先週、瓢ヶ岳に登っている最中、囓られたコウヤマキの球果が落ちているのが目につきました。
正体は食べられた形状からニホンリスであろうと思われます。
アカマツの球果をリスが囓ったあとはエビの尻尾と言われますがコウヤマキだとエビの尻尾のいう印象はあまりもてません...
コウヤマキはあまり見かける木ではないこともありコウヤマキの種子も食べるんだと思い急峻な尾根道を歩きました。
そんな時に先週、ある専門誌に書かれていた論文を思い出しました。
内容は西日本ではマツノザイセンチュウ病(松くい虫)によるマツの集団枯死がニホンリスの個体数に影響を与え激害地では絶滅の危機にあるということ。
岐阜県でもマツノザイセンチュウ病の影響でアカマツの枯死が目だっているところがありますので地域によってはリスが減っているのか?と思いながら読みました。
でも岐阜県はアカマツ以外にもリスが好む樹種が多くあるため森歩きをしているとよく出会う動物ですので絶滅しそうな雰囲気はありません。
アカマツとリスの関係を示す論文を読んでいて広葉樹ばかりになっても動物は守れないということも示しているな!と思いながら読みました。
以前にも徒然写真帳で私が触れた内容に近いようなことが書かれていたのでちょっと嬉しい内容の論文でした? → http://blog.goo.ne.jp/tsureduresyasinntyou/e/25b84b22f0ff558b43a1a3d34fe32b3a
そんなことを思いながら山歩きをしていたためか下前途中のヒノキ人工林でリスで出会いました!
先方は珍しく私の存在に気がついていなかったこともあり写真を撮ることことができました。
よくリスを見かけますが写真を撮ることができたので嬉しかったです!
でもリスが絶滅の危機となっている地域があるということを知ってしまった私にはちょっと複雑な気分でもありました。
やはり多様な森林が必要であることが大切なんですね。(管理人)
<リスに食べられたコウヤマキの球果>
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リスが甲殻類?????
リスの毛は木曽地方や下呂あたりでは毛を化膿止めの薬にしたそうです。
何だかすごい民間薬利用だと思いません?