月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

メルモちゃん・・・・・・

2006年10月30日 23時30分14秒 | 近況雑記
武藤礼子さん=声優(読売新聞) - goo ニュース

パンポロリン!さんで訃報を知って、しばし呆然・・・

武藤さんは大ベテランの声優さんで、様々なアニメや洋画の吹き替えに出演されていますが、私にとって一番印象的だったのは「ふしぎなメルモ」のメルモちゃん役でした。観たのは高校生の頃。BSで放送していたのを、学校から帰ってから楽しみに観ていた記憶があります。私は、手塚作品は漫画の方のファンでして、あまりアニメの方には関心がないのですが、「メルモ」は唯一の例外かもしれません。

さすがに観たのが昔すぎて細かいところは忘れてしまいましたが、武藤さんの演じるメルモは、子どものときの可愛い声、大人に変身したあとの大人っぽく少しセクシーな声、2つの声色を見事に演じ分けておられて、どちらの声も大好きでした。

このアニメは「性教育アニメ」という位置づけで語られることも多く、たしかに多少はエッチな描写もありましたが、どちらかというと、ワレガラス先生の口を通して語られる様々な「生命の神秘」についての解説と、そのテーマに沿ったストーリーも面白く、ためになりつつも楽しめるアニメでした。小さな弟・トトオを守るため、お母さん代わりになって、幼いながらも健気に頑張るメルモの姿に心打たれます。また最終回は、メルモとお母さんの再会シーンに、ものすごく感動したのを覚えています。

数年前、WOWOWで放送されたとき・・・どういう理由かわかりませんが、「リニューアル」と称し、当時の映像に声だけ別人に差し替えられたバージョンだったのを観たときは、ちょっと愕然としました。メルモ役を武藤さんに代わって演じていた、川村万梨阿さんの声自体が嫌だったわけではないのです。当時のキャストが、当時の技術で、当時の思いを込めて吹き込まれた声を、いとも簡単に別人に差し替えられてしまったのが嫌だったのです。こんな中途半端なことをするくらいなら、普通にリメイクして欲しかった・・・オリジナルには手を加えて欲しくなかったと、それは今でも思います。

同じような理由で、「アルプスの少女ハイジ」の劇場版(総集編)も、わざわざ後から声を入れ直されていて・・・たとえ声優さんが同じであっても、とても嫌でした。私にとってハイジは、あのときの杉山佳寿子さんの声だし、アルムおんじは、あのときの宮内幸平さんの声なんです。私は「わさドラ」は容認どころか応援派ですが、以前、大山のぶ代さんが演じていた頃の映像に、水田わさびさんの声で上書きするようなことだけは、絶対に避けて欲しいと思っています。大山さんのドラえもんは、あくまで大山さんのドラえもんなんです。わさびさんには、わさびさんのドラえもんを作っていって欲しいのです。

結局、WOWOWでの放送は、声を変えられたのが嫌だったので観ませんでした。だから私の中では、今でもメルモちゃんの声は武藤礼子さんなのです。

ご冥福をお祈りいたします。

そして、チャンピオンシップへ

2006年10月30日 19時34分30秒 | ゲーム関連
ニンテンドーDS版「ロードランナー」について、昨日の記事で「骨のある面が多い」と書きましたが、ごめんなさい、撤回します(^^); わりと簡単でした。というか、仕事の合間にちょこちょこやってただけで、さっき50面までクリアしちゃいました(笑)。最初は、テトリス以外のゲームそのものが久しぶりだったので、手が慣れてなかったんでしょうね。

EZアプリ版の方が、画面が小さくて操作しづらい上に、ロボットの上スレスレのところを渡り歩くっていう高度なワザまで必要で、クリアするのにものすごい時間が掛かりました。まぁ、価格の安いEZアプリにしては、トータルするとかなりの長時間楽しめたので、たっぷりモトは取れたと思います(笑)。

さて・・・簡単だったというのは、あくまで「ロードランナー」の話です。このDS版には、ほかに「チャンピオンシップロードランナー」が入っているのですが・・・こっちは超難関です。

ファミコン版の「チャンピオンシップ」は、私はやったことがないのですが、1面すらクリア出来なかったという声を聞いたことがあります。「そんなバカな」と思ってましたが・・・全くダテじゃないことを、つい先程思い知らされました(笑)。15分ほど試行錯誤しましたが、私も1面もクリアできてません。難しいって言ったって、「ロードランナー」の50面くらいのレベルだろうと高をくくってたんですが・・・この難しさはハンパじゃありません(^^);

とても「仕事の合間にちょこちょこ」なんて取り組み方でクリアできるわけがありませんので、そのうち手が空いてから、真剣に取り組むことにします

そもそもパズルゲームが「好きだけど得意なわけじゃない」なんてレベルの私に、これが太刀打ちできるのだろうか・・・

(追記)
どうもEZアプリ版は「チャンピオンシップ」の要素も入ってたようです。ブロック時間差消しみたいな解き方がいっぱいありました。それでも画面サイズが小さいのでマップも小さく、時間を掛けて失敗を繰り返せば、どうにか解けました。ところがDS版の「チャンピオンシップ」は、マップも広い上に、あちこちに複雑な手順がいっぱいあって、私のようにモタモタやってると絶対に解けません(^^); ちょっとセコ手を使って、チュートリアルをやった後に見られる解答ムービーを見てからトライしましたが、私のレベルでは、それでも戸惑うほどです。というより「ロードランナー」の方が、ブロック時間差消し、ロボットの頭の上を渡る、みたいな手順も全然なくて「あれ?こんなに簡単だったの?」という印象でした。ファミコン版もそうだったんですかね。だとすれば、「ロードランナー」をクリアしてから、「チャンピオンシップ」に手を出した当時の小学生の、大量ギブアップも納得できます(^^);

DSのロードランナーを買っちゃった

2006年10月29日 16時55分29秒 | ゲーム関連
高橋名人のブログで発売されたのを知り、ニンテンドーDSの「ロードランナー」を衝動買い(^^);

いま、そんなゲームやってるヒマは、あんまりないんですけどね(笑)。実はこれ、ファミコン版というよりも、EZアプリ版で一時ハマりまして・・・全面クリアできたときは本当に嬉しかったんで、DSでも改めてやってみたくなりました。小学生の頃は、パズルゲームというと、むしろ「ボンバーマン」の方にハマってたかなぁ。

画面の小さいEZアプリ版と違って、画面も広いので実に骨のある面が多いです。いや「骨のある」って思うのは私だけかもしれません。パズルゲームは好きですが、決して得意というわけではありませんから(^^); 気長にゆっくりプレイしたいと思います。

実は「ハドソン」と聞くと、今でも胸がときめいてしまうのです(笑)。私はバリバリの「高橋名人世代」なので・・・小学校のときは「スターソルジャー」で全国キャラバンにも参加したことがあるんですよ。普段の練習では、予選突破ラインまで出せてたのに、後ろに高橋名人がいるという緊張感に見事にやられ、ラザロで撃沈し、情けないことに2万点台しか出せず、ステッカーなどの参加賞をもらってスゴスゴと帰った記憶があります。懐かしい思い出です(^^);

この「ロードランナー」は、十字キーの操作が鍵なんですが、DSって十字キーの真上に「POWER」ボタンがあるんですよね。つい熱を入れて操作してると、このボタンに手が当たってしまい、「あ゛~~~~!!!」ってことが何回もありました(^^); 任天堂さん、スイッチは、もうちょっと手の当たらない位置に置いて欲しかったなぁ~(^^);

ロードランナー
ハドソン
詳細

安藤美姫さん、おめでとう!!

2006年10月29日 12時56分31秒 | スポーツ
安藤初優勝、浅田真3位 スケートアメリカ最終日(共同通信) - goo ニュース

安藤美姫さん、本当におめでとうございます(^^)

世界体操もフィギュアも、オリンピック以外は生放送してくれないから、どうしても結果がわかってから観ることになるのが辛い・・・でも、今夜の放送が楽しみです。

正直なところ、私はそれほど安藤さんを好きではありませんでした。いや、だからと言って別に嫌いでもなかったですけど(笑)。トリノの頃は、とにかくマスコミ全体が「ミキティ」と騒ぎすぎで、そこに新星のようにあらわれた浅田真央さんを、今度は「ミラクルマオ」とか名付けて、またまた大騒ぎ・・・そんなに選手をアイドル化したいのかという、マスコミの報道姿勢が嫌だったんだと思います。まぁ、そんなこと言いつつも、浅田さんの演技が画面に登場してきたときには、トリノに出せ~って私も沸きましたけどね(^^); しっかり踊らされてたのは私も同じです。マスコミは視聴者を踊らせるのがお仕事です。

ただ、実際にトリノを観ていたときは、地道に頑張って結果を残した荒川静香さんや村主章枝さんの方が、よっぽど私には輝いて見えました。安藤さんがジャンプの失敗で15位に終わったときは「なんだ、大騒ぎしてた割にはあの程度か」と思った人もたくさんいたでしょう。私はフィギュアを愛していますので(今回のGPを忘れてたクセに~)、そこまでは思わなかったけど、マスコミが騒ぎすぎなんだと思いました。たかだか18歳やそこらの少女に、過剰な期待が掛かりすぎて、それが大きなプレッシャーになったんだろうなと・・・同じことを浅田さんでも繰り返さなければ良いけどと・・・

トリノ後、荒川さんの金メダル熱が収まったと思ったら、マスコミは一斉に「ミラクルマオ」をプッシュし始めます。安藤さんの悔しさは想像に難くありません。

今回の安藤さんの優勝は、この逆境に打ち勝ち、悔しさをバネにして成し遂げた偉大な努力の賜だと思います。彼女も2010年には22歳。荒川さんは24歳で金メダルを手にしていますから、まだまだ十分活躍できる年齢です。荒川さんにも苦しい時期はありましたが、それをはね除けて金メダルを手にしたのです。安藤さんには、これからも本当に頑張って欲しいです。

今度は心配なのは浅田さんの方です。SPでは見事な得点を弾きだしたのに、フリーでは失敗したらしく4位。総合で3位に終わっています。それでも見事な成績ではありますが、過剰な期待が掛かれば掛かるほど、受けるプレッシャーも大きいのでしょう。これからも重圧で崩れたりすることなく、バンクーバーでは二人揃って活躍して欲しいですし、マスコミには若い二人を潰すような報道はして欲しくないと思います。

私の一押し・村主章枝さんも頑張ってねー
11月のスケートカナダ、応援しています(^^)

エスパー魔美DVDレビュー (9) わが友コンポコ

2006年10月29日 03時11分27秒 | エスパー魔美DVDレビュー
スタッフデータ

サブタイトル:わが友コンポコ
原作:コロコロ文庫(2) わが友・コンポコの巻
脚本:富田祐弘
演出:パクキョンスン
絵コンテ:望月智充
作画監督:富永貞義
堤 規至
原画:亜細亜堂
中村 純/飯田宏儀/山崎鏡子/飯岡真理子
声の出演:
魔美:横沢啓子高畑:柴本広之
たつ夫の母:山口奈々たつ夫:桜井敏治
老人:島香 裕男A:菅原正志
男B:島沢弘隆(コンポコ)(小粥よう子)
(パパ)(増岡 弘)
地上波放送日:1987年 6月 2日(藤子不二雄ワイド枠内)
関連商品:
(Amazon.co.jp)
コロコロ文庫 エスパー魔美 (2) (小学館)
エスパー魔美 DVD-BOX 上巻 (ジェネオン エンタテインメント)
※お願い: スタッフデータに誤りがある場合は、コメント欄でご指摘ください。

みどころ

なるべくストーリーは書かないようにしていますが多少のネタバレはあります

さて、また間隔が空いてしまいましたが、どうにか頑張って再起動いたしました。決して作品への愛情興味が失せたわけではないのです。でも愛情や興味というのは、決してひとところに留まるわけではなく、体調や精神状態、また当然ながら仕事もあったりするので、なかなかモチベーションの上がらない時期というのもあるんですね。私のレビューの場合、濃密に書きすぎという根本的な問題もございますが「やるならやらねば精神」が頭をもたげる性格なので仕方がありません。ウッチャンナンチャンとは関係ありません。(ちょっと古すぎ?

今回のお話は、絵コンテを望月智充さんが担当しています。最近スピカってる自分としては、その点でも興味深い回でもあります。望月さんは各所で藤子ファンを公言されていますが、監督として携わった作品は、僅かに OVA「宇宙船製造法」「ミノタウロスの皿」「おれ、夕子」のみです。このシリーズは、絵柄がぎゃろっぷ風(キテレツ風)なのが、今ひとつSF短篇には合わない印象で、「ミノタウロスの皿」に関しては、主人公がモノローグを口を開けて喋ってしまう舞台劇風な演出が、私にはあまりしっくり来なかった記憶があります。「おれ、夕子」は、わりと良かったと思います。(手元にビデオがないので結構忘れちゃってますが・・・)

望月さんの藤子アニメでの仕事は、他に「ドラえもん」「チンプイ」「エスパー魔美」の絵コンテを少々といったところで、あまり本数は多くありません。「魔美」の第53話「恐怖のハイキング」では演出も担当されています。「魔美」に携わったのは、この2本のみです。本当は「魔法の天使クリィミーマミ」とか「きまぐれオレンジ☆ロード」などで非常に有名な人なんですが、そちら方面には詳しくありません。ジブリの「海がきこえる」の監督でもありますが、こちらは作品云々以前に、お話そのものが私の趣味には合いませんでした(^^);

閑話休題。ようやく「魔美」のお話に戻ります(笑)。
今回はコンポコが活躍するお話なのに、小粥さんのお名前がクレジットされてないミスが痛いですね(^^); あ・・・パパ役の増岡さんも・・・

今回の実質的な作画監督は堤さんです。

この2人が今回のお話のお騒がせ親子です(笑)。青年の名前はたつ夫。戦国時代に作られたという、ほら穴にこもって勉強しています。「崩れて、生き埋めにでもなったらどうするの!」と母親は心配しますが、それが今回の伏線です。
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

さて、ところ変わって魔美の家。高畑が、コンポコと仲良くなりたいと、あぶらげ持参で佐倉家を訪れます。コンポコは全然歓迎してくれません(^^);

「どうも君は以前から、ぼくに対していわれのない反感を持っているようだね。なぜだろう。何か君に悪いことでもしたかい?ひょっとして焼き餅か?魔美くんと親しくするぼくに対して、同じ男としての

高畑は、じゅんじゅんと語りかけます・・・・・・犬に

そうこうするうち魔美登場。そこで高畑さっそくカマしてくれます
「ほら、お土産にあぶらげも持ってきたよ、ポコポコ
←もちろん結果はご覧の通り(^^);
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

皆様ご存じの通り、高畑は大変頭の良い少年です。記憶力も、法律の条文をスラスラと暗唱したり、教科書を一度ざっと眺めるだけで「しまいまで覚えた」と言ってしまうなど、もう殴りたくなるほどの脳味噌を持ってます(笑)。それなのに・・・コンポコの名前を覚えることだけは苦手なのです。

魔美の部屋に通された高畑は、
「男同士、ざっくばらんに話し合おうや・・・なぁ、ポンポコ
と、またもやってくれます(^^); もちろん高畑はボコボコに・・・
思わずみなもと太郎風(笑)になってしまった魔美いわく、
こういうことには頭悪いのねぇ
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

気を取り直して、高畑-コンポコ会談を再開。魔美は例のバイトのため部屋を出ます。(ボーイフレンドが遊びに来てる同じ屋根の下で、ヌードモデルを平然とやってしまうあたりが全く魔美らしい

「マッチで火を点けるには、マッチ棒のほかにマッチ箱が要る。魔女にとってのマッチ箱がコウモリやヒキガエルだったんじゃないだろうか。動物たちから放射される一種のエネルギーがあって、これが超能力者に感応して、初めて力が目覚める!」
相変わらずの高畑理論はなるほどと思いますが、自分のことをコウモリやヒキガエルと同じという意味にとらえたコンポコは、やっぱり高畑にガブリ(笑)。

高畑の思考波で魔美が戻ってくると、怒って飛び出したコンポコは木登り中。それを見た高畑は
「へぇー、木登りするなんて、まるでネコだねぇ
と、またもコンポコの逆鱗に触れる一言を放ちます(^^);
「もう!どうしてコンポコの気に障ることばっかり言うのよ!」
魔美が怒るのももっともです(^^);

このとき、ベランダの手すりに二人が手を置くことで、導体テレパシーを偶然に発見します。魔美は皮膚電流から相手の考えを読み取れるのです。実はこれもラストへの伏線になってます。
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

さて、魔美は「例のバイト」に戻ります。魔美パパ、ずっと待ちぼうけです(^^);

高畑は「神秘的な犬」とか、「君ほどの雑種は滅多に生まれるものじゃない」とか、コンポコをほめ殺しすることで、どうにかコンポコに、あぶらげを受け取ってもらうことに成功。

・・・あぁ、それなのに・・・
「これからは、ずっと親友になろうな、チン○○!(自主規制)」
うわぁやってもーた・・・男子小学生は大喜び(笑)。
コンポコ怒髪天を衝いた!!
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

魔美も、もう面倒みきれないと、無視してモデル続行(^^);

仕事が終わって外に出ると、高畑がぼんやり考え込んでいます。
「なに考えてんのかな?」
こともあろうに魔美は、この多感な男子中学生の心の中を、こっそり覗いてしまいます。すると高畑は、よりによって魔美のヌードを想像中・・・ありゃりゃ~(´▽`);

へぇー驚いた!高畑さんでも女の子の裸なんか想像するの!?
そんな指までさして言われた日にゃ(しかも、その裸を想像してた相手に・・・)、一体どう答えて良いやらわからんでしょうね(^^);
そ、そんな!ぼくはただ!!
もうダメっす。高畑、完全に狼狽しちゃってます └(´_`)┘

普通の女の子なら、ボーイフレンドが、自分の裸なんぞを勝手に想像しくさってた日にゃ(笑)、たぶん怒るでしょう。魔美は違います。完全に感心してます(^_^);
「いいのよ別に。ただあんまり意外だっただけ。ふーん、高畑さんでもねぇ~。へぇ~」
からかわれた高畑は、まさかの逆ギレ風に叫びます。
「いきなり人の心を覗くなんて!プライバシーの侵害だ!!

「そんなに照れなくてもいいわよ。あなたぐらいの年頃の男子が、女子に好奇心をもつのは自然なことだって、少女雑誌の悩み相談室に書いてあったわ」
魔美、落ち着きすぎ・・・ちょっと言動がオバサン化してます(笑)。

高畑?最後まで話を聞かずに出て行ってしまいました。そりゃそうだ(^^);
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

この辺のやり取りが面白いもんで、つい画像を使いすぎてしまいました(^^);
字数制限も厳しくなってきたので、思いっきり端折らせて頂きます

この後、地震が起きて、冒頭に出てきたほら穴が崩れます。たつ夫が生き埋めになったと母親が大慌て。魔美はその母親の思考波をキャッチ。コンポコと一緒に現場に向かい、ほら穴の中へテレポートして救出に向かいますが、たつ夫はトイレに行ってて無事。っていうかこの親子、人騒がせすぎ(^^);

魔美はたつ夫がいないので戻ろうとしますが、テレポート・ガンのビーズ切れでテレポートできない事態に・・・。

この後、コンポコのSOSに駆けつけた高畑は、魔美を見事に救出します。協力して魔美を助けた高畑とコンポコには、左のように強い絆が・・・

どういう展開をたどるかは、作品をご覧下さい(^^);
導体テレパシーの伏線が見事に生きています。
(C) 藤子プロ/シンエイ動画・小学館

今回は、最後ものすごい端折り方をしてしまいましたが、いつも最初から最後までビッシリとレビューするから大変なわけで(^^);

その回の、私にとっての見所であったり、面白いところ、良いシーンなどをご紹介すれば、レビューとしての役割は果たせるかと思いますので、今後もそのように進めて行きたいと思います。

フィギュアGP

2006年10月28日 21時19分08秒 | スポーツ
織田優勝で2勝目 浅田真SP首位、安藤2位(共同通信) - goo ニュース

今秋のスポーツは、ちょっと個人的に世界体操ばかり注目してしまっていたので、フィギュアGPの方は、うっかりチェックし忘れてしまったんですが、先程テレ朝系での放送を観ていました。そしたら安藤美姫さんが見事な復活を遂げたと思ったら、浅田真央さんがさらに見事な得点を叩き出して首位に・・・ビックリです。

さらに男子も織田信成くんが、SP1位、フリー2位で、初優勝!という嬉しいニュースまで・・・うわ~、こんなことなら最初から注目してれば良かった(^^);

フィギュアといえば、やっぱりトリノ五輪での、荒川静香さんの金メダルが本当に素晴らしかったですね。あのときは前の夜から朝までずっと生で観ていました。荒川さんが見事なまでに貫禄の演技を決めてくれたときは、本当に感動しました。

思えば、あのときの安藤さんは本当に可哀相でした。周りには「ミキティ」と騒がれて、CMにも引っ張りだこ、メダルへの過剰な期待、それなのに本人は絶不調・・・結果も残せず、それからのマスコミは手のひらを返したように「ミラクルマオ」とか騒ぎ出します。安藤さんは相当に悔しい思いをしたんじゃないでしょうか。それをバネにしたのか、今日久しぶりに観た安藤さんの演技は、トリノのときとは全く違って見えました。

確かに浅田さんはものすごい素質があると思います。今回もぶっち切りの68.84点です。わずか16歳にして、この結果はすごいと思いますが、安藤さんも66.74点で2位です。この安藤さんだってまだ18歳。二人ともさらに伸びる可能性もあるわけです。バンクーバーでは、ぜひ二人とも活躍して欲しいと願っています。・・・まぁ、私が一番応援してるのは、村主章枝さんなんですけど(^^);

それにしても・・・前にも書きましたが、トリノ五輪のとき、あれだけ「誓い」を連日耳にしていたのに、当時の私はほとんど無関心・・・それから半年足らずで、ここまでの平原綾香ファンになるなんて想像もしてなかったから、全くもって不思議です。

トリノ五輪は、最後に元嫁と一緒に観たスポーツでもありました。北京もバンクーバーも一人で観ることに・・・なるんだろうなぁ、やっぱり

フライホイール再起動中

2006年10月27日 23時26分36秒 | このブログのこと
ネタ切れ警報!・・・ウィン!ウィン!ウィン!ウィン!・・・

・・・そろそろ魔美レビュー書こうっと(^^);

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

巨大な弾み車(フライホイール)を
まわすようなものだ。
高速回転中は指一本でらくらく動くが、
止まろうとする車を再起動するには、
渾身の力をふりしぼらねばならない。

ぼくの力はつきかけていた。

(藤子・F・不二雄 著「未来の想い出」より)

・・・ ・・・ ・・・ ・・・

止まりかけてる魔美レビューを再起動するには渾身の力を・・

・・・・・・近日再開予定です

必修科目履修漏れ問題

2006年10月26日 20時46分24秒 | 近況雑記
「必修」逃れ18道県98高校に拡大、成績表改ざんも(読売新聞) - goo ニュース

これだけの数の高校が、揃いも揃って学習指導要領すらチェックしてなかったのか、わかっててごまかしたのか・・・詳しい事情はわかりませんが、これじゃあまりにも生徒が可哀相すぎます。どうにか救済措置は取れないものですかね。カリキュラムを作った教師や学校、教委、文科省の役人などは、いっくらでも処分を受けりゃ良い話ですが、この問題に関する限り、学生には全く非はないはずです。「生徒の要望を受けて」とか言ってた学校もありますが、それって責任逃れですか?(^^); 学習指導要領に沿ったカリキュラムの作成は、あくまで学校側の責務であって、生徒の要望で勝手に変えて良いはずがありませんよね。こんな馬鹿げたことで、大事な時期の勉強時間が削られて、それが原因で志望大学に入れなかったりしたら・・・その子の人生にかかわってくる問題ですからね・・・

ちなみに私が高校生の頃も世界史は必修で・・・もちろんちゃんと履修しましたよ。当時、わりと日本史は好きだったんですが、アウグストゥヌスだとか何とか・・・とにかく世界史は人名・地名でズッコケましたね(^^);

あれから10年以上・・・高校の世界史で学んだことなんて、これっぽっちも覚えてないです。でも日本史世界史かかわらず、歴史そのものは大好きですよ。それは「T・Pぼん」のおかげですけど(笑)。

盗作と偶然とインスパイアとパロディと・・・

2006年10月25日 09時58分52秒 | 近況雑記
先日の記事で、槇原敬之さんの歌詞の件について触れました。

ところで、先程ジブリのブログを覗くと、少し前から一部マスコミで取り上げられていた件について、ジブリ社長の鈴木敏夫さんが釈明していました。

「テルーの唄」の歌詞の表記の問題について (スタジオジブリ)

この場合、作詞の宮崎吾朗さん萩原朔太郎さんの詩に想を得ていること自体は、このブログでも書かれているように、パンフレットなどの文章でも既に表明されていたわけですから、こうして鈴木さんが早い段階できちんと釈明したのは、良かったんじゃないかと私は思います。低姿勢すぎるほど低姿勢で、指摘した荒川洋治さんに御礼まで書いているところが少し笑えますが(^^);

手嶌葵さんはとてもピュアな歌声で良い素質を持っている人だと思います。さらにゴタゴタが続いて、歌そのものが封印されるような事態を招いては、萩原さんの詩にとっても、手嶌さんの歌にとっても不幸なことでしょう。だから事態が双方にとって良い形で早く決着することを願っています。

なんだかんだと書きながらアレですけど、私はまだ「ゲド戦記」は観てなかったり(笑)

さて、これは宮崎さんが歌詞を書く際に、萩原さんの詩にインスパイアされたというケースですね。こういう例は歌に限らずたくさんあります。松本零士さんの「銀河鉄道999」は、そのタイトルや宇宙を走る鉄道という点からも、宮沢賢治さんの童話「銀河鉄道の夜」からの着想であることは、誰もがご存じかと思います。当然これは別に「盗作」ではないんですよね。もっと言いますと、大長編ドラえもん「のび太と銀河超特急」(というよりもこの長編の元になった短篇「天の川鉄道の夜」)は、「銀河鉄道の夜」と「銀河鉄道999」の「パロディ」でもあります。これまた「盗作」とは全く違います。

さて、問題の歌の件について、もう一度整理してみます。

マスコミの記事でも何度も引用されていますので、歌を知らない皆様もご存じかと思いますが、一応ここに並べて引用してみます。

A「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
B「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない

Aが槇原敬之さんの作詞・作曲による「約束の場所」の歌詞の一部、Bが松本零士さんによる漫画「銀河鉄道999」に出てくる一節です。確かに言ってることは、少し表現が違うだけでそっくりです。

そっくりになってしまった理由は次の4つが挙げられます。

(注) ここでの「元作者」とは「もとさくしゃ」、つまり盗用、インスパイア、パロディの元になった作品の作者、という意味で使用しています。こんな言葉は辞書に載っていませんので、私の勝手な造語かもしれません(笑)。法律的には「原著作者」が正しいのかもしれませんが、若干ニュアンスが違ってくるので、「元作者」と表記することにしました。

1.盗作・盗用(明らかに真っ黒)
2.インスパイア(元作者の了解済、または周知の作品から想を得て創作)
3.パロディ(パロディとわかる作りなら基本的に白だが元作者次第?)
4.偶然(一応は・・・白?)

今回、槇原さんは4を主張していて、松本さんは2を主張しているわけです。

松本さんも、何も1だと言ってるわけではないようですが(一部の記事では1と2を混同して書いているようですが)、2であっても無断だから許せないと・・・自作から想を得ていることを明示しろと・・・そう言っておられます。つまり、出典を明示して謝罪すれば損賠等は求めないということです。

対して槇原さんは4だと・・・元の作品を「知らない」「読んだことがない」と言っているようです。ただ一部報道によれば、槇原さん側が「記憶に残っていたのかもしれない」みたいなことを言ってしまったようですから、話がますます複雑になっているようですが(^^);

2の場合、別に出典や元作者を明示しなければならない、という決まりはないと思いますが、慣例的に「この作品○○は、△△氏の作品◇◇から想を得て創作しました」のように書かれている作品も多いので、明示するのがマナーなのかもしれません。

3だって、たまにシャレがわからない(笑)、または度を過ぎているとかの理由で、元作者が訴えたりするケースもありますから、難しいものです。田中圭一さんが手塚作品などを強烈にパロディ化した「神罰」って作品がありまして、あれ内容は本当にメチャクチャなんですが(笑)、手塚るみ子さん(手塚治虫先生の長女)が「訴えます!」って、あまりにもシャレの効きまくりな推薦文を書いてたりして、さすが手塚プロは度量の大きさが違うと感じたものです(^^); 同じことを「サザエさん」でやったら、きっと裁判沙汰になるでしょうし、過去には実際にそういうこともありました※。

※「東京25時」に掲載された「サザエさま」。このブログには少し似つかわしくない内容のため(笑)、詳しいことは書きません。興味のある方はお調べ下さい。

私の考えでは・・・槇原さん自身が「記憶に残っていたのかもしれない」と言ったというのが事実であれば何とも言えないものの、4の可能性も充分にあるんじゃないかということです。

つまり松本さんとしては「銀河鉄道999」は有名な作品だし、この言葉は講演会などで繰り返し語ってきているから、誰でも知ってるはずだという趣旨の主張をしているわけですが・・・松本さんの出身地・北九州市に住む漫画好きの私、このフレーズを全く知りません(^^); もちろん松本さんの講演にも行ったことがありませんし、講演録も読んだことはありません。

これは単に、私が漫画好きとしては勉強不足なだけかもしれませんが、少なくとも宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」ほどまでには、「誰もが知っている」とまでは言い切れないように思います。

この問題は、双方とも長引かせたくない泥仕合にしたくないという認識は一致しているようですが・・・どちらかが折れない限り、絶対に解決しないでしょうね。レコード会社が和解案※を提示したようですが、内容を見る限り、これじゃどっちも折れないだろうなーと思いました。だって、松本さんは全然「了解」してないし、槇原さんも事前に了解を得た上で、この作品のフレーズを使って作詞したなんて、アーティストとして認めることは出来ないでしょう。

※参考記事: 盗作騒動、槙原も松本氏も譲らず (Yahoo!ニュース/日刊スポーツ)

さて、この問題どのような結末を迎えるのでしょうか。

結局、一番迷惑してるのは、ケミストリーそのファンなのかもしれませんね(^^);

そろそろ限界?毎日更新(^^);

2006年10月24日 23時33分17秒 | このブログのこと
このブログは、誰に頼まれたわけでもなく(笑)、毎日1回以上は必ず更新するようにと、自らに科してきたんですが、そろそろそれも限界に近づきつつあるのかもしれません。ここしばらくは1日1回更新が限界ですし、それもヤバくてごまかすことまで数回・・・(汗)

なんで毎日更新するかというと、別に明確な理由があるわけではないのです(^^);

ただ、1日ストップしてしまうと、ついつい更新が停滞して、だんだん書かなくなってしまうんじゃないかという強迫観念みたいなものが、私に毎日キーを叩かせているようです。左の方にカレンダーがありますが、1日更新しないと、その日付のリンクが歯欠け状態になってしまうので、それが嫌だったりもします(^^);

今日もなんだか妙に疲れてしまい、19時過ぎから寝ていたんですが、目覚ましもセットしてなかったので、そのまま日付が変わる頃まで寝てしまっても不思議はなかったのに、22時30分頃に「ハッ!ブログを更新しなきゃ!」とばかりに目が覚めてしまったんですから、その思いはDNAレベルに浸透・・・してるのか?本当に(笑)

8月の頃はすっ飛ばしてましたから、あの「しょこたん」並に(笑)、1日に何度も更新したりしていました。今思えば「ネタを温存しておけよ!」とツッコミを入れたくなります。あの頃は仕事や離婚などの悩みで頭を抱えていた時期でもあって、ちょっとヤケクソ気味に更新しまくっていたという事情もありますが、書きたいことが溢れていたことも事実です。

そうです・・・今はハッキリと「ネタ切れ」なんです(^^);

魔美レビューとか、チンプイ作画研究とか、そういう連載風記事でいうなら、たっぷりネタがあるんですが、ああいう記事は、もちろん好きなテーマですから、書いていて楽しくもあるものの、いかんせんパワーも必要なんです。こっそりバラしますと、魔美レビューは写真を撮影したり、セリフ確認のために何度も見返したりして、準備期間を含めると1記事に5~6時間かかります。第4話に至っては前後編にまでなって、その倍近く掛かったかもしれません。もちろん1日で全部やるのは不可能ですから、何日かに分けて書いたりします。それだけの時間があれば良いんですが、これでも一応は社長業やってますから、忙しい時期もあったりしますし、色々と他にやりたいこともあったりします。

今では、1日のアクセス数が500とかになることもあって、こんな拙いブログの更新を、もしかしたら楽しみにして下さってる方もいるのかもしれません。たいへん有り難いことですので、そんな皆様の期待を裏切りたくない思いもあるのですが、もしかすると今後、どこかで毎日更新記録がストップしてしまう可能性もあると思います。どうかご容赦下さい

唐突に5日くらい止まったら死んでるかもしれませんが(笑)、生きてる限りは続けていくつもりですので(大きく出てしまった)、あたたかーい目・・・のつもりで見守って頂ければ幸いです。

ココロねっこ運動

2006年10月23日 20時30分43秒 | 平原綾香
長崎では、命の大切さを訴える「ココロねっこ運動」というものをやってるらしいのですが、とても嬉しいニュースが飛び込んできました。なんと、この運動のテーマソングを、我らがあーやが歌うことになりました~(^o^)

[平原綾香がココロねっこ運動公式テーマソングを歌う♪] (ココロねっこ運動HP)
[命の大切さ、平原綾香さんの歌で…長崎県が運動公式曲に] (読売新聞)

しかも、あーやの作詞、あーやパパの平原まことさんが作曲という、親子合作で、編曲は「わさドラ」の音楽を担当している沢田完さんが手がけるというのです。かつて武道館でのライブや、アルバム「4つのL」収録の「アリエスの星」などで「親子共演」はありましたが「親子合作」というのは初めてのこと。どんな曲が生まれるのか、すごく楽しみです(^^)

気になるのは読売新聞の記事にある「一般販売はしない」という記述・・・長崎を起点に、全国に命の大切さを訴えていく・・・というような形もアリだと思うので、あーやファンはもちろん、全国の一般の人々も気軽に購入できることを切に望みます。

あーやの、こうしたキャンペーンソングでは、CBCが展開している「こどもを救おう!未来を守ろう!」というキャンペーンのために作られた「スタート・ライン」という名曲があります(アルバム「4つのL」収録)。こちらの作曲も沢田さん。児童虐待というヘビーなテーマにもかかわらず、彼女の優しさに包まれるような、そして力強く前を向いて歩いていきたい気持ちになれる、本当に素敵な1曲です。

アニメ「ふたつのスピカ」 その2

2006年10月21日 21時52分35秒 | アニメ(藤子/名劇以外)
この記事からの続きです

ちょっと世界体操とか、他に観なきゃいけないものがあったので、4話ほど録画が溜まってたんですが、今日は第8話まで視聴。いや~このアニメ、かなり良いです。食わず嫌いになってしまわなくて本当に良かった・・・

この作品は、私の身辺に色々と大きな変化があり、人生最大のヘコみモードだった頃にたまたま原作を知り、そのときの自分の心境にストレートに伝わるものがあったことで、大ファンになったのでした。アニメ化されていたのを知ったのも原作を読んでからで、静止画で見るアニメの絵柄は、その原作と大きく異なるキャラクターデザイン(とくにアスミ)に、少なからず違和感を覚えたのです。

でも実際にアニメを観てみたら、そんな違和感は消えました。原作の持ち味を生かしつつも、原作では描かれていなかった部分まで補うような丁寧な作り込みに、少なからず感銘を受けました。

前回の記事では、アスミの「ちいささ」をあまり感じないと書きましたが、それは宇宙学校の受験シーンなどで解決しました。単に対比する他のキャラクターがいなかったから、小さく感じなかっただけでした(^^);

また、Buzyが歌う「Venus Say」という曲がオープニングに使われている点についても、違和感を感じると書きましたが、今では結構この曲、好きです(笑)。ずっと作中に流れる静かな曲を聴いていて、しっとりした気持ちになったところで、すぐ次の回が始まったので(BS-2では毎日2話ずつ再放送しています)、そのテンポの速い曲調に少し戸惑ってしまったのですが、オープニングとして、また「ふたつのスピカ」という作品のテーマ曲としても、申し分のない主題歌だと思います。ことに「遠い空の向こうまで」というフレーズは作品にピッタリです。

そんな感じで、観る前や第1~2話の時点で少し感じていた違和感などは、ことごとく払拭されています(笑)。今ではアニメ版の作品世界にも、どっぷりと浸かっています。また個人的には、OVA「ミノタウロスの皿」の演出や、ジブリの「海がきこえる」が、それほど好きにはなれなかった私にとって、初めて好きになりそうな望月智充監督作品でもあります。

なお、この作品は、2003年11月にBS-2で初回放送されていますが、原作は2006年10月現在でも完結してはいません(11月に単行本第11巻が発売予定)。放送時点で単行本は第5巻までしか発売されていなかったので、アニメ制作時点では明かされていなかった設定なども多数あります。そのあたりをどう料理しているのか、また当然ながら結末はアニメオリジナルのはずですが、どのようなラストになるのか、今後の展開が楽しみです。

その3へ続く

ビックリ500アクセス!

2006年10月20日 09時01分14秒 | このブログのこと
このブログのアクセス解析を覗いたら、昨日なんと526pv/298ipという過去最高記録を叩き出しちゃっていて、めちゃくちゃビックリしました。

どうやら原因の1つは、ニュースを見て何気なく書いた槇原敬之さんの記事(^^); こっち関係で100以上のアクセスがあったようです。

もう1つ、いつもお世話になってる「藤子不二雄ファンはここにいる」さんからも、100以上のアクセスが(^^); 「チンプイ」の最終回って、やっぱり藤子ファンの関心が高いようです。こんなエリクローン説なんて書いちゃって、怒られやしないかと心配ですが(笑)。

ここ最近は、以前より更新ペースが落ちたせいか、200pv/100ip前後をウロウロしてたんですが、久しぶりのアクセス急増で、リトルハートな私はビビってしまいました(^-^);;

昨日はミクシィでも、大好きな世界体操についての日記を、ついうっかり書いちゃったところ、30分で70アクセスなんてことになって、ビックリしたんです。(あっちでは内輪ネタや日常ネタが多く、ふだんは友だち中心の1日20~30アクセス程度で、ゆった~りしてます

ダブルビックリで、ノミの心臓は縮み上がってますが、これからも頑張りますので、よろしくお願いしますっ

※追記
gooブログのアクセスランキングによれば、なんと657603BLOG中、800位だったそうです。うっそぉ~ありえーん(^^);;

「チンプイ」未アニメ化エピソード

2006年10月20日 08時33分38秒 | 藤子不二雄
「チンプイ」の原作は全部で58話ありますが、その中で下記の4話だけは、アニメ化されませんでした。(全て完全版第4巻に収録)

第51話「ヒミツのバードウォッチング
第56話「魅惑のマール料理
第57話「エリさまは幸運の女神!?
第58話「遠い思い出

第56~58話がアニメ化されなかった理由は、単に時間的な問題だと思います。要するに初出誌発売時期から考えて、シナリオを起こすのが間に合わなかった・・・もしくは既にオリジナルエピソードのシナリオが上がっていたと・・・

「チンプイ」のアニメは、1991年 4月 18日に最終回が放送されていますが、第58話が掲載された「UTOPIA 最後の世界大戦」が発売されたのは、その約2ヶ月前なので、ラスト3本程度は物理的にアニメ化が難しかったと思われます。ただ「チンプイ」は湾岸戦争関連の報道特番のため、残念なことに当初の予定より1話減らされていますので(アニメージュ1991年6月号の記事より。藤子アニメだいすき!さんのサイトのこちらの記事参照)、第56話あたりまで、シナリオ程度は起こされていた可能性もあるかもしれません。

しかしながら、第51話がアニメ化されなかったのは、おそらく別の理由だと考えられます。その後の第55話「エリさまの絵が130億円!」まではアニメ化されていますから(アニメは #55 Aパート「名画獲得作戦」1991年 4月 11日放送)、時間的な問題とは考えにくいです。

ということで、今回は「チンプイ」未アニメ化作品について、簡単にご紹介します。

第51話「ヒミツのバードウォッチング

この作品は、はっきり言ってそのままアニメ化は不可能だったでしょう(^^);

なぜなら、まず他の作品のFキャラが多数ゲスト出演してるからです。それも、ドビンソンバードマンウメ星のみなさんという、もはや何と言っていいやらわからないセレクト(笑)。それに、作中で唐突に「ドレーク博士の宇宙文明方程式」まで登場。F先生すみません・・・このお話だけは、ちょっとどういう読者層に向けて描かれたのか、わかんない内容になっちゃってます(^^); ちょいとマニアックすぎるというか(笑)

といっても、そういう脇道はともかく(笑)、ストーリーやオチは、ちゃんとチンプイしてますので、番組が続けば、大幅にアレンジしてのアニメ化はあり得たかもしれません。まず方程式はアニメ的にカット(笑)。おそらくFキャラ登場シーンもなかったでしょう。「ウメ星デンカ」の前回アニメ化は白黒時代だったし(リメイク映画化は「チンプイ」終了の数年後)、ドビンソンなんて、よほどの藤子ファンしか知ってるわけがない(笑)。でもバードマンだけでも登場して、さらにその声を安原義人さんが演じていたら・・・藤子ファンの間では伝説になっていたことでしょう(^^);

第56話「魅惑のマール料理

この作品は、時間的にも内容的にも、普通にアニメ化されていても全く不思議はないお話です。湾岸戦争で潰れた1話は、もしかするとこのお話だったんじゃないでしょうか。

マール星にはニンジンスキー氏というシェフがいますが、彼はアニメオリジナルキャラ。この作品に登場するブースカ氏は「料理はオーケストラであります」と言い切って、見事なマール料理をたくさん作ってくれます。「タロモンモコッコドンブラ」「カレキハナワンワ」「カメツレラレリューグ」なんて、あまりにも想像力をかき立てられる素晴らしいネーミングの数々(^^); 嶋中行雄氏は、中央公論社の副社長だった当時「チンプイ」について、「言葉のギャグに関しては『ドラえもん』以上のものがあると思いますね」と語っておられます(NEO UTOPIA 第15号のインタビューより)。まさに面目躍如であります。

この作品は、F先生が亡くなった後に発売された「婦人公論」に再録されています。

また、この作品は個人的な思い出が・・・高校生の頃、何故かこの作品をシナリオ化して、シンエイ動画に送ろうなどという、無謀かつ意味のわからんことを思いついて、ワープロで実際にシナリオを書いたんですよ(^^); その時点で既にアニメは終了してましたし、シナリオを見てもらいたいなら、普通はオリジナルエピソードを書きそうなものなのに、なんで原作をリライトするような作業をやったのか・・・当時の自分の行動が全く理解できません(笑)。実際にシンエイ動画に送ったかどうかは、全く記憶にないのですが・・・送ってなかったことを祈ります(^^);

第57話「エリさまは幸運の女神!?

F先生はツチノコがお好きなようで、「ドラえもん」の世界では、ジャイアンがツチノコの発見者ということになってるのは有名な話です(^^); ツチノコは、東北地方では「バチヘビ」とか呼ぶらしく、矢口高雄先生が、ツチノコをテーマにした作品を描いていましたね・・・たしか。ツチノコって、21世紀になっても、きちんと見つかったという話は聞きませんね(^^); ヤマカガシの見間違いだとか、そういう話だけはたまに耳にしますが・・・結局いまでもUMAの一種の扱いなんですね。

さて、このお話では、エリが絶滅寸前だったツチノコの最後の1匹を、偶然捕まえてしまうというお話です。宇宙クラゲの一種「ノタリヒネモス」(また素晴らしいネーミング)なども絶滅寸前で、こういう稀少動物を保護するため、エリのマール財産が使われるという、晩年のF先生に多いエコロジー路線の1本となっています。

この作品のアニメ化は、おそらく時間的に少し難しかったのでしょう。初出が1月発売号ですからね。今ならノタリヒネモスによるトリップ描写まで問題にされちゃったりするのかな?(^^);

とりあえず「まねきエリさま」は、商品化しなきゃいけませんよ!(笑)>おもちゃメーカー様

第58話「遠い思い出

事実上、原作「チンプイ」の最終回となってしまったのがこの作品。月あかりの下、ダンボールに入れられていた幼き日のエリ(2歳)が長い夜道を泣きながら歩くという、あまりにも意味深なシーンからスタートします。

エリママは、エリが小さい頃に「そんな悪い子はダンボールの箱に入れて捨てちゃいます。あんたはもともと橋の下から拾ってきた子だから」なんて、とんでもないことを言ってエリを叱っていたらしく、その記憶と結びついてエリのトラウマになってしまっていたようです。

もちろん、あんなにそっくりなエリとエリママが、実の親子でないわけがなく、ちょっとした経緯があったのですが、それは実際に原作をお読みください。(絶版状態で気軽に読めないのが難ですが・・・たぶん1~2年のうちに復刊されますよ・・・根拠のない希望的観測

さて、ダンボールはマール星で「エリさま記念館」を作るために収集されていたわけですが、そこの館長というのが、チンプイよりさらにネズミ風のキャラクター。顔には勉三さん風ぐるぐるメガネ(笑)。名前はミキマス・・・ネズミでミキマス・・・ミキマス・・・某D社が何か言い出す前にやめておこう(笑)。

この作品は、エリの幼い頃からのおてんばぶりと、なんだかんだ言ってもしっかり愛情で繋がってるエリとエリママのがわかる、余韻の深い内容となっています。ある意味では最終回っぽくもあります。それだけに駆け足のようになってしまったオチが少し残念(^^);


未アニメ化作品のご紹介は以上です。

ところで完全版の4巻を読み返していて気がついたのですが・・・ちょっとサブタイトルにイマイチなものが多いですね(^^); 第58話も「遠い思い出」より、「エリさま思い出記念館」みたいな感じの方がゴロが良かった気がします。

第4巻の第49話以降は、F先生が亡くなった後に発売された「完全版チンプイ」第4巻で初めて単行本に収録され、サブタイトルもそのときに付けられたものです。つまり、F先生がチェックしたものではない可能性が高いのです。(生前にサブタイトルを考えておられたのなら話は別ですが)

むしろアニメ化された際に付けられたサブタイトルの方が、しっくり来るものが多いという印象です。参考までに単行本とアニメ化されたもののサブタイトルを並べてみました。なんとなく、アニメのサブタイトルと同じにするのを、意識して避けたような雰囲気もあります。そのまま使えば良いのに(^^);

原作アニメ
第49話おし売りおことわり!!#47b別荘星はいかが!
第50話苦しい断食祭#49a科法断食祭
第52話エリさま記憶そう失!?#40bお姉さんがやってきた
第53話ボク、バブバブ・・・#53bバブバブの唄が聴こえる
第54話貧しくも誇り高く#55bマール星財産の使い道
第55話エリさまの絵が130億円!#55a名画獲得作戦

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