月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

中高生の自殺について

2006年11月30日 04時38分14秒 | 近況雑記
生活に疲れたとメモ残し…中2女子、飛び降り自殺?(読売新聞) - goo ニュース

大人になると、生活に疲れること・・・それこそ、もっともっと切羽詰まったレベルで疲れて、やりきれなくて、死にたくなることなんて、実にたくさんあるんですよね。

今年の、それもまさに「今」の私が、実はそうなのかもしれない。だけど、ここで死ぬわけにはいかないと踏ん張って、どうにかこうにか生きてます。一切皆苦の世の中で、何か光明を探して生きていくしかないのが人生ですからね。雨の後には、きっと「虹」が上がる・・・そう信じて進んでいくしかないと私は思っています。

平原綾香さんの「虹の予感」が大好きなのも、実はそのあたりの心理があるのかもしれません。もちろん歌詞の意味とは全然違うんですが(歌の内容的には「恋愛」です)、彼女の包み込むような温かい歌声と弦楽器のハーモニーに、いつか必ず良いことがあるよと、何か元気づけられるような気持ちになれるのです。

さてニュースの話に戻りますが、この女の子に何があったのか、何に死を決意させるほど疲れたのか、記事だけではよくわかりません。いじめかもしれないし、進路のことかもしれない。家庭環境かもしれない。将来に対する漠然とした不安かもしれない。

たった14年の生涯・・・それに自ら幕を下ろすことを決意したのが浅慮であったとは思えません。彼女なりに小さな心を押し潰すような思いで深慮し、下した決断だったんだと思います。それにしても、本当は残っていたであろう、その先70年、80年の「失われた人生」を思うと、あまりにも切ないです。

自殺は良くないよと諭すこと、命の大切さを訴えることが、この哀しい「自殺ブーム」の特効薬になるとは思えないのです。実際にこれだけの自殺者がいて、学校もある程度は力を入れて「命の尊さ」を教えようとしていることでしょう。世の中には生きたくても生きられない人もいる・・・それこそ耳にタコが出来るほどに、学生さんたちは聞かされているでしょう。連日新聞には、識者が若者に自殺を思いとどまるよう呼びかけるメッセージが掲載されています。それでもなお・・・自殺が一向に減らないことはその証左です。

もちろんマスコミが報道するから、連鎖的に増える側面もあるでしょう。かつての「ユッコシンドローム」・・・岡田有希子さんの自殺に端を発した、若者の後追い自殺現象を思い起こします。報道というのは、漠然と自殺を考えている若者を後押ししてしまう、トリガーを引かせてしまう側面も確かにあると思います。ただ報道を抑制したところで、自殺したい気持ちをもった若者がいる限り、多かれ少なかれ自殺者は出てしまいます。必要なのは「自殺を考えている若者」をなくすこと・・・つまり自殺を考えなくて済むようにさせることです。

それにはどうすれば良いか・・・そんな漠然とした疑問には、「社会全体が幸せになる」ために努力するしかないという、なおさら漠然とした答えしか残されていないのが現実です。21世紀は光り輝く時代だと思わされていた「20世紀人」である我々に突きつけられた、重い課題なのかもしれません。

今回は、なんだか私らしくない重い日記ですが、いま気分的にかなり滅入っているので、そういうときにこういう切ないニュースを見ると、なんだかますます滅入ってしまいますね。思わず何か書かずにはいられませんでした。

※今回の記事はミクシィの日記で書いた内容をそのまま転載しました。ちょっとこのブログらしからぬ内容で申し訳ありません。

紅白にあーや出場決定

2006年11月29日 16時38分54秒 | 平原綾香
☆第57回NHK紅白歌合戦 出場歌手決まる

ちょっと多忙のため、簡単な更新になってしまいますが、とりあえず正式に決まってホッとしました。

あれだけNHKの仕事をしてるんだから、出るに決まってる!とは思いつつも、なかなか正式発表があるまでは不安だったのです。やっぱりトリノ五輪絡みで「誓い」が濃厚ですかね。「CHRISTMAS LIST」は時期的におそらく却下(クリスマス終わってるもん)・・・ノンタイアップの「」は弱いかなぁ・・・となると、NHK絡みで「Voyagers」(「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」の主題歌なので)もあるかな。知名度的に&今年ミリオン達成ってことで、また「Jupiter」だったりして(^^);

まぁ何にしても、あーやの紅白出場は嬉しい限り。ここ数年まともに紅白を観ることすらありませんでしたが、今年は贔屓の歌手がいるので楽しみです。紅白が楽しみなのは、数年前に出た再結成ゴダイゴ以来かな。

あとの問題は、こちらで触れた通り・・・さて、どうしよう(^^); すべて完璧に録画しておきたい番組だから、困ったものですね(汗)

「マンマ・ミーア!」福岡公演決定!

2006年11月28日 01時24分33秒 | ミュージカル/演劇
『マンマ・ミーア!』福岡公演が決定しました(劇団四季)

ABBA~~~!!!

そろそろ来るかな?まだ来ないかな?と何年も思い続けていた「マンマ・ミーア!」が、ようやく福岡で上演されることが決定しました!

「アイーダ」の売れ行きなどを見ると、そろそろ福岡シティ劇場そのものが危ないんじゃないかとさえ思っていましたので、この作品のロングラン上演決定は本当に嬉しいです。東京~大阪公演は行けなかったので、作品を観るのも初めてなんです。

今度の公演こそ成功して、福岡に本当の意味で劇団四季が根付いて欲しいなぁ・・・私はこの劇団のやり方など、決して100%肯定ではないものの、好きな作品が多いことも事実なんです。福岡に劇場がなくなってしまったら、観る機会そのものがぐっと減ってしまいますからね。

※追記
たったいま届いた毎日新聞朝刊に製作発表会の模様が写真入りで掲載されていました。それによると公演は5/19から。浅利代表「福岡ではライオンキングの700回を上回るヒットになると信じています」とのコメント。写真には芝清道さんの姿も・・・キャストチェンジがなければ、久しぶりに彼の舞台を観られることになり、彼の大ファンとしては幸せです。

のだめカンタービレ (1)

2006年11月27日 09時05分10秒 | 漫画(藤子以外)
数日前にアマゾンから到着しながらも、まだ読んでなかったんですが、仕事を始める前にちょっとだけ、と思って読んでみたら・・・・・・

めっちゃくちゃ面白かったデス!

どう見ても若い人向けの漫画なので(ワシ、どんなオジンやねん)、なんとな~く、読む前は私の好きそうな系統の作品には思えなかったんですが、すっごくツボにハマってしまいました。この「のだめ」ってキャラが、あまりにも面白すぎ(笑)。なんだ「野田恵」で「のだめ」だったのか・・・変なタイトルだなぁと思ってたんですが、やっと謎が氷解しました(^^);

なんか、音大が舞台だということで、前にあーや(ご存じのように現役音大生)がラジオで少し語ってたんですよね。それで少し興味を持ったわけですが・・・こんなに面白いとは思ってもみませんでした。人気があるのもわかります。

ドラマ化とかアニメ化とか書いてるけど、作品を知らなかったので完全にノーチェックでした。ドラマではのだめ宅のゴミとか、どの程度まで再現されてたんだろうか(笑)。なんというか、ちょっとだけ「お茶の間」(漫画の)みたいな雰囲気もありますかね。

あぁ・・・また続きの巻を大人買いしてしまいそう(笑)
※追記・・・とりあえず6巻まで(したんかい

二ノ宮知子 著
のだめカンタービレ(1)
講談社
詳細

天下無敵のお嬢さま!(2) けやき御殿のふしぎな客人

2006年11月27日 06時12分05秒 | 本(漫画以外)
先日の記事で取り上げた第1巻に引き続き、第2巻も読んでみました。

うん、やっぱりこのシリーズって結構面白いです。少なくとも私の好みにはピッタリ合った作品です。

ここでカミングアウト(大げさな)しますが、私は結構「ファンタジー」や「SF」という分野は昔から苦手なんですよ(^^);

ジブリの「天空の城ラピュタ」や「千と千尋の神隠し」、あと藤子SF短篇が好きだとか書きながら、何を言ってるんだと思われそうですが、いわゆる「ハリーポッター」や「指輪物語」、それから「スターウォーズ」など、その系統のお話や映画が苦手なんです。なんだか状況把握がうまく出来ず、どうしても読み続ける&見続けることが出来ないのです。ジブリ映画でも「ハウルの動く城」は私には全く受け付けられませんでした。

ところが・・・「不思議なお話」は大好きなんです。ここまで書くと、このブログをご愛読頂いている皆様(笑)には、お分かり頂けるでしょう。・・・そう、私の好きなのは「ファンタジー」でも「サイエンス・フィクション」でもなく、「少し不思議な物語」なんです。この要素は逆に「ファンタジー」にも「SF」にも備わっているものです。

少し=S」「不思議=F」で「SF」なんだと提唱したのは、藤子・F・不二雄先生ですが、小学生の頃、「ドラえもん」のタイムマシンや宇宙などのお話は「SF」と呼ばれていて、これらは大好きなのに、「スターウォーズ」や「ガンダム」のような、同じ「SF」と呼ばれてる作品が好きになれないのは、どうしてなんだろう?という素朴な疑問を解き明かしてくれたのが、この「少し不思議=SF」という概念でした。(言うまでもなく藤子先生は、本来のSF=サイエンスフィクションへの造詣も深い人ですが、これらの要素をかみ砕き、SFというものに何か抵抗のある私のような読者にも「少し不思議」として、わかりやすく与えてくれたのです)

要するに「日常」という「」に足がついていないと、私にはダメなんですね。近未来SFともいえる「ふたつのスピカ」だって、普通の高校生と何も変わらない日常が繰り広げられているから、入りやすかったんだと思います。他に「ぼくの地球を守って」という名作も、最初は少し戸惑ったものの、読み進めるうち次第に作品世界が理解でき、そうなると面白くなり始めたりもしました。

~~~~余談のコーナー
もちろん、ファンタジーやSFが全く駄目というわけではなく、読み進めて作品世界に「入り込む」ことさえ成功すれば、あとはすんなり好きになれることもあります。ゲームになりますけど「ドラゴンクエスト」シリーズなんて、魔法は使うし魔物も出てくるし、いわばバリバリのファンタジーなのに、そのストーリーを含めて大好きだったりします。でも「ファイナルファンタジー」は、いまだに入ることが出来ておりません。つまり、その入り口の「」が非常に狭いというわけです。実をいうと「千と千尋」だって、作品世界を理解するには少し時間がかかりました。ところが何度か観ているうち、千尋やカオナシの気持ちなどが、あるときストンと心に落ちたのです。それからは大好きな作品になりました。でも「ハウル」はいまだに、ハウルもソフィーも荒れ地の魔女も理解できておりません(^^);
~~~~~~~~

えー、例によって前置きが長くなりましたが(笑)、この「天下無敵のお嬢さま!」シリーズは、はっきり言ってしまえばファンタジー的な要素を持った作品です。第2巻は突然SF的な要素まで出てきて、一瞬「えっ?」と思いましたが、意外に引っかかることもなく、すんなり読破することが出来ました。

おそらく前述したような意味で、私が入り込みやすかった要素がたくさんあったのでしょう。まず舞台が現代の日本という、しっかり地面に足のついた場所で、物語が展開されること。それからキャラクターの作り方がとても上手いのです。読んでいるうち、菜奈も芽衣もメリーさんも、登場人物の心情に共感し、すぐに好きになれたのです。

大人になってしまうと、子どもの世界なんて一種のファンタジーです。自分もかつて子どもだったくせに、その頃のことは忘れてしまっています。もちろん世代間で流行も学校で教えられる内容も全く違いますから、今の子どもが好きなことを100%理解できないのは当然です。でも、時間が流れても変わらない、普遍的な子どもの世界というのは、いつの時代にも必ず存在しているはずなんです。

「天下無敵のお嬢さま!」で描かれているのは、現代の子どもです。携帯電話だって持っているし、主人公の菜奈ちゃんは美少年が好きだし(笑)。だけど、どこか、私たちが子どもの頃に見た原風景的な懐かしさも感じるのです。これは言ってみれば「のび太たちの日常」に通じる面があるのかもしれません。

それに加えて、子どもたち、大人たち、それぞれの悩みもきちんと描かれています。

芽衣のお父さんは行方不明だし、お母さんは事故で意識不明のまま長く入院中。それで叔母さん(メリーさん)と暮らしているという、結構シビアな状況です。実際に登場の頃は、少し影を帯びたところがある女の子でした(それで菜奈が男の子と間違えて恋をしたわけですけど)。ところが菜奈たちと出会うことで、実は笑い上戸であったりといった本来の性格にも、次第に光が差してくるようになります。

主人公の菜奈も、お金持ちのお嬢さまでありながら、親戚がみんな通っている名門私立ではなく、何故か公立小学校に行っていたりします。弟の玲児は、そんな姉を「えせお嬢さま」なんて呼んでいて、第1巻の彼女はそんな弟を結構フワフワとかわしていますけど、第2巻では「自分なんていなくなっても誰も困らないんじゃないか」とまで思い詰めてしまうなど、普段はモノローグ(お話の語り手が彼女自身)でも、結構ストイックな子どもなのに、今回は色々な事件を経て、弟に吸い取られてしまった母の愛に飢えるような心情も描かれています。このあたりは、女性作者ならではの「母親的な温かさ」を感じました。

メリーさんだって、かつては○○○○○ーだったという過去があります(未読の方のために伏せます)。まだ物語では明かされていませんが、何か理由があって、それを引退したのかもしれません。芽衣の母親のお姉さんでもありますが、考えてみると少し不思議な存在でもあります。この後の巻で、彼女自身のことをもっと詳しく描かれていくのか、あくまで子どもたちを見守る立場として一歩引いた存在のままなのかはわかりません。

うーん・・・今回はレビューだか何だかわからない内容になってしまいましたが(笑)、このシリーズは今後も楽しみに読んでいきたいと思います。

私は、児童文学からは長い間離れていましたが、これは別に「子どもの読む本だから」などとバカにしていたわけではなく、単に読む機会がなかっただけです。今回も、たまたま好きな漫画家のこうの史代先生が挿絵を描いていたというキッカケがあって、この作品を知ることが出来たのですが、そうでなかったら、一生作品を知らないままだったと思います。

私は児童漫画の代表格である「ドラえもん」を含め、子ども向けに書かれた作品を読むことに何の抵抗もありませんし、読みもせずに「子ども向けじゃん」とバカにする人には、前から腹を立てたりもしていました(笑)。

もちろん、まだ物語を作る技術も稚拙な「子どもの書いた話」を読むのはキツいですよ(笑)。だけど、児童文学は「子ども向けに」書かれているだけであって、書いたのは当然大人なんです。これはもちろん漫画だって同じです。子ども向けの作品は、大人向けに書くよりも、書き手としては遙かに難しいのです。決して卑下されるいわれはないと考えております。

大人向けに書かれた「小難しい本」(うちの本棚にある本を母はよくこう呼ぶんです)だけを読んでいると、なかなか気付くことの出来ないようなことを、ある日子ども向けに書かれた作品を読んで「ハッ」となることって、確かにあるんですよ。今回取り上げた作品の第2巻で主人公が感じる「自分なんていなくなっても・・・」という何気ない悩みは、結局これを煎じ詰めていくと、昨今の子どもの自殺問題にも通じることですからね。菜奈のように、周りに支え合える友だち、親、兄弟、先生などがいれば良いんですが、実際には、そういう存在がいなくて悩む子どもも多いんだろうなと・・・そういうことも考えさせられました。

名作ドラマ「彼女たちの時代」でも、30歳を数年後に控えた主人公の深美(深津絵里さんが演じてます)が、冒頭で同様のことをモノローグで呟きます。これは決して、大人だけが感じる寂寞ではなくなってるのが現代社会なんです。自殺しようとする人の根本にあるのは、結局は自己存在の否定なんです。「自分がいなくなっても誰も困らない=自分という存在を消しても構わない」という考えに至らせてしまう(特に子どもに)のが大きな問題なんです。「いじめをなくす」の一言だけで片が付くとも思えません。自殺する人に、誰かが自分を必要としている=かけがえのない自分の肯定意識が欠落してしまっていること、そうさせてしまう社会の構造に問題があるのではないかと思います。

ちょっと(かなり)話がズレてしまいましたが、つまり児童文学を読んで、そんなことまで考えを及ばせてしまうこともあるということです(^^);

これからは、何か子ども向けに書かれたお話を、他にも探して読んでみようかなと思いました。自分でもいずれは書いてみたいですしね・・・そう・・・かつては児童漫画家を志していたこともあったのです。絵が下手で断念しましたけど(笑)。


作: 濱野京子/画: こうの史代
天下無敵のお嬢さま!〈2〉
けやき御殿のふしぎな客人

童心社
詳細

アイーダ=マルシア???

2006年11月27日 04時03分15秒 | ミュージカル/演劇
とあるところで、タイトルのような情報を目にいたしまして、四季公式サイトのキャストボックスを覗いてみたのでありました。

アイーダ  濱田めぐみ  マルシア

・・・マジっすか(@@)

なんか検索してみると、既に色々なところで話題にはなっていたようです。私はといえば、ここ最近はあーやに心奪われておりましたので、それほど四季情報をチェックすることもなく、11/24昼公演は濱田めぐみさんだな、という情報だけを確認し、安心して出かけていったのでありました。パンフレットは1冊持っておりますので、先日の公演では購入しておりませんでしたが、もしかすると最新の版では、キャストプロフィールに既に彼女が掲載されていたのかもしれません。

どうやら11/25の公演でデビューしたそうで・・・ニアミスですか(汗)

あいにく、私はマルシアさんといえば「ふりむけばヨコハマ」くらいしか存じ上げておりません。あと、大鶴義丹さんと結婚し、離婚されたということと・・・「レ・ミゼラブル」にも確か出演されていたんでしたかね。だから、アイーダ役としての彼女の良し悪しなどは、全く申し上げようがありません。

上の「ニアミス」とは、おそらく先日の公演が、福岡で観る「アイーダ」としては最後になるので、めぐみさんが見られて良かったな、ということです。そして、劇団四季もいわゆる「芸能人」を起用するようになったんだな、という感想だけをもちました。現時点ではマルシアさんの演じるアイーダを、肯定も否定もする材料を持ち合わせておりませんからね。

「アイーダ」は、先日の公演でも客席は、特に2階などガラガラでした。これはここ近年の福岡シティ劇場の傾向でもあります。だからと言って「芸能人を使えば客寄せになる」などという、いわば客寄せパンダ志向で彼女を起用したのではないこと、マルシアさんの実力を十分見極めた上での起用であったことを、それだけは願いたいものであります。

念のため申し上げておきますと、私は何も、芸能人や歌手として活躍していた人を四季が起用することそのものに懸念を抱いているわけではありません。四季で活躍している元歌手で有名な人といえば、飯野おさみさん荒川務さんなどがいますし、過去にはもんたよしのりさんも出演していました。最近では吉沢梨絵さんはピコ役などで大活躍されていますし、まだ私は実際に舞台で観る機会がないものの、以前「MUSIC FAIR21」で聴いた彼女の歌声はとても素敵で、好感を持ちました。3月の「夢から醒めた夢」福岡公演で拝見するのが今から楽しみです。

また改めてレビューを書くつもりですが、今回「アイーダ」を観て感じたことは、この作品のタイトルロールというのは、大変な難役だなということです。四季の女優さんの中でも、この役を「演じきることの出来る人」(「演じている人」ではありません。それなら何人かいます)は・・・めぐみさんを除いて、そういないと思います。日本の舞台女優さん全体で見ても、どのくらいいるでしょうか・・・

オリジナルキャストは「ライオン・キング」でナラ役を演じたHeather Headleyさんです。彼女はものすごいパワーのある歌声の方で、私はCDでしか聴いておりませんが、圧倒されてしまいました。めぐみさんも日本版ナラのオリジナルキャストで、同役を大変力強く演じましたが、歌声のパワー「だけ」で比較するなら、Headleyさんには遠く及びません。ただ、めぐみさんは別のアプローチも加わって、素晴らしい日本独自のナラやアイーダを作り上げていますが、この点はまた別の機会に・・・

そのような難役を、はたして舞台実績が「豊富」とは言い難いマルシアさんで、務まるのかどうか・・・少なくとも「歌が上手い」だけでは、到底演じられる役柄ではないのですよ。

・・・えーと、本当はこの後に長々と文章が続くところだったんですが、マルシアさんの話とどんどんズレてしまうので、またレビューで改めて書きます。

恩田美栄さん銅メダル!!

2006年11月26日 16時47分20秒 | スポーツ
恩田が3位=マイヤーが初優勝-フィギュアGPロシア杯(時事通信) - goo ニュース

先程の記事を書いてる途中で、ニュースでフリーの結果を知りました。あくまでSPを観た時点での感想だったので、特に手を加えずそのままアップしたのですが・・・私の見る目のなさ露呈してしまいました(笑)。

なんと恩田美栄さん大逆転の3位ですよ!
「メダルを賭けた争いに届くことすら難しそうです」なんて書いちゃってごめんなさい(^^); どうやらフリーでは、なんと2位だったそうで、これは演技を観るのが楽しみですね。ようやく本領発揮し始めたのに、やっぱりここで引退はもったいない気もします。ご本人も引退の撤回を匂わす発言もされているようですが、私としてもぜひ続けて欲しいですね。

それにしてもスゴイなぁ・・・日本人選手、5大会連続メダルじゃないですか!

サラ・マイアーさんは見事に逆転優勝!中国杯優勝のシェベシュチェンさんが意外にもフリーが5位に転落・・・とは言ってもSP1位ですから、総合では銀メダル、合計28ポイントと美姫ちゃんに並び、GPファイナル進出確定です。

澤田亜紀さんは、なんと5位と大健闘!中国杯でSPが4位だったのに、結果8位に転落してしまったのとは対照的に、今回はSP7位から美栄さんともども勝ち上がってきました。とてもキュートな魅力がある選手だと思うので、今後の活躍に大いに期待したいです。

全くもってフィギュアは、最後まで何があるかわかりません。あーやの名曲「誓い」の「あきらめないから」というフレーズが頭に浮かびました。

ところで、マイアーさんのGPファイナル進出について、上のリンク先の記事には

マイヤーはスケートアメリカで4位に終わったのが響いて、グランプリファイナルへの出場権は獲得できなかった。

とあるんですが、こちらの別の記事(スポニチ)では、

優勝したサラ・マイアー(22)と2位のユリア・シェベシュチェン(25)が上位6人によるGPファイナル出場を決めた。

とあって、全く正反対なんですが、一体どっちが正しいんでしょう(^^);

スポニチの特集サイトには解説があって、

ポイントが並んだ場合は(1)出場試合の最高順位(2)出場試合の合計得点(3)試合数の少ない選手――で最終順位が決まる。ロシア杯を制しポイントを24としたマイアーが代表に決まった理由は(1)でマイズナーを(2)でロシェットを上回るため。NHK杯で日本選手2人に成績で抜かれても、6位以内を確保できる。

ということなので、こちらが正しいのだと思います。ダメじゃん時事通信(笑)。

ロシア大会SP雑感

2006年11月26日 16時20分32秒 | スポーツ
今大会は、ここ福岡では地上波での放送なし・・・おいKBC

まぁ、確かに今大会に関しては、報道する側も観る側も、少しテンションが下がり気味なのは分かります。今回出場の日本人3選手の中には、基本的にGPファイナルへの切符を持った人はいませんし、今季の恩田美栄さんは決して好調ではありませんから、メダルを賭けた争いに届くことすら難しそうです。

それ以前に、そこまでフィギュアに興味がない人なら、世界6大会を経てGPファイナルなんて、そんな長丁場をずーっと同じテンションで追い続けるというのも、結構一苦労ですからね(^^); それに以前の私なら、ここまで追いかけなかったでしょう。GPファイナルどころか、オリンピックだけで十分という程度でした。

でも今季から私は、フィギュアの魅力に完全に取りつかれました。村主章枝さんのような大好きな選手の応援はもちろん、若い選手の動向を今のうちからしっかり追いかけておけば、バンクーバーがますます楽しみになりますからね。それで、こうやってフィギュアブログを・・・(笑)。

ということで、昨日BS朝日で放送されたロシア大会・男女SPで、気になった選手について、簡単に書くことにします。

男子

柴田嶺(日本)12位
いきなり最下位発進は痛い(T_T) 柴田くんの持ち味はとにかく身体の柔らかさ。男子選手にしては珍しくビールマンスピンが出来るというのが特徴・・・なんですが、ジャンプが大きな課題です。3-3のコンビネーション、3ルッツと立て続けに失敗してしまいました。でもまだ19歳ですからね。ジャンプをどうにか克服してさえくれれば、持ち味のビールマンなどを生かして高得点に繋げると思うので、今後も頑張ってもらいたいです。
得点: 49.32点(T:24.62/P:25.70/減点1.00)

ジョニー・ウィアー(アメリカ)2位
全米選手権ではずっと優勝してるんですが、世界大会では2004年のNHK杯とフランス杯でそれぞれ優勝して以降、メダルを逃すことが多かったようです。カナダ大会では3位に入りました。今回も持ち前の優雅さと同時に力強さを打ち出してきました。3アクセル、3ルッツ-3トゥループのコンビネーションと立て続けに決めたものの、3フリップで両足着氷の可能性がありましたが、レベル4のスピンなど華麗に決め、SPは堂々の2位。フリーで逆転を目指します。GPファイナル進出を確実にするためには、優勝するしかありませんからね。(2位でも可能性は残ります)
得点: 75.10点(T:39.40/P:35.70)

ブライアン・ジュベール(フランス)1位
前回のフランス大会に続き、やっぱり007(^^); 背中にも「007」の文字・・・よほど、ジェームズ・ボンドがお好き?(笑)。相変わらず「バキューン」のポーズや、ボクサーのような動きをするシーンなど、笑わせてくれました(^^); この選手って、私としては笑えてしょうがないんですが、技術はすごいのです。今回はフランス大会と比べ、少し4-3ジャンプがスッキリとはいかず、3アクセルは乱れてしまうなど、やや精彩を欠いてはいたものの、高さ十分な3フリップも見事に決め、スピンやステップなども華麗にこなし、堂々の1位。GPファイナル進出どころか、連続優勝に王手をかけてきました。
得点: 77.70点(T:41.50/P:36.20)

女子

恩田美栄(日本)6位
カナダ大会の時も思ったのですが「春の海」という選曲が・・・やっぱりフィギュア向けではない気がします。最初のコンビネーション、3ルッツ-2トゥループから、転倒こそしなかったものの、かなり乱れてしまい、少し危なっかしく見えてしまいました。ただ、その後の3フリップ、スパイラルから入った2アクセルは見事に成功。ここでは拍手も起きました。コンビネーションスピンも決めて、前回のカナダより高い得点を出してきましたが結果は6位。非常に実力のある選手だけに、このままの状態で引退してしまうのは、とてももったいない気がするんですが、まずはフリーに全力投球して欲しいです。
得点: 45.56点(T:23.68/P:21.88)

澤田亜紀(日本)7位
3ルッツ-2トゥループのコンビネーション、3フリップと難なく決め、中国杯と比べて今回は、全体的に伸び伸びと滑っている印象を受けました。スパイラルのときの指の動きが可愛らしいです。残念なことにラスト近くの2アクセルで失敗(転倒はなし)、レイバックスピンでバランスを崩すなど、最後の最後で惜しいミスが続きましたが、美栄さんと全く同じ得点をマーク。技術点優先のため順位は一つ下になりましたが、なかなかの健闘だったと思います。インタビューで先輩の美栄さんを「よっちゃん」と呼んでいたのが印象的でした(笑)。
得点: 45.56点(T:22.96/P:22.60)

ユリア・シェベシュチェン(ハンガリー)1位
中国杯で優勝した彼女は、最初の3フリップを華麗に成功するも、次のコンビネーション3-2ジャンプで手をついてしまいました。ところがその後のスピン、スパイラル、2アクセルと見事に決め、後半はパワフルな動きでステップからレベル4のレイバックスピンまで、息もつかせぬ華麗な動き。見事1位を勝ち取りました。これは連続優勝も夢ではないかも!?
得点: 54.36点(T:29.80/P:24.56)

エレーナ・ソコロワ(ロシア)2位
佐野稔さんがファンだと語っていたソコロワさん(笑)。中国杯では7位とふるわなかったものの、今回は最初のコンビネーションで、あえて難度を下げて3トゥループ-2トゥループのコンビネーションを着実に成功。3ループからスパイラル、2アクセル、そしてステップ、スピンと、大きなミスをすることなく決めてきました。結果は2位。シェベシュチェンさんに一歩及ばなかったとはいえ、十分に逆転のチャンスは残っています。
得点: 52.08点(T:26.44/P:25.64)

サラ・マイアー(スイス)3位
アメリカ大会では惜しくもメダルを逃し4位でしたが、今回はメダルを賭けて奮闘しています。最初のコンビネーションの3ルッツ-2トゥループは鮮やかに成功。ところが次の3フリップは、回転不足でルッツになってるんじゃないかと、解説の伊藤みどりさんが指摘。こんな微妙なところは私のような素人にはわかりません(^^); その後は得意の華麗なスピンなどを確実に決めて、3位に入り込みました。フリーで逆転を目指します。
得点: 50.92点(T:25.88/P:25.04)

アリッサ・シズニー(アメリカ)8位
カナダ大会で4位だった彼女は、私は個人的に注目していた一人でした。ビールマンスピンがものすごくキレイなのです。ところが今大会ではジャンプで大失敗・・・得意のスピンからスタートし、ステップから3ルッツに入ったのですが、ここで突然失敗。次の2アクセルは成功させ、続いて伊藤みどりさんいわく「お手本のような」スパイラルを華麗に決めるも、次のコンビネーションで転倒・・・その後のレイバック~ビールマンのスピンは完璧だっただけに、ジャンプで2度もミスしてしまったのは本当に惜しい・・・フリーは頑張って欲しいです。
得点: 44.98点(T:21.90/P:24.08/減点1.00)

平原綾香ミニライブ in キャナルシティ博多

2006年11月25日 19時03分56秒 | 平原綾香
ということで、私の初めての生あーや体験。キャナルシティ博多において2006年11月24日に開催された「平原綾香ミニライブ」の模様をレポートしたいと思います。昨日、携帯からちょこちょこ更新していた内容と重複する部分もありますが、ご了承下さい。また、大部分はGaiaさんのBBSに書いたレポから一部を改変の上で転載しています。

あーやが登場する直前の、会場の様子です。古い携帯カメラのため画質が悪いですがご容赦を・・・

この後ろでは音楽に合わせて噴水が上がります。キャナルシティ博多の公式サイトによれば「世界初の装置を導入した、音楽に合わせて踊る噴水ダンシング・ウォーター』」というのだそうです(^^);

もちろん、あーやの写真を撮影することは禁止されていたので出来ませんでした。

今回のライブが行われた「キャナルシティ博多」とは、福岡市博多区住吉にある複合商業施設です。1996年にオープンして今年は10年目。ショッピングセンター、ホテル、映画館、アミューズメント施設、劇団四季専用劇場などが入っています。施設の南北にはキャナル=運河が流れ、それを中心にカラフルなビルが建てられています。

あーやのミニライブ会場となったのは、グランド・ハイアット・福岡の前に位置する「サンプラザステージ」です。ここでは普段から、世界のパフォーマーによるショーや、アーティストによるミニライブ等が随時開催されています。ホテルの向かい側にはキャナルシティオーパの建物があり、この1~4階からもサンプラザステージが見下ろせる構造になっています。

※お詫びと訂正
最初「2~4階」としていましたが、会場は「B1階」の扱いになるので、1~4階が正しいです。お詫びして訂正いたします。

私はこの日、劇団四季の「アイーダ」(13:30開演)を観ることになっていたので、12:45頃にキャナルシティに到着しました。そしてステージの目の前にあるウェンディーズで食事していたところ、13:10頃でしたか、後ろから突然「Jupiter」が聞こえてきたのです。なんと、あーやがリハーサルしていました。初めて目の前で見る「生あーや」に感動。しかし「アイーダ」の開演時刻も迫っていたため、あーやを見続けていたい気持ちを抑えて劇場の方へ向かったのでありました。聞くところによると、この後も18時の開演までに何度かリハーサルが行われ、その模様がRKBの番組でテレビ放送されていたそうです。まさか放送があるとは・・・録画しておけば良かった・・・(涙)

「アイーダ」が終わり、16:30頃、会場の前に戻ると、ステージでは何か催しが行われていました。中継用レールが敷かれ、テレビカメラも入っていました。このとき、そこにあーやがいたのかどうかは未確認です。ステージ周囲には結構人がいたのですが、一旦その場を離れて17時頃に戻るとガラガラになっており、レールの撤去作業等が行われていました。こりゃラッキー♪とばかりに最前列の良い場所を陣取って、開演を待つことにしました。

隣では、年季の入ったあーやファンらしき男性と学生さんらしき方が、あーやについて色々と話していました。もしかしてGaiaメンバー?と気になりましたが、声をかける勇気のない私は無関心を装いつつ(笑)、二人の話に密かに耳を傾けていました。学生さんが少しその場を離れたとき、男性が私に話しかけてくれました。簡単な会話を交わして、ファンサイトの話などをしていたとき、その男性は「もしかして月さん?」と、一瞬耳を疑うような言葉を口にされたのです。なんとGaiaさんのBBSでお世話になっていたヒロさんでした(^^); 当然お互いに顔も知らないのに何故わかったのか、いまだに不思議です。聞くところによると、ヒロさんは過去にも同様のことがあったそうで、もはやこれは canoさん(Gaiaさんの管理人さん)が言うように「Gaia探知機」が付いてるとしか思えません(笑)。

開演までの間、私とヒロさん、そして学生さんの3人で、色々なお話をさせて頂きましたが、その間にゾロゾロと・・・気がつけば黒山の人だかりが会場周辺に出来ておりました。さすがに「キャナルシティに平原綾香が来る」というのは、どうやら福岡でもビッグニュースだったらしく、私たちのようなファンはもちろんのこと、「Jupiter」しか知らないような方々も含めて、たくさん詰めかけてきたんだと思います。初めて目の当たりにする、あーやの「人気アーティスト」ぶりに嬉しくなってしまいました。この際だから、「Jupiter」以外も聴いてね♪特に「CHRISTMAS LIST」買ってね♪あーやファンになってね♪と、そのような念波を非ファンの方々に送り続けていた月でございました(^^);

開演時刻が近づくにつれ、人々はどんどん増えてきます。スタッフの「危険なので押さないで下さい」「写真撮影、録画、録音は禁止」といったアナウンスがしつこく繰り返されていました。ふと上を見上げると1~4階も既に人でいっぱい。ハイアットの上の方から見ている人もいます。なぜだか、こっちが緊張してきました(笑)。

開演時刻の18時前になりました。前述の「ダンシング・ウォーター」では、1時間おきに音楽が流れ、それに合わせて噴水が上がっているのですが、このときは、なんとホルストの「惑星」より「木星」が・・・。これから登場するあーやを迎えるような選曲に嬉しくなりました。少ししてピアニストの男性が先にステージに上がりました。

そして・・・・・・待ちに待ったあーや登場です。観客が集まっている部分を割って通路が空けられていて、ものものしい雰囲気でスタッフが警護する中、あーやがステージに向かって歩いて来ました。隣のヒロさんが「あーや!」と絶叫(笑)。沸き上がる拍手の中、ステージに到着したあーやは、ピアノの演奏に合わせて、まずは「Jupiter」を熱唱。先程のリハで少し聴いたとはいえ、あのときはバタバタでしたし、歌う姿は遠目にしか見えませんでしたが、今度は最前列かぶりつきという、まさに目の前!しかも、あの「Jupiter」!・・・たっぷりの声量で見事に歌い上げられ、私はあまりの素晴らしさに完全に放心状態・・・あーやが、観音様、菩薩様、ヴィーナス、ミューズが合わさったような神々しい姿に見えました(^^);

あーやの服装は、白いセーター(タートルネックだった気がしますが、記憶がおぼろげです)に、黒のスカート+タイツかな?巻きスカートっぽくも見えました。そして茶色のブーツを履いておられました。可愛いです。もうめちゃくちゃ可愛いです。可愛すぎます。ごめんなさい(笑)

「Jupiter」を歌い終わったあーやは、「こんなに人が集まってくれるとは思ってなかったので嬉しいです♪」と、本当に嬉しそうな表情で仰いました。あぁ・・・あなたは女神ですか(´∀`) 喜ばせて頂いたのはこっちですぅ~(>_<)/

新幹線で前日に福岡へ来たとのことでした。前日といえば京都で「ちちんぷいぷい」という関西ローカル番組の生中継があって、下鴨神社で「CHRISTMAS LIST」を歌ったのだそうです。それが終わってから新幹線に乗って、福岡なんぞへわざわざ来て下さったんですねぇ・・・もつ鍋を召し上がったそうです。あーやの好みは醤油味とのことです(笑)。

そして「私の大好きなクリスマスの曲」ということで「Have Yourself A Merry Little Christmas」を披露。タイトルは「Have You・・・Christmas」くらいしか覚えてなかったので、曲名は帰ってから調べました(^^); あーやってば、何を歌わせても完全に「自分の歌」にしちゃうから、本当にスゴイです。

その後はビッグニュースが・・・なんと年明けにニューアルバムを出すとのこと!イェ~イ♪ アルバムを作ってるという噂は耳にしてましたが、あーやの口からハッキリと語られたので、これは期待が高まります!

しかもそれだけではなく・・・そのアルバムに収録予定ということで、新曲「カムサ」を披露してくれたのです!(>_<)/ なんてサービス精神が旺盛なんでしょう~!作曲は「冬のソナタ」の人だそうです。「カムサ」は韓国語で「感謝」の意味で、結婚式で歌って欲しいと言われました。

次の曲は「明日」・・・私にとって思い入れの強いこの歌を、ここで生で聴けるとは・・・ちょっとヤバかったです。思わず目が潤みそうになりました。隣にヒロさんがいるので、ここはグッと我慢(^^);

ここでピアニストの方が、あーやに紹介された後、何故か退場。最後に歌った「CHRISTMAS LIST」はカラオケでありました。

「CHRISTMAS LIST」を歌う前、あーやは「寒い中ずっと立って聴いてくれて、ありがとうございます」と言ってくれました。そんなぁ~・・・こんな寒い中、素晴らしい歌を披露してくださって、こちらこそ本当にありがとうございますぅ~(T_T) どうぞ風邪など引かれませんように・・・

そしてフォスターの詞が大好きで共感しているということと、「みなさんがこの歌詞を聴いて、どう思われるかわかりませんが、きっと同じように思ってくれていると信じてます」というような趣旨のことを話されて、それから歌われました。以前のポップジャムで、なんとなく「CHRISTMAS LIST」が歌いづらそうに見えたんですが、他の曲は全てピアノ伴奏だったのに、この曲だけカラオケというのは、何か理由があるのかもしれません。どうやら前日の「ちちんぷいぷい」でもカラオケだったようですね。演奏はカラオケとはいえ、あーやの歌声は完璧でございました。

最後に「また来まーす!」と力強い一言・・・絶対に来てくださ~い♪

ライブが終わって、思わず私がヒロさんに言ったのは、「あーやって・・・本当に歌がうまいですね」という、あまりにも当たり前な言葉でした(^^); それしか言葉が浮かばないほどに、私の心はあーやのリアル歌声に魅了されてしまったのでありました。

これはもう一生ついて行くしかない!と、改めて決意を固めた素晴らしいライブでした。

※追記
参考までに、当日キャナルシティであーやを聴いたと思われる方のブログを探しましたので、勝手にリンク&可能なところへはTBさせて頂きます。もちろんファンの方とは限りませんが、いろんな方の率直な感想などが読めて嬉しかったです。

平原綾香(あつみ日記☆)
合宿 part3(宵待月)
エヴリーデー( ̄Д ̄)♪(ぐるぐるの丘)
天神のイルミネーション(雑念ジャン)
クリスマス・リスト(風水猫は黄色)
ナマ平原綾香(エビ人生)
※完全にオフの表情でフラフラと~!?(@@)ウルトラマンのマネ~!?(笑) 遭遇できた方、うらやましいです。

天下無敵のお嬢さま!(1) けやき御殿のメリーさん

2006年11月25日 11時36分26秒 | 本(漫画以外)
夕凪の街 桜の国」などで知られる漫画家・こうの史代先生が挿絵を描いておられるということで、前から少し気になってはいたんですが、例によってアマゾンでこうの先生の新刊を探してたら、このお話が2巻まで出ていたので、ちょっと買ってみることにしました。仮に自分に合わなくても、こうの先生の絵は大好きだし、まぁ、良いかなと軽い気持ちで・・・

そしたらこれが結構面白くて、今朝届いたんですけど、さっき布団の中で第1巻を一気に読了しました。児童文学の新作を読むなんて久しぶりです。もしかしたら中学生のとき以来かもしれません。

主人公の菜奈は自称「天下無敵のお嬢さま」。彼女は小学6年生。中国武術をたしなんでいるお金持ちのお嬢さんという設定で、物語は彼女が語り手となって進むのですが、終始お嬢さま口調でありながらも活発な女の子で、どこか憎めないキャラクターが魅力的です。

美少年好きな(笑)菜奈が、ハンサムな男の子と勘違い(このあたりの展開は少女漫画っぽいかも)して知り合った、のちに親友となる芽衣、そして芽衣のおば・通称「メリーさん」を中心に物語は展開します。「ゆうれい屋敷」と呼ばれている、けやきの木がある古い家に引っ越してきた芽衣とメリーさん。この家は菜奈によって「けやき御殿」と命名されます。けやき御殿を中心として、菜奈のいとこ・綾香(偶然あーやと同じ名前)の誘拐事件を解決していくのが、この第1巻の物語の中心になっています。

どうやら芽衣には何か秘密が隠されていそうです。事故に遭って意識不明のままになっている芽衣のお母さんのエピソードなど、少し不思議な要素も盛り込まれています。子どもならでは「良い子」でいなくてはならないというプレッシャーに対する悩みや葛藤、かつて子どもだった大人たちへの柔らかな視線などもあって、純粋にほのぼのとした読後感を味わうことが出来ました。

また、こうの先生の絵が作品にマッチしていて良いんです。こうの先生といえば「夕凪の街 桜の国」があまりにも有名で、基本的には大人向けの作品が多い人ですが、「こっこさん」というファミリー向けの名作もあります(以前、こちらで取り上げました)。温かみのある絵柄が児童向けのこの作品にもマッチしていて、この絵のままアニメ化しても面白いんじゃないかなと思いました(ただ、こうの先生の絵柄は、一枚絵としての魅力に溢れた画風ですから、この絵柄でアニメとして動くというイメージは、ちょっと今のところ掴みにくいかも)。

作者の濱野京子さんは、これがデビュー作なのだそうです。プロフィールによれば、1956年生まれと、私の母より少し若いくらいの年齢の方なんですが、1999年に毎日児童小説コンクールで優秀賞、2002年に同じく最優秀賞を取っています。50歳でデビュー作というのは、細々と小説を書く勉強をしている私にとっては希望の星です(笑)。

最後になりましたが、この本は「フォア文庫」として出ています。フォア文庫とは、岩崎書店、金の星社、童心社、理論社の4つの出版社が、子どもたちのための優れた本をという理念の元、協力出版して出している児童書のブランドです。私が小学生の頃、学校の図書室やクラスの書棚に、このフォア文庫がたくさん置いてあって、片っ端から読んでいました。基本的に漫画好きな子どもではありましたが、子ども向けの小説なども、このフォア文庫で度々読んでいました。今は内容はほとんど忘れてしまったものの「かぎばあさん」シリーズが好きだった覚えがありますし、「ガラスのうさぎ」という戦争の物語も読みました。他にも宮沢賢治などの名作もフォア文庫化されていて、このシリーズで読んでいた気がします。今もこのシリーズが続いていて、21世紀の子どもたちにも読み継がれていることは、とても嬉しく思います。


作: 濱野京子/画: こうの史代
天下無敵のお嬢さま!〈1〉
けやき御殿のメリーさん

童心社
詳細


※この日、一緒に買った志村貴子「青い花」(1) と二ノ宮知子「のだめカンタービレ」(1) も到着しました。「のだめ・・・」は最近の人気作品なので、ちょっと読んでみようかなと・・・。ドラマ等は全く知りません。まだ全然読んでないので、もし面白かったら何か書きます。いや、もし書かなくても面白くなかったとは限りません(^^);

………言葉も出ない

2006年11月24日 20時41分29秒 | 平原綾香
素晴らしすぎる余韻を胸に帰りのバスに揺らされています。最前列、かぶりつき状態で初あーや…脳味噌トロけました。Gaiaさんでお世話になっているヒロさんにバッタリ遭遇。「もしかして月さん?」と生まれて初めてその名で呼び掛けられてビックリ!顔も知らないのに、なんでわかったんだろう。初あーやオーラでも出てたかな(^_^;) ということで、帰ったら改めてレポートします。今日は初めて携帯で更新してみましたが、臨場感はありましたでしょうか?ない?読みにくいだけ?きっとそうでしょう。だって文字打ちにくいんだもん(ToT) 皆様ごめんなさい。

アイーダ終了

2006年11月24日 16時35分28秒 | 平原綾香
やっぱりめぐみさんはスゴイ。心の底に響く名演技です。帰ってから改めてレビューを…あーや会場、すでに人だかり。写真撮影禁止と必死でアナウンスするスタッフ。やっぱ人気アーティストなんだと実感…テレビクルーの姿も。放送してくれるのかな?

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