月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

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心機一転

2012年03月28日 23時28分56秒 | このブログのこと
てなわけで、このブログのレイアウトを変えてみたり、Twitterと連動させてみたり、色々やってみました。こういうこまごました作業は好きなので、久しぶりに楽しめました(。・ω・。)

コメント欄については、いったんは復活させてみたものの、せっかくコメントを頂いても、また以前のようにお返事できなくなったりしたら申し訳ないので、当面クローズのままでいきたいと思います。その代わり的にTwitterと連動してますので、もしこのブログをお気に入り頂いた素敵な皆様には、フォローして頂いたり、つぶやいたりして頂けますと幸いです。

さて、あとは記事を適度にアップできるかどうかですが(´д`);

こればかりはモチベーションが続いてくれないことには何とも(汗)

もう1年以上も前になってしまいましたが、音楽座ミュージカル「ホーム」を観たときに書いた「完成したパズル」なんて、観劇によってパズルは完成したのに記事は完成してないとか、もはやシャレになってませんし(^^;)

正直、今から続きは…ちょっと書けません(汗)。観た時はすさまじい感動があって、書きたいことも山ほどあったんですが、これだけ時間が経ってしまうと、鮮度も落ちてしまいましたので…。Rカンパニーさんが、今後「ホーム」を再演してくれたら、そしてそれを私が観劇することが出来たら、続きを書けると思います。気長にお待ちくださいませ。。。

そしてF全集についても、この前の「T・Pぼん」でほとんど初めてマトモに触れられたという有様で…。藤子ファン的には超巨大なトピックだったにもかかわらず、これまでほとんど触れることもできず、お恥ずかしい限りです。。。

※書いてから気づきましたが「チンプイ」には一応触れてましたね(^^;)

まぁ、こんな感じなんですが、転職したことで、かなり時間と気持ちに余裕が出たのは確かですので、また以前のように書き続けられたらいいなと思っています。できる限りがんばりますので、よろしくお願いいたします。

「T・Pぼん」コンプリート

2012年03月24日 14時52分50秒 | 藤子不二雄
「藤子・F・不二雄大全集」で、待望の「T・Pぼん」第3巻が発売になりました。

なんと言っても目玉は、これまで単行本未収録だった「王妃ネフェルティティ」「ひすい珠の謎」の2本が収録されたこと。以前、潮出版社から発売された「スペシャル版」で、それまで未収録だった5作品のうち、「古代の大病院」「神の怒り」「ローマの軍道」が収録されていましたから、今回の大全集で、ようやく全作品が収録されたことになります。

初出は1986年ですから、26年の歳月を経ての初収録ということになります。「T・Pぼん」に未収録作品があると知ってから、かれこれ20年近くもの間、読みたくて仕方がなかったのですが、初出誌(コミックトム)の該当号は、古書店やヤフオクで稀に見つけても非常に高価だったこともあり、いずれは国会図書館で…などと思いながらも果たせなかったのでした。そのため正真正銘、私にとっては全く初めて触れる作品であり、いわばF先生の「新作」のような気分だったので、思わず正座して読了したのでありました(笑)。まさに感無量です。

「スペシャル版」に収録された3作品、中でも「ローマの軍道」には数ページにわたる加筆修正まであったということで、これらを読んだ時にも感動したものですが、それらの作品も含めて、こうして全集の1冊として、きちんとした形にまとまったのは本当にありがたいですね。

本巻解説での綿引勝美さん(メモリーバンク代表。「藤子不二雄ランド」等、藤子作品の編集では、まさに縁の下の力持ち的な存在。ご自身所蔵の貴重な書籍をバラしてまで、藤子不二雄ランドの版下作りなどに貢献してくださった素晴らしい方)のお話では、やはりF先生はあと1作品は描かれるご意志があったようで、それが希望コミックスの「第6巻」がずっと出なかった理由なのでしょうね。

「スペシャル版」と、今回の大全集まで未収録だった作品を読んでみて感じたのが、やっぱりF先生は、納得のいくまで加筆修正してから単行本に入れたかったんだろうな、ということです。

たとえば「神の怒り」は、ラストページが不自然な程あっさりしてるんですね。雑誌掲載時はページ数や他の仕事との兼ね合いなどの都合などもあるでしょうし、もっとダイナミックに加筆したかったのではないかと…。初出を見ても、前作「十字軍の少年騎士」から9ヶ月ものブランクがありますし、大長編ドラえもん(この時期なら「のび太と鉄人兵団」ですね)などの仕事が詰まっていたと推測されるので、F先生のお好きな古代ローマの話だし、もっと時間をかけてじっくりと描きたかったんじゃないかなと思います。

「古代の大病院」は、雑誌掲載順序としては「十字軍の少年騎士」の2ヶ月前に描かれた作品なのに、先に希望コミックス5巻に入らなかった理由は、やはり加筆修正を考えておられたんじゃないかなと思います。「ローマの軍道」は、前述の通り単行本化を前提に、きちんと加筆されて完成していました。いつ加筆されたのかは不明ですが、もしかすると、F先生が最後に直接手がけられた「T・Pぼん」の原稿だったのかもしれません。

そして今回、「スペシャル版」にさえ収録されなかった「王妃ネフェルティティ」がようやく陽の目を見ました。全集では印刷物からの復刻となっているのですが、その理由というのが「扉をのぞく画稿が修正途中で、収録が困難なため、印刷物より収録」とのこと。ファンの間では以前からこのような推測が出ていましたが、結局それを裏付ける結果となりました。はたして原稿を修復して収録するのが困難なほどの加筆修正って、どういう状態なんでしょうね。推測するに、F先生はほぼ全面的な改稿を考えておられたのではないかと…。トトメスのキャラが薄いと感じられたのかとか、ネフェルティティ像の創作部分をもっと深く描き込もうとされたのかとか…。勝手な推測にすぎませんが、なんとなくF先生は、この作品の完成度には納得されていなかったんじゃないかなと感じました。もし改稿されていたらどうなっていたか…それを読みかったです。

結果的に最終話となった「ひすい珠の謎」ですが、不思議な響きのタイトルから、どんなお話なんだろうと思っていましたが、全集2巻収録の「最初のアメリカ人」とのちょっとしたリンクもあり、とても面白く、興味深く読みました。実は私が初めて読んだ「T・Pぼん」は「最初のアメリカ人」だったんです。藤子不二雄特集号のような、1000ページ位ある本が1986年前後に小学館から発売されまして、当時それで読んだのです。子供心にものすごく不思議な印象を受け、後に書店で希望コミックスを見つけて購入し、ファンになったという経緯があります。そういう個人的な観点からも、「ひすい珠の謎」に出てくる少女ムワサが、最初のアメリカ人である彼(ぼんと、トーマス・F・ブラウン君の共通の先祖)の子孫かもしれないというのは、なんだか感慨深いです。ちょうど、ククルの子孫が春日エリかもしれない的なロマンといいますか(笑)。

しかし「ひすい珠の謎」がスペシャル版にも収録されなかった理由は…謎ですね。原稿はきちんと残されていて、加筆修正もされていないようだし…。「王妃ネフェルティティ」の未収録理由はハッキリしましたが「ひすい珠の謎」だけはよく分かりません。まぁ、結果的に収録されたんだから良いんですけどね(^_^);

藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 3 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
小学館

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