徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

最晩秋の天生

2013-11-04 19:44:26 | Weblog
 今日は、間もなく雪の季節となる天生へ行ってきましたが目的は個人的に森を楽しむのでは無く久々のガイドです。
 昔はガイドとして天生を案内することが多かったですがガイドさんが増えてきたので地元では無い私の出番はなくガイドとして歩くことは無くなっているし意図的に身をひいています。
 それなのに何故、今回のガイドをすることになったかというと、依頼の内容がテレビ製作会社の音響を担当される方が効果音として利用する鳥の鳴き声の収録を手助けをするという特殊な内容だったからで、森と鳥の観察を普段から慣れ親しんでいる管理人なら「案内ができるだろう!」ということで、お鉢が回ってきたからです。
 といっても繁殖期が終わって地鳴きの世界ですので鳴き声の正体を全て明らかにするほどのスキルは私には無いという不安があり受けることを一瞬躊躇したのですが、テレビ製作のプロの方の案内をするということへの好奇心のほうが勝り受けることにしたのです。
 そしてガイド本番の今日の天生は紅葉も終わっていて、途中から雨も降り出すあいにくの天気ではあったこともあり訪れる人も少なかったし、雪の備え鳥も大半も里に下りたようで、いつもの天生と比較すると静でした。
 鳥は少ないとはいえ、私が鳥の鳴き声を楽しんでいる原生林やミズバショウ群生地のあたりではカラ類が主体の混生群がいてくれたし、時折アトリやツグミが上空を通過するという状況であったので、ホッとしました。
 実際に私が録音できた鳴き声の内、種を確認できた鳥は、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ(これは少し自信が無い・・・)コゲラ、アカゲラ、ゴジュウカラ、ツグミ、アトリです。
 雪の季節が迫っているためか予想していたより鳥の種数は少なく大半が里に下りたかな?といった印象です。
 下山後は録音した鳥の鳴き声を聞かせてもらったのですが、鳥の鳴き声はもちろんのこと、種がおちる音もしっかりと聞こえます。
 途中で雷鳴が響いた音に鳥の鳴き声が重なった音を聞いた時はこれはそごい!と思いました。
 あと、録音された音を聞いていた時に録音した場所が頭に浮かぶのは当然ですが、天生以外の晩秋のブナ林の情景が浮かんできました。
 これには私も少々驚くとともに、私は鳥の鳴き声を通じて森を楽しんでいたことを認識したのでした。
 この経験をこれから森を案内する時に活かせないかと帰りの車中で考えたのでした。
 これに特化すると視覚障害者の方にも森を楽しんでもらえないだろうか?と思います。
 ちょっと話が逸れますが私は森の中は静だというのは間違いだと思います。耳を澄ませば色々な音が聞こえてきて賑わしいと思っているのです。
 ただ、都会の雑踏のような騒音に苛つくといったことはありませんが!(管理人)


                      案内している合間に今日の天生の様子の写真を撮りました。
                      


                      


                      


                      




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