世界フィギュアについては後日改めて書きますが(なんかコレばっかりですが、ちゃんと書き進めてはいます…一応
)、先日のエキシビションについて、ちょっとした事件が起きてるみたいなので、先にそれについて触れておきたいと思います。
女子フリーの結果、見事に優勝を勝ち取った安藤美姫さんは、歌手の絢香さんと生年月日が全く同じ(1987年12月18日…しかし若いなぁ
)という縁で知り合い、現在では親友なのだそうです。今季の各大会では、エキシビションで絢香さんが美姫さんのために特別に歌った英語版「I believe」が使われました。トリノの時期に大いに苦しんだ美姫さんにとって、「自分を信じて」というこの曲のテーマには大いに共感し、また励みにもなったことでしょう。エキシビションの演技をしながら「I believe」を口ずさむ美姫さんの姿を見たときは、目頭が熱くなるのを感じました。
今回の世界フィギュアは東京で開催されるということで、絢香さんが生で歌うエキシビションとか、あれば良いなと私は思っていましたが、まさか実現するとは夢にも思っていなかったので驚きました。美姫さん自身、絢香さんが生で歌うことについては、優勝を決めてから知ったとテレビで話していましたから、どなたの発案か知りませんが、なかなか粋な計らいだと思います。
絢香さんについては、「Real Voice」を最初に聴いた頃はまだピンと来ていなかったのですが、ある番組で「I believe」を聞いて以来、わりと好きな歌手の一人だったりします。その後の「三日月」も結構好きで、一応一通り曲は揃えています。…CDではなくmoraですけど(^^); ですから、なおのこと今回のコラボは嬉しかったのです。
それで実際のコラボを観たわけですが、これは心から感動してしまいました。美姫さんがいかにこの曲を大切に胸に秘めつつ演技を磨いてきたか、そして絢香さんがその姿を見守ってきたか、そんな若い二人の友情をヒシヒシと感じることが出来ました。さらに美姫さんのリクエストにより、アンコールでは生で「三日月」を披露してくれたのですが、曲の冒頭からファンの方々に感謝を伝える美姫さんの姿に打たれました。フィナーレでは、失敗してしまったもののクアドラプル・サルコウにも果敢に挑戦してくれました。真央ちゃんの方もクアドラプル・ループへの挑戦を口にしていますので(出典記事はこちら)、美姫さんの優勝が真央ちゃんにとっても良い刺激となったみたいで、来季の二人の活躍が楽しみになってきました。
さて…問題はここからです。ご存じの方も多いとは思いますが、詳しい内容は下記のニュース記事をご覧ください。
絢香の掲示板「炎上」閉鎖 ミキティーとのコラボがアダ (J-CASTニュース - livedoor)
せっかくエキシビションに感動していたのに、とても哀しい気持ちになってしまいました。あのエキシビションの演技から「商業的」な空気など、私は微塵も感じることができなかったのですが、絢香さんが歌の宣伝にフィギュアを利用したなど、ちょっと「いわれもない」としかコメントのしようがない感じ方をする人もいるんだなぁと、テレビから「友情」というものを素直に字面通り受け取ることすら難しくなってしまっている現代の世相に、なんともいえない物寂しさを覚えました。
いや、それでもまぁ「批判」する方の気持ちは分かるのです。それより私が哀しかったのは、これへの「批判」を、歌手・絢香さんのサイトの公式BBSにぶつけ、結果いわゆる「炎上」させ、閉鎖に追いやったという事実です。批判するなら、たとえばフジテレビ、新聞の投書、ご自身のブログなど、向けるべき矛先も批判の場も他にあると思います。選手の要望に応えて歌を披露した歌手のファンが集うBBSでの批判というのは、あまりにやり方が酷い気がします。
当然批判した方の中には、真剣にフィギュアの商業的利用を憂えていた人も、美姫さんのファンもいるとは思いますが、この「炎上」騒ぎでは、歌った絢香さんはもちろん、演技を披露した美姫さんも含めて、あのエキシビションに関わった人全員が何かしら哀しい思いをされたことと思います。エキシビションは世界チャンピオンとなった選手が一番の主役です。もちろん美姫さんも主役の中の一人です。当然ながら彼女自身が望む内容でエキシビションを披露したのであって、絢香さんが自らをアピールするために無理を言って歌ったのではありません。絢香さんは、あくまで美姫さんのために歌ったのです。そんなことは、わざわざ書くまでもなく当然のことだと思うのですが…。
私はむしろ番組のエンディングが、まるでどこかTOKIOのビデオクリップみたいになっていたことの方が、より「商業的な空気」や「主役は誰なのさ?」という思いを抱きましたけどね(^^); それを批判してる人はいるんでしょうかね。
それにしても、いわゆる「炎上」騒ぎは今に始まったことではありませんが、多くの批判的意見に混ざって誹謗中傷が殺到し、一つのブログや掲示板を閉鎖させてしまうというのは、たとえ相手が批判すべき巨大な存在…たとえばナベツネさんとか(たとえが少しアレですが
)であったとしても、あまり良いことには思えません。本来、何かの意見に対する批判を行うことは決して悪いことではありませんが、それが誹謗中傷であったり、明らかな悪意が混ざったものになってしまうと、それは批判とは呼べない、ただの言論封殺行為であり、形を変えた暴力だと思います。
「炎上」状態を止めるには、結局は掲示板を閉鎖したり、ブログならコメントの受付を止めるしかありませんから、せっかく作られた書き手と読み手のコミュニケーションの場が失われてしまう結果となり、それは決して誰にとっても望ましい結末とは言えないように思うのです。J-CASTさんは、よくこの「炎上」騒ぎをニュースで取り上げますが、そういう記事を見るたび、たとえ「炎上」させられた人が自分の好きではない人であっても、何かもの悲しさを覚えてしまいます。ネット社会の何か歪んだ部分とでも言うのでしょうか…。
最後に、今回の記事で取り上げた「絢香」さんについて、「平原綾香」さんのことと勘違いしている人が多少おられるみたいですが(エキシビションを観てなかった人ですかね)、全くの別人ですので、ここはあーやファンとして一言申し添えておきます(^^);

女子フリーの結果、見事に優勝を勝ち取った安藤美姫さんは、歌手の絢香さんと生年月日が全く同じ(1987年12月18日…しかし若いなぁ

今回の世界フィギュアは東京で開催されるということで、絢香さんが生で歌うエキシビションとか、あれば良いなと私は思っていましたが、まさか実現するとは夢にも思っていなかったので驚きました。美姫さん自身、絢香さんが生で歌うことについては、優勝を決めてから知ったとテレビで話していましたから、どなたの発案か知りませんが、なかなか粋な計らいだと思います。
絢香さんについては、「Real Voice」を最初に聴いた頃はまだピンと来ていなかったのですが、ある番組で「I believe」を聞いて以来、わりと好きな歌手の一人だったりします。その後の「三日月」も結構好きで、一応一通り曲は揃えています。…CDではなくmoraですけど(^^); ですから、なおのこと今回のコラボは嬉しかったのです。
それで実際のコラボを観たわけですが、これは心から感動してしまいました。美姫さんがいかにこの曲を大切に胸に秘めつつ演技を磨いてきたか、そして絢香さんがその姿を見守ってきたか、そんな若い二人の友情をヒシヒシと感じることが出来ました。さらに美姫さんのリクエストにより、アンコールでは生で「三日月」を披露してくれたのですが、曲の冒頭からファンの方々に感謝を伝える美姫さんの姿に打たれました。フィナーレでは、失敗してしまったもののクアドラプル・サルコウにも果敢に挑戦してくれました。真央ちゃんの方もクアドラプル・ループへの挑戦を口にしていますので(出典記事はこちら)、美姫さんの優勝が真央ちゃんにとっても良い刺激となったみたいで、来季の二人の活躍が楽しみになってきました。
さて…問題はここからです。ご存じの方も多いとは思いますが、詳しい内容は下記のニュース記事をご覧ください。
絢香の掲示板「炎上」閉鎖 ミキティーとのコラボがアダ (J-CASTニュース - livedoor)
せっかくエキシビションに感動していたのに、とても哀しい気持ちになってしまいました。あのエキシビションの演技から「商業的」な空気など、私は微塵も感じることができなかったのですが、絢香さんが歌の宣伝にフィギュアを利用したなど、ちょっと「いわれもない」としかコメントのしようがない感じ方をする人もいるんだなぁと、テレビから「友情」というものを素直に字面通り受け取ることすら難しくなってしまっている現代の世相に、なんともいえない物寂しさを覚えました。
いや、それでもまぁ「批判」する方の気持ちは分かるのです。それより私が哀しかったのは、これへの「批判」を、歌手・絢香さんのサイトの公式BBSにぶつけ、結果いわゆる「炎上」させ、閉鎖に追いやったという事実です。批判するなら、たとえばフジテレビ、新聞の投書、ご自身のブログなど、向けるべき矛先も批判の場も他にあると思います。選手の要望に応えて歌を披露した歌手のファンが集うBBSでの批判というのは、あまりにやり方が酷い気がします。
当然批判した方の中には、真剣にフィギュアの商業的利用を憂えていた人も、美姫さんのファンもいるとは思いますが、この「炎上」騒ぎでは、歌った絢香さんはもちろん、演技を披露した美姫さんも含めて、あのエキシビションに関わった人全員が何かしら哀しい思いをされたことと思います。エキシビションは世界チャンピオンとなった選手が一番の主役です。もちろん美姫さんも主役の中の一人です。当然ながら彼女自身が望む内容でエキシビションを披露したのであって、絢香さんが自らをアピールするために無理を言って歌ったのではありません。絢香さんは、あくまで美姫さんのために歌ったのです。そんなことは、わざわざ書くまでもなく当然のことだと思うのですが…。
私はむしろ番組のエンディングが、まるでどこかTOKIOのビデオクリップみたいになっていたことの方が、より「商業的な空気」や「主役は誰なのさ?」という思いを抱きましたけどね(^^); それを批判してる人はいるんでしょうかね。
それにしても、いわゆる「炎上」騒ぎは今に始まったことではありませんが、多くの批判的意見に混ざって誹謗中傷が殺到し、一つのブログや掲示板を閉鎖させてしまうというのは、たとえ相手が批判すべき巨大な存在…たとえばナベツネさんとか(たとえが少しアレですが

「炎上」状態を止めるには、結局は掲示板を閉鎖したり、ブログならコメントの受付を止めるしかありませんから、せっかく作られた書き手と読み手のコミュニケーションの場が失われてしまう結果となり、それは決して誰にとっても望ましい結末とは言えないように思うのです。J-CASTさんは、よくこの「炎上」騒ぎをニュースで取り上げますが、そういう記事を見るたび、たとえ「炎上」させられた人が自分の好きではない人であっても、何かもの悲しさを覚えてしまいます。ネット社会の何か歪んだ部分とでも言うのでしょうか…。
最後に、今回の記事で取り上げた「絢香」さんについて、「平原綾香」さんのことと勘違いしている人が多少おられるみたいですが(エキシビションを観てなかった人ですかね)、全くの別人ですので、ここはあーやファンとして一言申し添えておきます(^^);