月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

美姫さん×絢香さんのコラボについて

2007年03月28日 03時10分16秒 | スポーツ
世界フィギュアについては後日改めて書きますが(なんかコレばっかりですが、ちゃんと書き進めてはいます…一応)、先日のエキシビションについて、ちょっとした事件が起きてるみたいなので、先にそれについて触れておきたいと思います。

女子フリーの結果、見事に優勝を勝ち取った安藤美姫さんは、歌手の絢香さんと生年月日が全く同じ(1987年12月18日…しかし若いなぁ)という縁で知り合い、現在では親友なのだそうです。今季の各大会では、エキシビションで絢香さんが美姫さんのために特別に歌った英語版「I believe」が使われました。トリノの時期に大いに苦しんだ美姫さんにとって、「自分を信じて」というこの曲のテーマには大いに共感し、また励みにもなったことでしょう。エキシビションの演技をしながら「I believe」を口ずさむ美姫さんの姿を見たときは、目頭が熱くなるのを感じました。

今回の世界フィギュアは東京で開催されるということで、絢香さんが生で歌うエキシビションとか、あれば良いなと私は思っていましたが、まさか実現するとは夢にも思っていなかったので驚きました。美姫さん自身、絢香さんが生で歌うことについては、優勝を決めてから知ったとテレビで話していましたから、どなたの発案か知りませんが、なかなか粋な計らいだと思います。

絢香さんについては、「Real Voice」を最初に聴いた頃はまだピンと来ていなかったのですが、ある番組で「I believe」を聞いて以来、わりと好きな歌手の一人だったりします。その後の「三日月」も結構好きで、一応一通り曲は揃えています。…CDではなくmoraですけど(^^); ですから、なおのこと今回のコラボは嬉しかったのです。

それで実際のコラボを観たわけですが、これは心から感動してしまいました。美姫さんがいかにこの曲を大切に胸に秘めつつ演技を磨いてきたか、そして絢香さんがその姿を見守ってきたか、そんな若い二人の友情をヒシヒシと感じることが出来ました。さらに美姫さんのリクエストにより、アンコールでは生で「三日月」を披露してくれたのですが、曲の冒頭からファンの方々に感謝を伝える美姫さんの姿に打たれました。フィナーレでは、失敗してしまったもののクアドラプル・サルコウにも果敢に挑戦してくれました。真央ちゃんの方もクアドラプル・ループへの挑戦を口にしていますので(出典記事はこちら)、美姫さんの優勝が真央ちゃんにとっても良い刺激となったみたいで、来季の二人の活躍が楽しみになってきました。

さて…問題はここからです。ご存じの方も多いとは思いますが、詳しい内容は下記のニュース記事をご覧ください。

絢香の掲示板「炎上」閉鎖 ミキティーとのコラボがアダ (J-CASTニュース - livedoor)

せっかくエキシビションに感動していたのに、とても哀しい気持ちになってしまいました。あのエキシビションの演技から「商業的」な空気など、私は微塵も感じることができなかったのですが、絢香さんが歌の宣伝にフィギュアを利用したなど、ちょっと「いわれもない」としかコメントのしようがない感じ方をする人もいるんだなぁと、テレビから「友情」というものを素直に字面通り受け取ることすら難しくなってしまっている現代の世相に、なんともいえない物寂しさを覚えました。

いや、それでもまぁ「批判」する方の気持ちは分かるのです。それより私が哀しかったのは、これへの「批判」を、歌手・絢香さんのサイトの公式BBSにぶつけ、結果いわゆる「炎上」させ、閉鎖に追いやったという事実です。批判するなら、たとえばフジテレビ、新聞の投書、ご自身のブログなど、向けるべき矛先も批判の場も他にあると思います。選手の要望に応えて歌を披露した歌手のファンが集うBBSでの批判というのは、あまりにやり方が酷い気がします。

当然批判した方の中には、真剣にフィギュアの商業的利用を憂えていた人も、美姫さんのファンもいるとは思いますが、この「炎上」騒ぎでは、歌った絢香さんはもちろん、演技を披露した美姫さんも含めて、あのエキシビションに関わった人全員が何かしら哀しい思いをされたことと思います。エキシビションは世界チャンピオンとなった選手が一番の主役です。もちろん美姫さんも主役の中の一人です。当然ながら彼女自身が望む内容でエキシビションを披露したのであって、絢香さんが自らをアピールするために無理を言って歌ったのではありません。絢香さんは、あくまで美姫さんのために歌ったのです。そんなことは、わざわざ書くまでもなく当然のことだと思うのですが…。

私はむしろ番組のエンディングが、まるでどこかTOKIOのビデオクリップみたいになっていたことの方が、より「商業的な空気」や「主役は誰なのさ?」という思いを抱きましたけどね(^^); それを批判してる人はいるんでしょうかね。

それにしても、いわゆる「炎上」騒ぎは今に始まったことではありませんが、多くの批判的意見に混ざって誹謗中傷が殺到し、一つのブログや掲示板を閉鎖させてしまうというのは、たとえ相手が批判すべき巨大な存在…たとえばナベツネさんとか(たとえが少しアレですが)であったとしても、あまり良いことには思えません。本来、何かの意見に対する批判を行うことは決して悪いことではありませんが、それが誹謗中傷であったり、明らかな悪意が混ざったものになってしまうと、それは批判とは呼べない、ただの言論封殺行為であり、形を変えた暴力だと思います。

「炎上」状態を止めるには、結局は掲示板を閉鎖したり、ブログならコメントの受付を止めるしかありませんから、せっかく作られた書き手と読み手のコミュニケーションの場が失われてしまう結果となり、それは決して誰にとっても望ましい結末とは言えないように思うのです。J-CASTさんは、よくこの「炎上」騒ぎをニュースで取り上げますが、そういう記事を見るたび、たとえ「炎上」させられた人が自分の好きではない人であっても、何かもの悲しさを覚えてしまいます。ネット社会の何か歪んだ部分とでも言うのでしょうか…。

最後に、今回の記事で取り上げた「絢香」さんについて、「平原綾香」さんのことと勘違いしている人が多少おられるみたいですが(エキシビションを観てなかった人ですかね)、全くの別人ですので、ここはあーやファンとして一言申し添えておきます(^^);

世界フィギュア女子SP

2007年03月23日 23時52分50秒 | スポーツ
安藤2位、浅田真は5位 女子SP(共同通信) - goo ニュース

うーむ、これは…またまた大波乱の予感

イタリアのカロリーナ・コストナーさんが長い手足を生かした完璧な演技で67.15をマークし、3位に付けてきました。続くアメリカのキミー・マイズナーさんも演技は完璧だったものの、僅かに及ばず64.674位

そして韓国の金妍兒さんが登場したわけですが…確か腰を痛めてるとか、そういう話を事前に耳にしていたのに……一体どこが!?としか言いようのない、もう超完璧な演技で……一瞬、男子シングルと勘違いしてしまう程の高得点71.95を叩き出しました。もちろん、ぶっち切りの1位。この子、正真正銘の天才です(^^); おそろしい子…(by 月影千草)

中野友加里さんも今回の演技は完璧でした。ジャンプも見事に決まりましたが、とにかくスピンがキレイな人で、得意のドーナツスピンは絶品ですし、これは行ける!と思ったのですが…やっぱり世界フィギュアはレベルが高いですね…。得点は60.62(パーソナルベスト)だったものの、7位という結果に。これは決して低い点数ではないのですが、他の選手のポイントが高すぎるのですよね(汗)

そして安藤美姫さんもう完璧!! 一体どこを減点するんだろう?と思うほど、見事に洗練された安定感のあるジャンプ、そしてキレのあるステップに思わずため息が出ました。結果は67.982位。妍兒ちゃんに惜しくも及ばなかったものの、妍兒ちゃんと美姫さんの得点差は一体どこで出てきたものなのか、素人の私には全く分かりませんでした。妍兒ちゃんが71.95なら、美姫さんも70点を超えていても不思議ではないような感想を持ちました。それほどに見事な演技でしたし、彼女自身にとっても会心の出来映えだったのか、演技終了後に思わずこぼれた満面の笑みを見たときには、こちらもホロリとしてしまいました。

美姫さんはトリノで辛酸を舐めて以来、とにかく弛まぬ努力を続けてこられた人で、GPシリーズ・アメリカ大会での復活優勝は本当に感動しましたし、当時は個人的に色々な面で苦境に立たされていただけに、私は彼女の姿から生きる勇気さえ貰いました。それ以来の大ファンなので、今回の世界フィギュアでの優勝を強く願っています。彼女は、明日のフリーではきっと4回転サルコウに挑戦して来るだろうと思います。でも、仮に4回転がなくても、トリノの頃までとは違い、十分に勝てるだけの実力を身に付けていると思います。だから無理に挑戦するよりは、飛べないと思ったら飛ばないで欲しいですし、そして飛べると思ったなら飛んで欲しいです。もちろん私も4回転を見たいですが、それよりやはり金メダルを胸にする彼女の姿の方が見たいのです。とにかく自分を信じて、ご本人にとって最高の演技をしてくれることを大いに期待しています(^^)

最後に、これまで美姫さんが経験してきたような試練のときを、ついに迎えてしまったのではないかと、そんな不安が少しよぎってしまったのが浅田真央さんです。とにかく天才的なジャンプが武器で、伊藤みどりさんが解説で「ジャンプってこんなに簡単だったっけ?と思わせるような」と表現されていた程、ジャンプの質の高さには定評があったのに、今回はコンビネーションで信じられないような失敗をしてしまい、大きく点数を下げてしまいました。3-3ジャンプの予定だったのに、なんと2つめが1回転になってしまったのです。これは痛恨のミスで、その他のジャンプやステップ、スピンなどは着実に決めたため、減点は最小限に抑えたものの、61.325位という結果になってしまったのです。今季の彼女にとっては信じられないような低得点です(とはいっても、一般的に考えれば十分に高い点数ではありますが)。もちろん致命的なミスを連発するような状況にまではなっていないので、今のうちになんとか体勢を立て直して、フリーでは巻き返してくれることに期待したいです。

おめでとう銀メダル!!

2007年03月22日 22時14分53秒 | スポーツ
高橋大輔が銀メダル 男子初の快挙、世界フィギュア(共同通信) - goo ニュース

昨日のSPでは、高橋大輔くん3位でした。

男子では本田武史さんが持つ3位というのが、これまでの日本記録であり、高橋くんには出来れば超えて欲しいと願ってはいましたが、世界フィギュアというのは世界の強豪が一堂に集結する大会ですし、昨日の様子を見る限り、銅メダルは十分に狙えるものの、銀メダルは正直なところ少し厳しいかなと思っていました。

実際にフリーが始まると、SPは不調で9位だったトマシュ・ベルネルさん(チェコ)が、フリーで見事に復活を遂げ、155.80(総合226.25)を叩き出すわ、同じように不調で6位だったステファン・ランビールさん(スイス)も、世界王者の貫禄たっぷりの演技で160.65(総合233.35)を叩き出すわ、SPでぶっち切り1位だったブライアン・ジュベールさん(フランス)は、相変わらずの氷上サイボーグだわで、とっても波乱含みの展開が続き、ハラハラしながら観ていたのです。下手をするとメダルを逃すのではないか?なんて、ネガティブな不安すら頭をよぎってしまいました。

それが……それが、彼は見事にやってくれました!

史上初の銀メダルおめでとうございます!!


演技が始まってからも不安はあったのです。最初の4回転で手をついてしまい、3ルッツ-2トゥループ-2ループのコンビネーションも、解説の本田さんが回転不足を心配していました。でも、ジャンプも重要な局面での失敗は最小限度に留め、決められるところはしっかりと決めてきました。

そしてステップに入ると、もはや高橋くんの独壇場でした。彼の今夜のステップは本当に素敵でした。セクシーさ、ダイナミックさ、繊細さ、全てを兼ね備えた、あまりにも芸術的なステップには思わず目が釘付けになってしまいました。1位のジュベールさんには僅かに及ばなかったものの、163.44(総合237.95)という高得点をマークし、堂々史上初の銀メダルを成し遂げたのでした。

演技を終えた直後の高橋くんは、まるで堰を切ったかのように泣き始めました。織田くんは勝っても負けても泣きますが(笑)(いや、そんな織田くんも好きなんですよ(^^);)、高橋くんのこういう涙は初めて見た気がします。昨年のトリノでは悔しい思いをして、その後もずっと重圧に耐えながら練習に励んできただけに、それから最高に良い形で解放されたことが心底嬉しかったのかもしれません。その男泣きっぷりに、思わず私ももらい泣きしてしまいました(^^);

織田信成くんも本当によく頑張りました。昨日のSPでは3アクセルで痛恨のミスをしてしまい、メダルは絶望的になってしまったものの、彼はフリーでも決して最後まで諦めず、とても良い演技をしてくれました。今回はプログラムを急遽変更し、「ミッション:インポッシブル」のテーマで挑みましたが、これがめちゃくちゃカッコ良かったんです。そして、142.77(総合209.04)という好成績を出し、14位から7位まで浮上。来シーズンの男子出場枠を3つ確保することにも貢献してくれたのでした。

最後まで諦めない……奇しくも平原綾香さんが1年前、トリノオリンピックのテーマソングとして歌った「誓い」に編み込まれた想いが再び頭をよぎります。不屈の精神で最後まで闘うことの大切さを、彼らに改めて教えてもらったような気がします。今季は二人とも本当にお疲れ様でした!

明日から2日間は女子シングルが始まります。私の大好きな村主さんが出られないのは残念ですが、浅田真央さん安藤美姫さん中野友加里さんの3人が出場します。真央ちゃんにばかり注目する記事が多いですが、もちろん彼女にも頑張って欲しいものの、私としてはトリノでの屈辱を経た上で成し遂げた、アメリカ大会での復活優勝ですごく勇気づけられただけに、やはり美姫さんを強く応援したいですし、シンデレラ的な魅力が輝く友加里さんの美しいドーナツスピンにも改めて注目です。日本人3トップなんて取ってくれれば最高なんですが、しかし迎え撃つ強敵には、注目の金妍兒さん(韓国)もいますし、世界チャンピオンのキミー・マイズナーさん(米国)もいます。これは女子の方も全く目の離せない展開となりそうです(^^);

世界フィギュア男子SP

2007年03月22日 10時39分21秒 | スポーツ
日本人最高位狙える!高橋SP3位(スポーツニッポン) - goo ニュース

いや~、昨日の世界フィギュアは、久しぶりに燃えましたよ(^^)
あの007、やっぱりただ者ではありませんね~!さすが氷上サイボーグ!(褒め言葉ですよ
フランスのブライアン・ジュベールさんは、最初の4トゥループ+3トゥループのコンビネーションを見事に決め、それからは勢いに乗って、ぶっち切りの1位83.64というパーソナルベストを叩き出しました。背中(肩?)の「007」マークや、なりきりボンドな振り付けに、最初は度肝を抜かれましたけど、これも慣れてくれば楽しいもんです(笑)。技術面でも本当に見事ですしね(^^)

2位となった、カナダのジェフリー・バトルさんも凄かったですね。何といっても、あの歓声が(^^); めちゃめちゃ人気者ですね~(笑)。もちろんその人気は伊達ではなく、ジャンプも軽々と決めて堂々の79.902位。GPシリーズは欠場していたため、私が彼を観たのは多分トリノ以来だと思いますけど、トリノでは3アクセルで転倒したのに、フリーで見事に復活を遂げて銅メダルだったんですよね。彼は今回絶好調のようなので、今日のフリーでは高橋くんにとって強力なライバルとなりそうです。

そして我らが高橋大輔くんは、最初のコンビネーションこそ少し危なかったものの、続く3アクセル、3ルッツと華麗に決め、堂々の3位。得点は74.51でした。ステップなど、いつもより少々キレに欠ける感じはありましたが、彼のSPのパーソナルベストは、今回のジュベールさんを上回る84.44です。フリーで本領を発揮してくれればメダルは十分に狙えますから、本当に頑張ってもらいたいと思っています。ぜひ、本田武史さんの持つ男子日本記録(世界選手権で3位を2度)を塗り替える結果を出して欲しいです!

残念だったのは織田信成くん。最初の3アクセルで痛恨の失敗。コンビネーションは決めたんですけど、次の3フリップも危なっかしく、何とか踏みとどまったものの、残念ながら67.1714位という結果になってしまいました。世界フィギュアは強豪揃いだということもあって、フリーでの逆転はかなり厳しい情勢でありますが、SPの結果は結果として、フリーでは悔いのない演技をしてもらいたいと思っています。

しかし、やはり世界フィギュアはスゴイですね。GPシリーズは、各国での大会を勝ち抜いた選手だけがファイナルに進出できるとあって、テレ朝も「氷上サバイバル」とか名付けて盛り上げていましたから、あれはあれで楽しかったんですけど、結構上位と下位の得点差が大きかったり、同じ優勝でも大会によって点数に大きく開きがありました。でも世界フィギュアは違いますね。今回のSPでも、上位10人に70点を切ってる人がいないんですから、まさに強豪同士のバトル…。相撲でいうなら朝青龍ばっかり10人集まったような感じですかね。(←相撲でいうな

今夜は男子フリー、そして明日から期待の女子シングルが始まります。
今週はフィギュア三昧な一週間になりそうです(^^)

陰謀説?

2006年12月18日 21時58分13秒 | スポーツ
昨日から激務中でございます。今週はかなりバタバタしそうです。頂いたコメントのお返事なども遅れていて申し訳ありません。もう少々お待ち下さい。

フィギュアのフリーも、ザッと観た程度・・・先に結果はわかっていたとはいえ、やっぱり観ていて、あまりにも辛かったです(T_T)

フリーについては、ちょっと細かい感想などを書く時間は取れそうにありません。もし待っていて下さった方がいたら(いないと思うけど)、ごめんなさい。

ところで、さっき休憩しながら、ニュースをざっとチェックしていたら、livedoorに下記のような記事が・・・

フィギア日本勢に謎の症状 ネットで囁かれる「陰謀説」

・・・正直言って、日本選手のフリーの演技を観たときには、同じようなことが頭によぎりましたよ、私も(^^);

ただ、いくらなんでも現実味がなさすぎて、記事にするのは止めていたのですが、やっぱり同じようなことを考えてた人はいたんですね。開催国がロシアだし、リトビネンコさんの事件もあったばかりだし・・・

でも・・・考えれば考えるほど「ゴルゴ13」みたいな話になってしまうので・・・そんなことはなかったと信じたいものです。(もちろん、そんな「事実」があったとすれば、決して許せるものではありませんが)

ただ、仮にそのような「陰謀」ではなかったにしても、全員が同じような症状を訴えていたというのは、いくらなんでも不自然です。時節柄、食中毒を起こした可能性は十分に考えられますし、選手の健康や食事の管理などに本当に問題がなかったか、協会などは十分チェックする必要はあると思います。

GPファイナル結果・・・

2006年12月17日 01時22分23秒 | スポーツ
浅田真央、2連覇ならず フィギュアGP(共同通信) - goo ニュース

演技を観てから書くつもりだったんですが、ショックなニュースが飛び込んできました・・・

章枝さんの4位は、SPが5位発進のことを考えれば、とても頑張ってくれたとは思うんですが・・・トリノと同様の惜しい結果となってしまいました・・・

真央ちゃんの2位も、どうやらミスの連発だったそうで・・・それでも2位をキープ出来たのは、SPが高得点だったこともあるとはいえ、それはそれでスゴイと思うんですが・・・

でも、美姫ちゃんが5位ってのは・・・どういうこと?一体彼女に何が??(@@)

・・・どうやら、かなり体調を崩していたらしいです。6分間練習で「腹痛を覚え、震えがきた」(毎日新聞の記事)のだそうで・・・これ以上ないほどに大事な局面であるGPファイナルで、まさかの体調不良なんて・・・本人も辛かったことでしょうね・・・本当に厳しい世界だなぁと思います。

ちなみに男子の方は、優勝こそ逃したものの、高橋くん2位織田くん3位と、大健闘しました。本当におめでとう

詳しいことは、実際に演技を観てから改めて書きたいと思います。でも女子の方・・・今大会が全体的に絶好調だっただけに、ショックですね・・・

GPファイナルSP雑感

2006年12月16日 23時06分54秒 | スポーツ
浅田真がSP首位 フィギュアGPファイナル(共同通信) - goo ニュース

ついにやって来ました、GPファイナル
ハイ、どれだけ忙しかろうと、これを見逃す手はありません。

しかし、渡哲也さんが振り返って「マグロ!」と叫ぶドラマのCMとか、「パチンコ杉良太郎」のCM(何故か声はおすぎさん)とか・・・椅子からずり落ちそうになるから、勘弁して下さい・・・(脱力)

さて、今回は滑走順に簡単な感想を・・・

(注)
この記事は、フリーの結果を見る前に書いております。0:00前の段階で、男子フリーの結果から順次報道されているようですが、フリーについては実際の演技を観てから書く予定ですので、ご了承ください。

男子

ジョニー・ウィアー(アメリカ)5位
3アクセルが決まった瞬間、なんでもないところでまさかの転倒! 本人もビックリしてましたが、こっちも大変驚きました。解説の佐野稔さんこれはないぞぉ!?」と思わず叫び声(^^); ジャンプが決まった安心で少し油断したんでしょうか? 動揺のせいか、その後の3フリップも2回転になったり、今回は少し精細を欠いてしまって4位に・・・フリーでの巻き返しに期待です。キス・アンド・クライで彼が抱っこしていたチェブラーシカのぬいぐるみが可愛かったです。そういえば、ファイナル会場はロシアでしたっけ。
得点: 67.60点(T:33.90/P:34.70/減点1.00)

高橋大輔(日本)2位
大輔だいすき」って書かれた旗が目立つこと(^^); 日本から駆けつけたファンも多そうな通称・ステップ王子ですが、今年の彼は本当にスゴイですよ。トリノでの8位が嘘みたいです。最初の3フリップ+3トゥループのコンビネーション、続く3アクセルも難なく鮮やかに決め、最後の3ルッツ・・・おい、カメラ~!飛んだところ半分しか見えなかったじゃん!(T_T) 解説によれば少~し微妙だったものの大丈夫だったようです。そしてステップ・・・まさにニックネームの通り、彼のステップって観ていて気持ちが良いんですよ。フィギュアって、どうしてもジャンプなどの大技に目を奪われがちなんですが、ステップの美しさについては、私は彼の演技を観て気がついたほどです。結果80点ギリギリ手前まで叩き出して2位フリーで逆転の可能性は十分にあります!
得点: 79.99点(T:41.94/P:38.05)

織田信成(日本)4位
最初の3アクセルでいきなり転倒(T_T)。続く3ルッツ-3トゥループは見事に決めたんですが、得意なはずの3フリップが1回転に。やっぱり精神的に動揺を引きずってしまったんでしょうか・・・NHK杯のときの完璧な演技と比較すると、どうしても今回は精細を欠いてしまったように見えます。本人のコメントによれば「リラックスしすぎた」そうで(^^); 緊張しすぎても、リラックスしすぎても駄目なわけで、難しい世界ですよね~。彼も大変な実力のある選手なので、フリーでの巻き返しに期待したいところです。ところで織田くん、前から誰かに似てるなと思ってたんですが、彼の姿を見た母いわく、私の従姉妹のお姉ちゃんに似ていると・・・。確かに似てます(^^);
得点: 69.15点(T:33.80/P:36.35/減点1.00)

ブライアン・ジュベール(フランス)1位
そして007マニアのジュベールさん(笑)。最初のコンビネーションでは、4トゥループのとき手をついてしまい、続く3トゥループは2回転に・・・。そういうミスはあったものの、次の3アクセルは完璧。おなじみのボクサーポーズをしながらのステップ、続く3フリップも見事に決めました。ハンドルさばきも見事(笑)。最後はピストルバキューン・・・ボクサーとかハンドルとかピストルとか、何の感想を書いてるんだか分からなくなりそうですが、一応フィギュアです(^^); 彼にしては本調子ではなかったものの、見事1位! 007にちょっと笑ってしまうとはいえ(笑)、やっぱり彼はうまいんですよね~。高橋くん、織田くんにとって、フリーでも大変な強敵になりそうです。
得点: 80.75点(T:42.50/P:38.25)

テレ朝さん・・・何故3位のプレオベールさんを放送しないの?(-_-);
何も一人だけカットしなくても・・・(ライザチェックさんは棄権だそうです)

女子

サラ・マイアー(スイス)4位
意外にGPファイナルには初出場だそうです。最初の3ルッツ-2トゥループ、3フリップとジャンプを続けて成功。大変しなやかで美しいスピンやステップを見事に決めて、最後の2アクセルも成功しました。この人はとにかくスピンが武器なんですが、今回出場の他の選手と比べると、少し地味に見えてしまいました。そのせいか、演技・構成点が伸びませんでしたね・・・順位はともかく、フリーで十分逆転が可能な位置にいますから、次は頑張ってもらいたいです。
得点: 59.46点(T:33.10/P:26.36)

村主章枝(日本)5位
我らが章枝さん 解説の伊藤みどりさんが、練習の時にミスが多かったと、少し不安を口にされていたのですが、最初の3ルッツ-2トゥループは見事に成功。続く3フリップも鮮やかに成功!スパイラルも美しく決めて、このままの調子で行けるかと思っていたのですが・・・次の2アクセルで失敗(T_T) あぁぁぁ!!(号泣) 転倒こそなかったものの1回転になってしまい、これは本当に痛恨のミスでした・・・。最後のステップも鮮やかに決めたのですが、結果なんと5位に・・・逆転!あなたは逆転の出来る人です!
フリー、どうか頑張って下さい!!
得点: 55.14点(T:27.34/P:27.80)

金妍兒(韓国)3位
弱冠16歳にして妖艶な魅力あふれる妍兒ちゃん。最初の3フリップ-3トゥループ、その後のスパイラルは見事に成功したものの、続く3ルッツで少し詰まってしまい心配したのですが、杞憂でした(笑)。続くレイバック~ビールマンスピンに、イナバウアーからの2アクセルも鮮やかに成功。伊藤みどりさんに「ジャンプってこんなに簡単なものだった?」と言わせてしまうほど、あっさりと飛ぶんですよ(^^); 誰にとっても簡単なわけがないんですが、簡単そうに見えてしまうところが、彼女の実力なんですよね。本当にスゴイ選手だと思います。
得点: 65.06点(T:36.66/P:28.40)

浅田真央(日本)1位
最近ではショパンの「ノクターン」を聴くたびに、真央ちゃんの華麗な演技が目に浮かびます。3ルッツ、3フリップ-3ループ、2アクセルと、ジャンプは全て難なく成功。いやもう、まさに非の打ちどころがないほど、今回も完璧な演技でした。スロー映像を観ていた伊藤さんが再び「ジャンプってこんな簡単でしたっけねぇ~」と一言(^^); 銀盤の女王が舌を巻くほどの見事さなんですよね。結果は堂々の1位。これはGPファイナル連覇も夢ではありません! フリーでは・・・今度はスケートで手を切らないようにね(笑)。

得点: 69.34点(T:39.50/P:29.84)
ユリア・シェベシュチェン(ハンガリー)6位
最初の3フリップが2回転に・・・続くコンビネーション・3ルッツ-2トゥループは成功したものの、2アクセルも1回転になってしまい、これは相当に痛恨のミス・・・。GPファイナルでは唯一の40点台になってしまい、残念ながら最下位に・・・。なんでも、章枝さん、マイアーさん、シェベシュチェンさんの3人が乗ったバスが、渋滞に巻き込まれ、会場入りが大幅に遅れてしまったのだそうです。その3人が揃って下位の4~6位だったことを考えると、心理的なコンディションが、すごく影響してしまったようにも見えます。そんなことが原因だとすれば、本当に惜しい限りですね・・・
得点: 49.40点(T:23.60/P:25.80)

安藤美姫(日本)2位
今大会で美姫ちゃんが滑走するたびに、目が潤むのは何故なんだろう(@@)3ルッツ-3ループのコンビネーションに始まり、3フリップ、2アクセルと、ジャンプはどれも完璧。このように「ジャンプの安藤」が完全に復活しただけではなく、レベル4のスパイラルやスピンに加えて、ステップも(少し躓いたものの)素晴らしい動きを見せてくれました。表情での演技も見事に研ぎ澄まされていて、アメリカ大会で優勝、フランス大会で準優勝となった実力を、余すところなく発揮しました。得点では、パーソナルベストを更新(それまでの最高は66.74)したものの、真央ちゃんに1歩及びませんでした。でも全く遜色なかったと思います。正直なところ、私は1位になったかと思いましたから・・・このまま優勝を目指して欲しいです。フリー期待しています。
得点: 67.52点(T:38.44/P:29.08)

最後にGPファイナルについて、私の予想・・・というか願望(^^);

女子
1位: 安藤美姫
2位: 浅田真央
3位: 村主章枝


真央ちゃんに連覇して欲しい気持ちもありますが、今回は美姫ちゃんに優勝して欲しいです。トリノの頃に大変苦しんでいた姿を見ていただけに、あれからここまで立ち直って見せてくれた、今回の素晴らしい演技の数々には、個人的に苦境に立っている自分にとって、何か希望の光を与えてくれた気がしますから・・・。章枝さんはSPの結果があるから、1~2位になるのは少し厳しい気はしますけど、フリーでの大逆転、そして表彰台に期待したいです。もちろん妍兒ちゃんの存在が一番怖いんですけどね・・・

男子
1位: 高橋大輔
2位: ブライアン・ジュベール
3位: 織田信成


ここはやはり、高橋くんに逆転を狙ってもらいたいです。NHK杯に続き、今度も氷上のファントムになってください!ただ、ジュベールさんも相当に手強い相手ですからね・・・どう動くかわかりません。織田くんにはフリーで挽回して、ぜひ表彰台に上って欲しいです。テレ朝が放送してくれなかったプレオベールさんについては、演技が観られなかったんだから、何ともいえませんがねッ!(-_-);

本日の迷言コーナー♪(なんじゃそりゃ)
村主さんはインタビューも表現力あるな」(by 松岡修造さん

男子までも!

2006年12月03日 15時53分40秒 | スポーツ
高橋大輔くん、織田信成くん、そして小塚崇彦くん!

表彰台独占おめでとうございます!



男女そろって表彰台独占って、そう願ってはいたものの、まさか実現してしまうとは・・・さっきからお祭り気分です。小塚くん、本当によく頑張ってくれました。これは早くも4年後のバンクーバーが楽しみです!

日本人選手の快挙を見ていると、本当に嬉しいし、なんだかすごく励まされます。今は個人的に色々と苦境に立ってはおりますが、自分も頑張らなければという気持ちになれます。選手の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

安藤美姫さん
浅田真央さん
村主章枝さん
高橋大輔くん
織田信成くん


GPファイナル、どうか頑張って下さい

日本人3選手が表彰台独占!

2006年12月02日 19時32分06秒 | スポーツ
昨日、更新休止を宣言しておきながら、いきなり更新かよ!というツッコミは華麗にすりぬけます(笑)。

ちょっと慌ただしい時間を過ごしてはおりますが、やっぱりGPシリーズを見逃すわけにはいかないので、とりあえず日本人選手の演技だけでもチェックしています。(今は全選手をチェックする余裕がないので少し残念ですが)

それにしても今年の日本人選手の活躍ぶりは尋常ではありません。今日も男子がSPで高橋大輔くん織田信成くん2トップを独占したかと思えば、女子は浅田真央さん村主章枝さん中野友加里さんが今度は表彰台独占ですよ(@@)

それにしても真央ちゃんはスゴイです。「フィギュアのうまい若い女の子」なんてレベルを、弱冠16歳にして遙かに凌駕しちゃってます。最初の3ジャンプでバランスを崩しかけたときは、思わずテレビの前で「危ない!」と叫んでしまいましたが、危なかったのはそこだけでした。あとはスケートで手を切らないように、それだけ気をつけて欲しいものです(^^);

私の一押し・章枝さんも、思わず目が釘付けになってしまう見事な演技で、ミスらしいミスは1箇所だけでした。ともかくファイナル進出が決まって一安心。今度は美姫ちゃん、真央ちゃんとともに、GPファイナル表彰台独占を目指して欲しいですね。だけど韓国の金妍兒さんがいるから、ちょっと難しくはありますが・・・

友加里さんは、SPでは意外にもスピンでバランスを崩してしまったのが痛かったですね・・・今回は本調子ではなかったような気がします。それでも堂々の銅メダルですけどね。私は村主ファンだから、もちろん彼女にファイナル進出を決めて欲しかったとはいえ、そりゃやっぱり友加里さんにも出てもらいたい気持ちはあったんですよね。美姫ちゃんと合わせて4選手が進出というのが理想だったんですが、NHK杯で出場が決まるのは2人だけでしたからね・・・厳しい世界です。でも、これだけレベルの高い争いを、日本人選手だけでやってのけていること自体が、スゴイ話です。

明日は男子フリー・・・フランスでは6位だった小塚崇彦くんが、今回はかなり良い演技をしてくれてる(SPで4位)ので、もしかするとメダルを狙えるかも・・・という期待も出てきますね。男子も表彰台独占してくれれば、こんなに嬉しいことはありませんが、はたして・・・

そして来るべきGPファイナル・・・その頃までには多少は落ち着いて、もう少し細かい内容で更新することが出来れば良いなと思っております。

それでは皆様、次回の更新まで、ごきげんよう・・・

恩田美栄さん銅メダル!!

2006年11月26日 16時47分20秒 | スポーツ
恩田が3位=マイヤーが初優勝-フィギュアGPロシア杯(時事通信) - goo ニュース

先程の記事を書いてる途中で、ニュースでフリーの結果を知りました。あくまでSPを観た時点での感想だったので、特に手を加えずそのままアップしたのですが・・・私の見る目のなさ露呈してしまいました(笑)。

なんと恩田美栄さん大逆転の3位ですよ!
「メダルを賭けた争いに届くことすら難しそうです」なんて書いちゃってごめんなさい(^^); どうやらフリーでは、なんと2位だったそうで、これは演技を観るのが楽しみですね。ようやく本領発揮し始めたのに、やっぱりここで引退はもったいない気もします。ご本人も引退の撤回を匂わす発言もされているようですが、私としてもぜひ続けて欲しいですね。

それにしてもスゴイなぁ・・・日本人選手、5大会連続メダルじゃないですか!

サラ・マイアーさんは見事に逆転優勝!中国杯優勝のシェベシュチェンさんが意外にもフリーが5位に転落・・・とは言ってもSP1位ですから、総合では銀メダル、合計28ポイントと美姫ちゃんに並び、GPファイナル進出確定です。

澤田亜紀さんは、なんと5位と大健闘!中国杯でSPが4位だったのに、結果8位に転落してしまったのとは対照的に、今回はSP7位から美栄さんともども勝ち上がってきました。とてもキュートな魅力がある選手だと思うので、今後の活躍に大いに期待したいです。

全くもってフィギュアは、最後まで何があるかわかりません。あーやの名曲「誓い」の「あきらめないから」というフレーズが頭に浮かびました。

ところで、マイアーさんのGPファイナル進出について、上のリンク先の記事には

マイヤーはスケートアメリカで4位に終わったのが響いて、グランプリファイナルへの出場権は獲得できなかった。

とあるんですが、こちらの別の記事(スポニチ)では、

優勝したサラ・マイアー(22)と2位のユリア・シェベシュチェン(25)が上位6人によるGPファイナル出場を決めた。

とあって、全く正反対なんですが、一体どっちが正しいんでしょう(^^);

スポニチの特集サイトには解説があって、

ポイントが並んだ場合は(1)出場試合の最高順位(2)出場試合の合計得点(3)試合数の少ない選手――で最終順位が決まる。ロシア杯を制しポイントを24としたマイアーが代表に決まった理由は(1)でマイズナーを(2)でロシェットを上回るため。NHK杯で日本選手2人に成績で抜かれても、6位以内を確保できる。

ということなので、こちらが正しいのだと思います。ダメじゃん時事通信(笑)。

ロシア大会SP雑感

2006年11月26日 16時20分32秒 | スポーツ
今大会は、ここ福岡では地上波での放送なし・・・おいKBC

まぁ、確かに今大会に関しては、報道する側も観る側も、少しテンションが下がり気味なのは分かります。今回出場の日本人3選手の中には、基本的にGPファイナルへの切符を持った人はいませんし、今季の恩田美栄さんは決して好調ではありませんから、メダルを賭けた争いに届くことすら難しそうです。

それ以前に、そこまでフィギュアに興味がない人なら、世界6大会を経てGPファイナルなんて、そんな長丁場をずーっと同じテンションで追い続けるというのも、結構一苦労ですからね(^^); それに以前の私なら、ここまで追いかけなかったでしょう。GPファイナルどころか、オリンピックだけで十分という程度でした。

でも今季から私は、フィギュアの魅力に完全に取りつかれました。村主章枝さんのような大好きな選手の応援はもちろん、若い選手の動向を今のうちからしっかり追いかけておけば、バンクーバーがますます楽しみになりますからね。それで、こうやってフィギュアブログを・・・(笑)。

ということで、昨日BS朝日で放送されたロシア大会・男女SPで、気になった選手について、簡単に書くことにします。

男子

柴田嶺(日本)12位
いきなり最下位発進は痛い(T_T) 柴田くんの持ち味はとにかく身体の柔らかさ。男子選手にしては珍しくビールマンスピンが出来るというのが特徴・・・なんですが、ジャンプが大きな課題です。3-3のコンビネーション、3ルッツと立て続けに失敗してしまいました。でもまだ19歳ですからね。ジャンプをどうにか克服してさえくれれば、持ち味のビールマンなどを生かして高得点に繋げると思うので、今後も頑張ってもらいたいです。
得点: 49.32点(T:24.62/P:25.70/減点1.00)

ジョニー・ウィアー(アメリカ)2位
全米選手権ではずっと優勝してるんですが、世界大会では2004年のNHK杯とフランス杯でそれぞれ優勝して以降、メダルを逃すことが多かったようです。カナダ大会では3位に入りました。今回も持ち前の優雅さと同時に力強さを打ち出してきました。3アクセル、3ルッツ-3トゥループのコンビネーションと立て続けに決めたものの、3フリップで両足着氷の可能性がありましたが、レベル4のスピンなど華麗に決め、SPは堂々の2位。フリーで逆転を目指します。GPファイナル進出を確実にするためには、優勝するしかありませんからね。(2位でも可能性は残ります)
得点: 75.10点(T:39.40/P:35.70)

ブライアン・ジュベール(フランス)1位
前回のフランス大会に続き、やっぱり007(^^); 背中にも「007」の文字・・・よほど、ジェームズ・ボンドがお好き?(笑)。相変わらず「バキューン」のポーズや、ボクサーのような動きをするシーンなど、笑わせてくれました(^^); この選手って、私としては笑えてしょうがないんですが、技術はすごいのです。今回はフランス大会と比べ、少し4-3ジャンプがスッキリとはいかず、3アクセルは乱れてしまうなど、やや精彩を欠いてはいたものの、高さ十分な3フリップも見事に決め、スピンやステップなども華麗にこなし、堂々の1位。GPファイナル進出どころか、連続優勝に王手をかけてきました。
得点: 77.70点(T:41.50/P:36.20)

女子

恩田美栄(日本)6位
カナダ大会の時も思ったのですが「春の海」という選曲が・・・やっぱりフィギュア向けではない気がします。最初のコンビネーション、3ルッツ-2トゥループから、転倒こそしなかったものの、かなり乱れてしまい、少し危なっかしく見えてしまいました。ただ、その後の3フリップ、スパイラルから入った2アクセルは見事に成功。ここでは拍手も起きました。コンビネーションスピンも決めて、前回のカナダより高い得点を出してきましたが結果は6位。非常に実力のある選手だけに、このままの状態で引退してしまうのは、とてももったいない気がするんですが、まずはフリーに全力投球して欲しいです。
得点: 45.56点(T:23.68/P:21.88)

澤田亜紀(日本)7位
3ルッツ-2トゥループのコンビネーション、3フリップと難なく決め、中国杯と比べて今回は、全体的に伸び伸びと滑っている印象を受けました。スパイラルのときの指の動きが可愛らしいです。残念なことにラスト近くの2アクセルで失敗(転倒はなし)、レイバックスピンでバランスを崩すなど、最後の最後で惜しいミスが続きましたが、美栄さんと全く同じ得点をマーク。技術点優先のため順位は一つ下になりましたが、なかなかの健闘だったと思います。インタビューで先輩の美栄さんを「よっちゃん」と呼んでいたのが印象的でした(笑)。
得点: 45.56点(T:22.96/P:22.60)

ユリア・シェベシュチェン(ハンガリー)1位
中国杯で優勝した彼女は、最初の3フリップを華麗に成功するも、次のコンビネーション3-2ジャンプで手をついてしまいました。ところがその後のスピン、スパイラル、2アクセルと見事に決め、後半はパワフルな動きでステップからレベル4のレイバックスピンまで、息もつかせぬ華麗な動き。見事1位を勝ち取りました。これは連続優勝も夢ではないかも!?
得点: 54.36点(T:29.80/P:24.56)

エレーナ・ソコロワ(ロシア)2位
佐野稔さんがファンだと語っていたソコロワさん(笑)。中国杯では7位とふるわなかったものの、今回は最初のコンビネーションで、あえて難度を下げて3トゥループ-2トゥループのコンビネーションを着実に成功。3ループからスパイラル、2アクセル、そしてステップ、スピンと、大きなミスをすることなく決めてきました。結果は2位。シェベシュチェンさんに一歩及ばなかったとはいえ、十分に逆転のチャンスは残っています。
得点: 52.08点(T:26.44/P:25.64)

サラ・マイアー(スイス)3位
アメリカ大会では惜しくもメダルを逃し4位でしたが、今回はメダルを賭けて奮闘しています。最初のコンビネーションの3ルッツ-2トゥループは鮮やかに成功。ところが次の3フリップは、回転不足でルッツになってるんじゃないかと、解説の伊藤みどりさんが指摘。こんな微妙なところは私のような素人にはわかりません(^^); その後は得意の華麗なスピンなどを確実に決めて、3位に入り込みました。フリーで逆転を目指します。
得点: 50.92点(T:25.88/P:25.04)

アリッサ・シズニー(アメリカ)8位
カナダ大会で4位だった彼女は、私は個人的に注目していた一人でした。ビールマンスピンがものすごくキレイなのです。ところが今大会ではジャンプで大失敗・・・得意のスピンからスタートし、ステップから3ルッツに入ったのですが、ここで突然失敗。次の2アクセルは成功させ、続いて伊藤みどりさんいわく「お手本のような」スパイラルを華麗に決めるも、次のコンビネーションで転倒・・・その後のレイバック~ビールマンのスピンは完璧だっただけに、ジャンプで2度もミスしてしまったのは本当に惜しい・・・フリーは頑張って欲しいです。
得点: 44.98点(T:21.90/P:24.08/減点1.00)

はたしてGPファイナルへ進めるのは?

2006年11月23日 18時23分15秒 | スポーツ
真央危機感「NHK杯勝たないと」(スポーツニッポン) - goo ニュース

先日の記事で書いたように、今度のNHK杯には、日本人女子選手が3人出場します。この3人ともGPファイナルに進出するだけの実力を十分に備えていますが、この3人の中で、誰が一番進出が危ういかというと、実は浅田真央さんなんです。

GPファイナルへ確実に進出するためには、26P取る必要があります。この点、村主章枝さん中野友加里さんは、既に2位(13P)を獲得しているため、NHK杯で2位以内に入れば進出確定です。つまり2人とも王手をかけている状態といえます(もちろんNHK杯で2位以内に入るのも、決して容易なことではありませんが)。

ところが真央ちゃんは前回のアメリカ大会では3位(11P)でした。つまり、確実に進出できる26Pを取るには、NHK杯で優勝する以外にないのです。

もっとも、26P以上でないと進出できないのかといえば、別にそんなことはありません。ただ既に24Pを獲得している選手が2人います(ジョアニー・ロシェットさん、キミー・マイズナーさん)。仮に真央ちゃんが3位なら22Pで、進出は他の選手の今後の獲得ポイント次第となり、ロシア大会、NHK杯で24P以上を取りそうな選手も、章枝さん、友加里さんを含め、確実に2人以上はいますから、進出はほぼ絶望的になってしまいます。

私としては、ぜひファンである章枝さんのNHK杯優勝を願いたいところではありますが、真央ちゃんにも頑張ってもらいたいので、気持ちとしては微妙なところです。もちろんトリノに出場できず涙をのんだ友加里さんにだって、進んでもらいたいと思っています。

日本人選手同士で、ファイナル進出を賭けたライバルとなってしまうのは、もちろん日本の女子フィギュアのレベルが高い証拠でもあるのですが、これはこれで悩ましくもありますね(^^);

フィギュア、この後の展望

2006年11月21日 20時04分44秒 | スポーツ
倖田來未“意中の人”もポロリ(スポーツニッポン) - goo ニュース

くぅちゃんの意中の人より、私にとって関心があるのは村主章枝さん(笑)。
スポーツ部門で受賞されたそうで、おめでとうございます。

授賞式には当然欠席です。なぜなら彼女は、11/30~に開催されるNHK杯の調整で忙しいと思われるからです。NHK杯のライバルは、日本人選手の中野友加里さん(中国杯2位/13P)と浅田真央さん(アメリカ大会3位/11P)・・・どちらも大変な実力者です。

3人とも、優勝すれば15P加算されてGPファイナル進出決定ですし、章枝さんと友加里さんは、2位でも合計26Pになって進出できますが、3位以下だと少し厳しくなってしまいます。真央ちゃんは2位でも少し危ないので、GPファイナルに確実に進むには、NHK杯で優勝しなければなりません。

現時点で既に進出を決めているのは、安藤美姫さん(合計28P)、金妍兒さん(合計26P)の2人だけです。上の3人も進出を決めてくれれば、なんと日本人選手4人(アジア選手5人)ということになるんですが、はたして・・・

ジョアニー・ロシェットさんキミー・マイズナーさんは、それぞれ24Pで、進出できるかどうかは、まだ1度しか出場していない選手が獲得するポイントに掛かっています(キミーちゃんの方は優勝してないので厳しいです)。ロシア大会は、たとえ1位になってもポイントが26Pに届く人はいない(※)ので、天下分け目の戦いはNHK杯ということになりそうです。男子の方も、織田信成くん高橋大輔くんの激突はNHK杯になります。2人ともGPファイナル進出には王手をかけています。

※追記と訂正
ロシア大会の出場選手には、中国杯優勝のユリア・シェベスチェンさんがいました。彼女も3位以内ならGPファイナル進出が確定します。大変失礼しました。また、同じくロシア大会の出場選手には、サラ・マイアーさんアリッサ・シズニーさんの2人もいて、それぞれ9P獲得なので、仮に優勝すれば24Pとなり、微妙ではあるものの進出の可能性は残ります。

※今回の記事は、倖田來未ファンの方が間違ってアクセスされないよう、タイトルに配慮しておきました(^^);

フランス大会女子フリー雑感

2006年11月20日 03時01分56秒 | スポーツ
ということで、地デジで録画してあったものを今観ました。

今回、BSでの録画はSPの段階で失敗松下電器製のデジタルテレビって・・・これ本当に声を大にして言いたいんですけど、なぜだか外部出力(HDDレコーダに接続)に対して、画面に左下に「データを取得中です」というメッセージを、ご丁寧にも流してくれるんですね。これ、検索してみたら某掲示板等でも一部で話題になってたみたいです。

このテレビとは1年の付き合いなので、普通は数秒で消えることは知ってますから、私もそれを見越して1分前から予約をセットしてあるんですが、どういうタイミングなのか不具合かわかりませんけど、番組が終わるまでずーっと「データを取得中です」と表示され続けることが、たまにあるんです。はっきり言って、キレイに録画を残したい私から見れば、ものすごい迷惑ですあーやの出演番組でコレやられたら、マジギレしますよ(☄ฺ◣д◢)☄

はっきり言って、データを取得中なんてメッセージを、わざわざ表示してくれなくて全く構わないし、画面に映るだけ(外部には出力されない)のであればまだしも、なんで録画に使う外部出力にまで流してくれるのか、全く理解に苦しみます。

そもそもデータ放送なんて、これまで有意義に使ったことがありませんし、今のところ使う気もありません。

このブログを松下関係者の方が万一お読みなら(読んでるわけないと思うけど)、ぜひ改善して頂きたいです。改善されない限り、今後購入するテレビもHDDレコーダも、松下電器製品は選択肢から外しますよ

幸い、今回のフィギュアGPシリーズは、テレ朝チャンネルでも約1週遅れで再編集版を放送してくれてますから、こっちで押さえることにします。「ドラえもん」関係では不満も多いテレ朝ですけど、この点はグッジョブです

めちゃくちゃ余談的前置きが長くなりましたが、女子フリー上位選手の演技についての雑感です。今回の上位4人って、全員転倒してるんですよね・・・

ジョアニー・ロシェット(カナダ)4位
カナダ大会で、SPでは5位だったのに、フリーでまさかの大逆転により優勝・・・村主ファンにとっては、ちょっとカタキ(笑)。今回もSPでは3位で、手強い相手かなと思っていましたが、序盤で今度はまさかのミスを連発。最初のトリプルでいきなり転倒し、次からもトリプルの予定がシングルになったり、かなり精彩を欠いてしまいました。後半でなんとか挽回してきましたが、ミスが響いて技術点が42点台と大きく後退。結果4位に終わってしまいました。別の大会で優勝したといっても全く油断できないし、やっぱりフィギュアって怖いですね。
得点: 151.52点(SP:58.92/T:42.24/P:51.36/減点1.00)

キミー・マイズナー(アメリカ)3位
アメリカ大会で銀メダル、昨シーズン世界選手権で優勝した彼女は、SPでは4位と少し出遅れたものの、フリーでは序盤の3アクセルで転倒した以外は華麗に決めてきました。ジャンプがシングルになってしまったところは数カ所ありましたが、やはりチャンピオンの意地を見せつけ、結果は3位に。SPの成績が良くなかったので3位でしたが、SPで高得点を出されていると、ちょっと美姫ちゃんが危険でした(汗)。まだ17歳ですが、今後の成長が末恐ろしい選手でもあります。
得点: 158.03点(SP:52.56/T:52.79/P:53.68/減点1.00)

安藤美姫(日本)2位
最初の3-3のコンビネーションでいきなり転倒。ちょっとトリノの悪夢を思い出してヒヤッとさせられましたが、大きなミスはこれだけに留め、あとのジャンプはしっかり成功させてくれたので、胸をなで下ろしました。「ジャンプの安藤」の異名を持つ美姫ちゃんですが、今季はステップやスピンも美しく決めてくれていて、全体的なスケーティング技術が格段に向上していることを強く感じます。歴代3位・192.59という高得点を出したアメリカ大会と比較すると、フランス大会は少し精彩を欠く面もありましたが、ここは4回転など真の実力は温存し、進出が確定しているファイナルに向けて全力を尽くす意欲の表れだと、前向きに評価したいです。結果2位とはいえ、3位のキミーちゃんとは16点以上もの大差をつけていますからね。ファイナル優勝を狙っていきましょう(^^)
得点: 174.44点(SP:65.02/T:57.70/P:52.72/減点1.00)

金妍兒(韓国)1位
やっぱり妍兒ちゃんは強かった・・・最初の3フリップ-3トゥーループは完璧。イナバウアーから2アクセル-3トゥーループも見事。その後も難なくトリプルジャンプ、コンビネーションを決め、スピンやステップも大変美しく、こりゃヤバい!と思っていたら、最後の最後の3サルコウでバランスを崩し、次のジャンプでは転倒。それでもカナダのときと違い、失敗が終盤だったことも幸いしてか、前半の素晴らしい演技に高い評価が付けられました。2位の美姫ちゃんと10点以上も差をつけて見事に優勝。これは仕方ないですね。美姫ちゃんのジャンプミスは序盤の3-3のコンビネーションだったのが、大きく響いてしまった感じです。まぁ、これで2人ともファイナル進出は確定ですし、2人の本当の勝負はそれまで持ち越しです(^^)
得点: 184.54点(SP:65.22/T:63.04/P:57.28/減点1.00)

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