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月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

巴里のアメリカ人

2012年05月17日 21時08分42秒 | 映画/テレビなど
今さらながら、ジーン・ケリー主演、ガーシュイン音楽のミュージカル映画「巴里のアメリカ人」(1951米) を観ました。

クライマックス18分間におよぶイメージ・シークエンスはもちろん、ケリーのダイナミックなダンスと、ガーシュインの名曲の数々がたっぷりと堪能できる傑作です。ヒロイン・リズ役を演じたレスリー・キャロンもまた、とてもチャーミングで良かったです。個人的にはアダムの演奏イメージのシーンもまた楽しかったです。

……が、ストーリー的には……
結局、リズは二股かけてたわけですよね(^-^);

ほろ苦い別れの後の、長時間にわたるイメージ・シークエンス。ダンスと音楽をしっかり楽しみつつも、この話をどうやって落とす気なんだと考えてたら、まさかのラストに呆然としてしまいました。

ミロはまだ分かるんです。パトロンの立場で、ジェリーを恋しくは思いつつも、ジェリーの方はミロを最初から恋愛対象としては見てませんでしたからね。

しかし、結婚まで本気で考えてリズと交際していたアンリの立場は一体(^_^);

まぁ、いまだに個人的な苦い経験を引きずっているらしく(笑)、こういう展開の話はあんまり素直には楽しめない私なのでした(´д`);

それはそれとして、往年のMGMミュージカル映画を、ここ数年ちょくちょく楽しんでいます。四季の「ウィキッド」を観る前には「オズの魔法使」を改めて観て、ハマってDVDを買ったりもしました。「踊る大紐育」「雨に唄えば」「イースター・パレード」など…。「ザッツ・エンターテインメント」シリーズをDVDで観た影響も大きいんですけどね。

しかし、フレッド・アステアにせよ、ジーン・ケリーにせよ、やっぱり尋常ではない程に美しいダンスシーンには惚れ惚れしてしまいます。映画本編はまだ観ていない作品も多いのですが、YouTubeなんかでダンスシーンを楽しんだりしています。

かつて向田邦子さんは、ジーン・ケリーのことを「体操の先生みたい」と言われたそうですが、今回「巴里のアメリカ人」を観て、分からないでもないなと思いました(笑)。アステアは気品にあふれる優雅なダンス、ケリーはダイナミックでパワフルなダンス、というようなイメージでしょうか。どちらも好きなんですけどね。「雨に唄えば」では、ドナルド・オコナーのコミカルなダンスも忘れられません。

こういうミュージカル映画は、今ではなかなか作られないのが、残念といえば残念ですが、やっぱり時代なのかなぁとも思います。

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ワーナー・ホーム・ビデオ

「ライオンキング」は12年ぶりに大阪へ

2012年05月02日 23時13分56秒 | ミュージカル/演劇
本日到着した「ラ・アルプ」によりますと、現在、北海道四季劇場で上演中の「ライオンキング」は9/8で千秋楽を迎え、今秋から12年ぶりの大阪公演が、大阪四季劇場にて始まるそうです。

思えば「ライオンキング」を初めて観たのは、大阪MBS劇場(現・イオン化粧品シアターBRAVA!)の初日。1999年4月18日のことでした。当時、ディズニーの「ライオンキング」が舞台になると聞いて、漠然と「キャッツ」的なものを想像していたのですが、実際に幕が上がると、全く想像すらしなかった空間が繰り広げられて、度肝を抜かれたものです。パペットを効果的に使って、こんな芝居ができるもんなんだと感心したのを思い出します。

1998年12月20日に東京公演がスタートした「ライオンキング」も、今年で14年目のロングランという、日本演劇至上初の快挙を成し遂げ、いまだ留まるところを知らずに続演中です。

福岡では、10年以内の間に2度も、しかも通算4年近くという、地方都市としてはあり得ないロングランを記録していますが、残念なことに「ライオンキング」以外の公演には、あまり観客が入らなかったという悲しい現実がそこにはあり、ついに専用劇場がなくなってしまったのは、このブログでも何度か触れたとおりです。

大阪公演版「ライオンキング」の見所は、何と言ってもティモンとプンバァが繰り広げる関西弁の楽しさでしょう。私も大阪出身なので、あまりにも関西ネイティブ、コテコテな大阪弁が炸裂して爆笑したものです。

前回の公演で観ていない方はもちろん、子どもの頃に観て今ではお父さん、お母さんになったという方も多いと思います。そんなみなさんは、ぜひ親子で「ライオンキング」をお楽しみください(^_^)

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