最近、Mac mini を購入しました。
悩みぬいた末、購入を決意して、注文したそのまさに翌日、突然の高熱で倒れて入院してしまったため、対面は少し遅れてしまったのですが(´д`);
それまでも Mac mini は使っていたのですが、2007年モデルでメモリが1.5GBしかなく、増設したところで最大3GBですから Lion化は厳しいということと、最新の Xcodeを使う必要が出てきたため、思い切って購入したというわけです。以前の機種では Snow Leopard でしたが、やっぱりメモリ不足もあって若干操作がモタつくこともありました。今回はメモリ8GBも搭載している Lionなので、あまりの快適さに驚いています。Photoshop等も入れてみましたが、これほど快適に操作できる Photoshopを、私は今まで経験したことがないです(・∀・)
以前は Mac好きで、数年おきに新機種を買っていたのですが、ここ10年程度はお金がないこともあって、ご無沙汰でした。2007年モデルの Mac mini も、今年に入ってから必要に駆られて中古で購入したくらいで、メインで使用していたのは長年 Windows XP だったのですが、久々に Mac、それも初めての Intel Mac に触れてみると、かつて OS X が出てワクワクした頃を思い出し、再び Macの魅力に取りつかれていきました。
ワクワクといえば、Apple製品の箱を開けるときのワクワク感は異常なほどです。箱を開けると「Hello」と言ってくれるかのような、この製品と出会えて嬉しくなるような、そんな不思議な気持ちにさせられるのは Apple製品だけです。これはスティーブ・ジョブズが徹底的にこだわっていた点でもあります。
入院中、買ったまま読めずにいた書籍「スティーブ・ジョブズ」を読んで、身体が弱っていたこともあってか、ソフトバンクの孫さんじゃないけど、「何故か何度も涙があふれて止まらない」気持ちになりました。ジョブズは偉大な人物だとは思っていますが、あまりにもクセが強すぎて、素直に「好きな人物」という思いは昔から抱けずにいるのですが(むしろウォズニアックが好きだったりするので)、株価13ドル程度にまで落ち込み、身売りが何度も取り沙汰されていた Appleを、僅か10年そこそこで株価600ドル(2012年7月現在)の世界トップ企業にまで立て直したことは紛れもない事実であり、そのことは驚愕の一言に尽きます。
Macが発売されたとき、iMacが発売されたとき、iPodが発売されたとき、iPhoneが発売されたとき、iPadが発売されたとき……。それぞれ本当に「世界を変える」程の衝撃を世界に与えましたからね。Macが出てパソコンが普及し、iMacが出てパソコンにデザインが重視されるようになり、iPodでそれまで一部でしか流行っていなかった音楽プレイヤーが一気に普及し、iPhoneでスマートフォン、iPadでタブレットPCが、それぞれ爆発的に普及する原動力となったというわけです。ジョブズはマーケティングやプレゼンの天才とよく言われますが、それだけではこれほどの結果は作れなかったでしょう。製品の細部まで徹底的にこだわり抜く姿勢があるからこそ、これだけ美しい製品を世に出し、普及させ、それが結果として傾きかけた Appleの再建に繋がったのでしょう。
もちろん彼には功罪相半ばする面もありますし、失敗したこともあります。人の手柄を横取りしたり、有名な「現実歪曲フィールド」とか、私のような凡人にとっては、絶対に部下にはなりたくないタイプです(笑)。しかし Appleを作って追い出され、また復帰して見事に再建させたという、彼の短い生涯は、使い古された言い方ですが、まさに「事実は小説より奇なり」を地でいくようなストーリーです。
彼について忘れてはならないのは、Pixarでアニメーション映画にも革命をおこしている事実です。ただ、ここでは彼は完全に経営者としてのサポートに徹していて、ジョン・ラセターをはじめ優れたクリエイターを信頼し、それが後の成功をもたらしたということです。「スティーブ・ジョブズ」上巻の口絵で、珍しいラフな格好のジョブズ&ラセターの2ショット写真が見られます。ジョブズが本当に楽しそうに笑っていて、この写真を見ていると何だか温かい気持ちになります。
私が Macを初めて買ったのは1994年、中古のLC520でした。CPUが68030の25MHz、メモリ8MB、HDDが160MBというスペックは、今から考えれば笑えるほど低いのですが、プリンタとスキャナをセットにして30万円もしました。せっかく買ったのに最初は使い方が全くわからず、当時はインターネットもまだ一般的ではなかったので、半年ほど「ただの箱」状態でした(笑)。
その後、クラリス・ワークスなどのソフトを入れたり、Mac関係の雑誌を読みあさり、どうにか使えるようになっていきました。その後は Performa 5280で初めて PowerPCに触れ、その後は Power Macintosh 8600、PowerBook 2400、iMac(ブラウン管タイプのストロベリー)、そして Power Mac G4 cube、iBook、eMacと購入していきました。1995年頃に初めて Windows 95を触ったのですが(しかも SoftWindows という Mac用エミュレーターソフトを通じて)、あまり好きになれず、その後も Windows 98、NT 4.0、2000と、仕事上の必要に迫られて使ってはみましたが、やっぱり馴染めずにいました。ようやくしっくり来たのはXPで、そこからは長い付き合いにはなりましたが、やっぱり Macへの憧れは心の底に抱き続けていた気がします。
初めて OS X が出たときも、Public Beta からインストールして使うほどのマニアでした(笑)。当時はあまりにも重くて、使い物になるのか心配ではありましたが、10.1、10.2…とバージョンを重ねるうちに安定してきて、現在の Lionは本当に完成度が高いと思います。次期の Mountain Lion も楽しみです。
ということで、今回は今までと少し違うベクトルでマニアックな話になってしまいましたが(笑)、この「スティーブ・ジョブズ」、MacやApple製品が好きな方はもちろん、心に何かしら迷いがある今の私のような方にもオススメです。何か目から鱗が落ちたような気持ちになりました。
悩みぬいた末、購入を決意して、注文したそのまさに翌日、突然の高熱で倒れて入院してしまったため、対面は少し遅れてしまったのですが(´д`);
それまでも Mac mini は使っていたのですが、2007年モデルでメモリが1.5GBしかなく、増設したところで最大3GBですから Lion化は厳しいということと、最新の Xcodeを使う必要が出てきたため、思い切って購入したというわけです。以前の機種では Snow Leopard でしたが、やっぱりメモリ不足もあって若干操作がモタつくこともありました。今回はメモリ8GBも搭載している Lionなので、あまりの快適さに驚いています。Photoshop等も入れてみましたが、これほど快適に操作できる Photoshopを、私は今まで経験したことがないです(・∀・)
以前は Mac好きで、数年おきに新機種を買っていたのですが、ここ10年程度はお金がないこともあって、ご無沙汰でした。2007年モデルの Mac mini も、今年に入ってから必要に駆られて中古で購入したくらいで、メインで使用していたのは長年 Windows XP だったのですが、久々に Mac、それも初めての Intel Mac に触れてみると、かつて OS X が出てワクワクした頃を思い出し、再び Macの魅力に取りつかれていきました。
ワクワクといえば、Apple製品の箱を開けるときのワクワク感は異常なほどです。箱を開けると「Hello」と言ってくれるかのような、この製品と出会えて嬉しくなるような、そんな不思議な気持ちにさせられるのは Apple製品だけです。これはスティーブ・ジョブズが徹底的にこだわっていた点でもあります。
入院中、買ったまま読めずにいた書籍「スティーブ・ジョブズ」を読んで、身体が弱っていたこともあってか、ソフトバンクの孫さんじゃないけど、「何故か何度も涙があふれて止まらない」気持ちになりました。ジョブズは偉大な人物だとは思っていますが、あまりにもクセが強すぎて、素直に「好きな人物」という思いは昔から抱けずにいるのですが(むしろウォズニアックが好きだったりするので)、株価13ドル程度にまで落ち込み、身売りが何度も取り沙汰されていた Appleを、僅か10年そこそこで株価600ドル(2012年7月現在)の世界トップ企業にまで立て直したことは紛れもない事実であり、そのことは驚愕の一言に尽きます。
Macが発売されたとき、iMacが発売されたとき、iPodが発売されたとき、iPhoneが発売されたとき、iPadが発売されたとき……。それぞれ本当に「世界を変える」程の衝撃を世界に与えましたからね。Macが出てパソコンが普及し、iMacが出てパソコンにデザインが重視されるようになり、iPodでそれまで一部でしか流行っていなかった音楽プレイヤーが一気に普及し、iPhoneでスマートフォン、iPadでタブレットPCが、それぞれ爆発的に普及する原動力となったというわけです。ジョブズはマーケティングやプレゼンの天才とよく言われますが、それだけではこれほどの結果は作れなかったでしょう。製品の細部まで徹底的にこだわり抜く姿勢があるからこそ、これだけ美しい製品を世に出し、普及させ、それが結果として傾きかけた Appleの再建に繋がったのでしょう。
もちろん彼には功罪相半ばする面もありますし、失敗したこともあります。人の手柄を横取りしたり、有名な「現実歪曲フィールド」とか、私のような凡人にとっては、絶対に部下にはなりたくないタイプです(笑)。しかし Appleを作って追い出され、また復帰して見事に再建させたという、彼の短い生涯は、使い古された言い方ですが、まさに「事実は小説より奇なり」を地でいくようなストーリーです。
彼について忘れてはならないのは、Pixarでアニメーション映画にも革命をおこしている事実です。ただ、ここでは彼は完全に経営者としてのサポートに徹していて、ジョン・ラセターをはじめ優れたクリエイターを信頼し、それが後の成功をもたらしたということです。「スティーブ・ジョブズ」上巻の口絵で、珍しいラフな格好のジョブズ&ラセターの2ショット写真が見られます。ジョブズが本当に楽しそうに笑っていて、この写真を見ていると何だか温かい気持ちになります。
私が Macを初めて買ったのは1994年、中古のLC520でした。CPUが68030の25MHz、メモリ8MB、HDDが160MBというスペックは、今から考えれば笑えるほど低いのですが、プリンタとスキャナをセットにして30万円もしました。せっかく買ったのに最初は使い方が全くわからず、当時はインターネットもまだ一般的ではなかったので、半年ほど「ただの箱」状態でした(笑)。
その後、クラリス・ワークスなどのソフトを入れたり、Mac関係の雑誌を読みあさり、どうにか使えるようになっていきました。その後は Performa 5280で初めて PowerPCに触れ、その後は Power Macintosh 8600、PowerBook 2400、iMac(ブラウン管タイプのストロベリー)、そして Power Mac G4 cube、iBook、eMacと購入していきました。1995年頃に初めて Windows 95を触ったのですが(しかも SoftWindows という Mac用エミュレーターソフトを通じて)、あまり好きになれず、その後も Windows 98、NT 4.0、2000と、仕事上の必要に迫られて使ってはみましたが、やっぱり馴染めずにいました。ようやくしっくり来たのはXPで、そこからは長い付き合いにはなりましたが、やっぱり Macへの憧れは心の底に抱き続けていた気がします。
初めて OS X が出たときも、Public Beta からインストールして使うほどのマニアでした(笑)。当時はあまりにも重くて、使い物になるのか心配ではありましたが、10.1、10.2…とバージョンを重ねるうちに安定してきて、現在の Lionは本当に完成度が高いと思います。次期の Mountain Lion も楽しみです。
ということで、今回は今までと少し違うベクトルでマニアックな話になってしまいましたが(笑)、この「スティーブ・ジョブズ」、MacやApple製品が好きな方はもちろん、心に何かしら迷いがある今の私のような方にもオススメです。何か目から鱗が落ちたような気持ちになりました。
スティーブ・ジョブズ I | |
ウォルター・アイザックソン・著 井口耕二・訳 | |
講談社 |