砥崎の西側の入り口はゲートボール場になっていて、そこからこの先まで歩いて来れるのかどうか分からないので、一周回らずに引き返すことにしました。先端からは上浦の港や串本の西側の街並み、馬坂を見ることが出来ます。

             

物凄く小さいので判り難いのですが、中央の少しだけ頭を覗かせた山の下の部分が新しい串本病院のあるところ、その左横2cmぐらいの山、コンクリートで一部塗り固められている部分の下が、よく釣りをしているのを見かける袋の波止場です。

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