ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

紀伊田原駅

2013-05-07 05:00:00 | 田舎

串本町内にあるJRの駅は西から和深・田子・田並・紀伊有田・串本・紀伊姫・古座・紀伊田原と合計7つあり、紀伊姫駅は勿論のこと、串本駅以西の4つの駅は紹介してきました。今回紀伊田原駅を記事にするので、残るは古座駅と串本駅の二つ、どちらも駅員がいる駅なので簡単にホームに上がることは出来ません。まぁ串本駅のホームには何度も上がっているのですが、駅を紹介するような写真を撮った覚えがありません。古座駅にしても大昔に一度載せたことがあるのですが、今でも拙いのにその上をいく拙さ、いずれにせよ串本駅も古座駅も性根を入れて取材しなければなりますまい。

             

熊野古道・大辺路を尋ねるウォーキングを楽しんでいる私ですが、どうも42号線を歩くのは苦手です。紀伊田原から紀伊浦神まではおそらく4km以上あり、大辺路は清水峠へ分け入る道までその殆どを42号線上に重なっているのです。それでも紀伊浦神駅を紹介したのですから、紀伊田原駅を飛ばすわけにはいきません。一応紀伊田原駅を見てみようと清水峠からの帰りに寄ってみました。

紀伊田原は「たわら」と読むのではなく、「たはら」と読むようですが、「は」は往々にして「わ」と読むことがあるので、「たわら」と呼んでもいいのかも知れません。でもひらがなで書くと「たはら」なのです。

             

ところが紀伊田原駅って何処にあるのか、山の方へ歩いて行っても線路も無いし、駅もありそうには見えません。結局この日は駅を見つけることが出来ず、一旦家に帰って地図を見て、違う日に出直したのでした。山の方へ歩けば線路に到着すると思っていた山は、線路のある西の方の山では無く、南の方の山だったことが分かったのでした。

       

紀伊田原駅も電車が行き違いできるようになっています。こうして見ると単線の駅は田子駅と紀伊姫駅だけとなり、なんとそんな希少価値の有る(ひょっとしたら無い)駅がある地域に私は住んでいるのかと今更ながら愕然としているのです。3枚目の写真、駅構内に何故か新聞紙が敷かれており、何なん?と上を見上げてみると・・・

             

天井の蛍光灯にツバメの巣が造られています。新聞紙を敷いているということはツバメが飛んできて、フンを落とすからということなのでしょうが、この日ツバメを見たわけではありません。どう考えてもJRの職員がこの駅に新聞紙を敷いたとは思えないので、この付近の方が、床を汚さない、フンを踏まないようにとの配慮なのでしょう。

             

付近を歩いていると結構多くの民家があります。田並で見た南海沖地震では役に立ちそうにも無い津波避難施設がありました。姫地区にはこのような施設は無く、差別されているような気がしないわけでもありませんが、結局役に立たないのなら税金の無駄遣いに加担することもないし、必要もありません。

             

『FOR SALE』と書かれた空家、巨大津波が押し寄せれば飲み込まれることが確実なこの田原地区では買う人も居ないのでしょうが、随分おんぼろな家の割には屋根がやけに立派です。

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