月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

久しぶりに「耳をすませば」

2008年09月08日 01時22分48秒 | 映画/テレビなど


久しぶりに「耳をすませば」のDVDを観ました。

生き方に迷ったとき、生きることが辛いとき、何故だか無性にこの映画が観たくなってしまうのです。

もはや「生き方に迷った」…なんて青臭いことを言っていられるトシじゃないですし、自分の中に「宝石の原石が眠ってるかもしれない」なんて可能性を信じていないで、きっぱり「そんなもん眠ってない!」と認めなきゃならない時期すら、既に通り過ぎているんですけど、それでもやっぱり……耳をすましたくなってしまうことがあるんです。

もう13年も前の作品になるんですね…。大好きなアニメーター・近藤喜文さんの、劇場長編の監督作品としては、これが最初で最後になってしまったんですけど、この作品を遺してくれて良かったと、今となっては思います。スクリプトや構成、構図には宮崎駿さんテイストが溢れていますが、この作品の背後に流れる「空気」からは、近藤さんらしい優しさが伝わってくるなぁと、鍋焼きうどんを頬張る雫の表情や、エンディングで行き交う人々の姿を見るたび、いつも感じるのです。

さぁ、明日からも仕事ガンバロー

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