月あかりの予感

藤子不二雄、ミュージカル、平原綾香・・・好きなこと、好きなものを気の向くままに綴ります

「メトロに乗って」映画館上映特別版

2008年06月23日 21時25分04秒 | ミュージカル/演劇


昨日の日曜日、イオンモール福岡ルクルの中にある、ワーナー・マイカル・シネマズへ行ってきました。県内ではここでしか上映されていない、音楽座ミュージカル「メトロに乗って」映画館上映特別版を観るためです。朝6時起き、高速バスと路線バスを乗り継いで約2時間…。ちょっと疲れました(^_^);

音楽座ミュージカル「メトロに乗って」は、2000年11月に宝塚バウホールでの兵庫公演を観ています。当時、まだ音楽座が「劇団」としては復活しておらず、1996年に解散後、翌1997年から毎年プロデュース公演の形で旧作の再演をしていた時期でした。そういう時期の「新作」だけに、当時はあまりその「新作」ということとの意味が掴めなかったのと、メインキャストが客演だらけということもあって、正直「音楽座ミュージカル」としては認めがたい気持ちがあったことも確かでした。

だからといって、作品が嫌いだったのか?と言われればそうでもなく、それなりに気に入ってはいました。後に舞台がテレビ放送されたこともあって、その録画を何度も観ています。まず音楽は、井上ヨシマサさん&高田浩さんという「泣かないで」コンビが担当しておられて、それは紛れもない「音楽座サウンド」でしたから、オーバーチュアのイントロだけで「音楽座だなぁ…」と感じることが出来ました。それに加えて、初演には劇団四季を退団したばかりだった沢木順さんが出演していて、沢木ファンだった私は彼の演じるアムールを見られるだけでも嬉しかったりして(*^-^*)

ここ3年ほどは、その録画を観ることもなかったので、今回は映画館でかなり久しぶりにこの作品と再会することになりました。

まずは「映画」でミュージカルを観るという新しい試みについて。今まで、海外でミュージカルを映画化した作品はたくさん観てきましたが、どれも映画として新しく作り直されたものであって、この作品のように舞台映像をそのまま映画化したものではありませんでした。観る前は、それまで観ていた音楽座作品のDVDのような内容を劇場公開したもの、という程度の認識でしたが、感覚が全く違っていたのに驚かされました。観ていて、自分が劇場にいるのか、映画館にいるのか、一瞬わからなくなるような錯覚に陥りました。思わず拍手しそうになったりして(笑)。

とにかく音響が本当に素晴らしくて、ある意味では舞台で観る以上の一体感がありました。ちゃんと観客が入った舞台の映像を使っているため、随所に拍手が聞こえてくるシーンもあるのですが、それがスクリーン前方から静かに広がるような音響効果になっていて、それが良い効果をもたらしていました。舞台映像をそのまま収録したDVDと比べて、一つの劇映画として完成されていて良かったです。

内容が特殊な作品だけに、映画館がガラガラで私一人貸切状態だったらどうしよう…と余計な心配をしていたのですが、満席とはいかないまでも、15人程度の観客はいてくれてホッとしました(^^); ただ、小さい子連れ(3~4歳?)のお客さんがいたんですけど、不倫とかタイムスリップとか、かなり複雑なストーリーなんだから、ちょっとお子さんに理解するのは無理では?と思っていたら、案の定、そのお子さんは途中で大泣きしてくれて、お母さんはそそくさと退場して行かれました…(笑)。

舞台映像そのままだけに、俳優さんのアップになると、すさまじいまでの汗だくっぷりがストレートに伝わってきます(^^); たとえば小沼真次役・広田勇二さんのシャツ、脇の当たりが照明の加減か茶色に変色していました(笑)。また、スクリーンを通して普段は見ることがないほど、ものすごい熱演をしていますので、あんまり舞台に馴染みがない人が観るとビックリするかも(^-^); つまり、それだけ大迫力の映像だったということでもあります。音楽座ファン、ミュージカルファンの方は、ぜひ映画館に一度観に行って欲しい作品です。

次に作品としての感想ですが、2000年の初演時と比べて、ストーリーや演出上の大きな変更はなかったのに、舞台としての完成度がものすごくアップしていたと思います。

アムール役の吉田朋弘さんは、やっぱりこの人、若いのに実力に溢れた素晴らしい俳優さんだなぁと改めて思いました。歌も演技も申し分ない……だけど、異様に若く見えました(^^); 実際のアムールは20代半ばと推定されるので(戦後のシーン)、吉田さんは実年齢に近いはずなのですが、この役に関しては初演の沢木さんのインパクトが強すぎたのでしょう(笑)。昭和39年のシーンでは、白髪になっていて少し老けた感じを出していましたが、これは舞台では特に違和感がなくても、アップになった映像だとやっぱり若さが際立ってしまって(^^);

それと同じことは貞子役の野田久美子さんにもいえました。「星の王子さま」で王子役をフレッシュに演じた、とっても若い女優さんなので、さすがにお婆ちゃん役はちょっと…(笑)。初演のモコちゃん(今津朋子さん)の方が違和感が少なかったのは、「ホーム」の映像である程度の免疫があったせいかもしれません(^^);

余談ですが、若い女優さんが演じているにもかかわらず、一番お婆ちゃんらしく見えたのは、「アイ・ラブ・坊っちゃん」初演で清役を演じた福島桂子さん…あれは心底見事でした。涙腺刺激されまくりで('ー')

ところで観る前は、広田さん、野田さんをはじめ、出演者に「モトシキ」が多すぎる点が気になっていたのですが(笑)、今回、秋本みな子さん井田安寿さんという、四季時代に何度も見ていた女優さんがメインキャストで出演されていました。

おふたりの演技を見て感じたのは、四季時代より断然輝いている!ということです。秋本さんは「美女と野獣」のベル役や「クレイジー・フォー・ユー」のテス役、井田さんは「美女と野獣」のバベット役が、個人的には印象的な役柄だったんですが、「安心して見られる」という安定感はあったものの、率直にいって当時はそこまでファンではありませんでした(^^); 秋本さんは「泣かないで」でスール山形役を演じていて、その演技を見たときに「この人は意外に音楽座向きだったのかも!」と思いました。今回は軽部みち子役だったんですが、魂のこもった演技と圧倒的な歌声に魅了されました。井田さんはお時役を演じていましたが、この人ってこんなにカッコ良かったんだ~!と思いました。

他の出演者でも、たとえば新木啓介さんも四季時代によく見ていましたけど、ガストン、ムファサなどの大きな役よりも、今回のバーテンダー等のアンサンブル的な役柄の方が輝いて見えた気がします。

その理由をあれこれ考えていたのですが、やっぱり劇団としての一体感というか、自分たちで作品を創っているんだ!という意気込みが伝わってくるからではないかと…。四季って良くも悪くも巨大になりすぎて、「エンターテイメントのプロ集団」という感じはするものの、良い意味での「劇団」的な連帯は失われつつあるんじゃないかなと思うのです。もちろん商業演劇として大成功を収めているわけですし、私も四季作品は好きだし、そのことが一概に悪いこととは思いませんが、自分が「音楽座」に求めているのは、紛れもなく「四季ではない何か」ではないかなと…。それこそが集団創造、劇団全体で作品を創り上げていく醍醐味ではないかと思います。「浅利さんの、浅利さんによる、浅利さんのための劇団」とは、そのあたりが少し違うのかなと(笑)。繰り返しますが、私は本当に四季も好きですよ(^_^);

1997年の「泣かないで '97」を観たときは、「あぁ、やっぱり音楽座は去年で終わってしまったんだ…」という感想をもちました。舞台のクオリティがあまりにも低すぎたのに加えて、あまりキャストの「一体感」を感じられなかったんです。その後のプロデュース公演では、この「メトロに乗って」初演も含めて、客演に支えられてクオリティは上がりましたが、あまり「一体感」は感じられない点が残念でした。当時は劇団ではなかったんだから今から思えば当然かもしれません。それが「Rカンパニー」になって、プロデュース公演の形態を引きずられたら嫌だなと思っていましたが、それは杞憂に終わってくれてホッとしています。正直「21C:マドモアゼル・モーツァルト」は、あまり頂けませんでしたが、「とってもゴースト」を経て、「泣かないで」「リトル・プリンス」あたりから劇団としての一体感の高まりを感じて、まだ「音楽座」は終わってはいなかったことが、とにかく嬉しかったです。「メトロに乗って」は、初演より今回の公演で一つの完成を見た気がします。それ以来となる新作「七つの人形の恋物語」が楽しみな今日この頃です(^^)

イラーリアとレベッカ

2008年06月08日 20時31分41秒 | 世界名作劇場(名劇)
えっと……「ポルフィの長い旅」、なんでこんな展開になってしまったのか、よく分かりませんが、マクシミリアンという青年を巡っての三角関係話が勃発してしまいました(^_^); まるで「美味しんぼ」みたいな人情話にならなきゃいいんですけど(笑)。

ご存知の方も多いとは思いますが、名劇ファンへのサービスなのか、先週から過去の名劇に出演した声優さんが、続々とゲスト出演しています。前回は、フローネやマルコ役を演じた松尾佳子さんがデイジー役で出演され、前回から引き続きイラーリア役でアン、ルシエン、ラビニア、ジョオ(ジョー先生)など、ついでに影千代(笑)を演じた名女優・山田栄子さんが、そしてレベッカ役でトミー(「ナンとジョー先生」)役を演じた高山みなみさんが出演しています。松尾さんの少女役は正直少し厳しいものがありましたが(笑)、山田さんの素敵なお声は健在で安心しました

だけど、こういう企画って……確かにファンには嬉しいのかも知れませんが、どうなんでしょうね(^^); 名劇も長いブランクを経て昨年の「コゼット」から再開され、「ポルフィ」で第25作目を迎えたわけですが、こういう企画は、素直に嬉しいというより、名劇の総決算みたいな意味もあったりして、まさか来年は作らない気ではあるまいかと、余計な詮索をしてしまいます。

最近の「ポルフィ」では、作画監督を含めて、海外スタジオへの丸投げも目立ちますし(別に作画クオリティが落ちているわけではないものの)、BSメインの放送では、どう考えても採算が取れてる気がしないので…。演出面では、過去の藤子アニメに縁の深い方々が何人か参加していたりするので、そういう点では興味深いですが…。(逆に「わさドラ」のスタッフに、過去の名劇に携わっていた方が多い現象も含めて)

原作はそれほど長くないので、話を1年間も膨らませるのは大変だとは思いますけど(過去の「ブッシュベイビー」等もそのパターンでしたが)、スタッフの皆さんには作品本位で勝負してもらいたいものです。

ということで「名犬ラッシー」を第25話まで見終わったばかりの月でした。地味だけど、そんなに悪い作品ではなかったと思います。半年で終わったのがもったいない…。犬好きにとっては結構泣けました 明日は最終回を観てから出勤します♪

「ウェストサイド物語」

2008年06月06日 23時47分04秒 | ミュージカル/演劇


ちょっと時間が空いてしまいましたが、中学の同窓会のため大阪へ向かったついでに、京都で上演中の劇団四季ミュージカル「ウェストサイド物語」を観てきました

この作品は1995年を最後に、10年以上も劇団四季によって上演されることはなかったのですが、昨年9月に東京で久々に再演されました。再演を知ったときは、ぜひ東京まで駆けつけたかったのですが、さすがに予算が許してくれなかったので、京都公演が決まったときはぜひ行きたいと思っていたのです。折良く同窓会が5月に開催されることになったので、それにかこつけて京都まで足を伸ばしたのでした。5月30日のソワレと31日のマチネ、2回続けて観てきました 31日は終演後ダッシュして電車で大阪へ向かい、そのままの足で同窓会に向かったのでクタクタでしたが

私が最後にこの作品を観たのは、自分の記録が正しければ1995年3月の名古屋公演が最後です。それ以来、実に13年2ヶ月ぶり…。一時、四季が上演権を宝塚に貸したとか売ったとか、そんな話を「ラ・アルプ」で読みましたけど、「いつかはまた四季がやる」という浅利さんの言葉を信じて、ず~っと待ち続けていたのです。約束は果たされましたが……まさか13年も観られないとは思いませんでしたよ

とにかくこの作品は大好きで、ダンスの振付もわりと正確に頭の中に入ってるほど(当然踊ることは出来ませんが)、映画版を繰り返し観ています。この前、四季劇場に「ウェストサイド物語」を観に来てくれた、映画版でベルナルド役を演じたジョージ・チャキリスさんが、もうとにかくカッコ良くて~ ナタリー・ウッドさんのマリアも可愛らしくて大好きでしたし、リタ・モレノさんのアニタも良かったな~

……今日は舞台版のお話でした(笑)。

そんなわけで映画も繰り返し何度も観ていますが、舞台とどっちが好きかと言われれば、やっぱり断然舞台版なんですよ。あのダンスの迫力はやっぱり生で観たい…。映画版のダンスも洗練されていてカッコいいんですけど、生で観たいというフラストレーションが溜まってしまいます

今回もオーバーチュアが終わって、プロローグのダンスシーンを観たときから、まさに鳥肌が立ちましたね~ 13年前も良かったけど、リフ役の松島勇気さん、ベルナルド役の望月龍平くんなど、若いダンサーたちが繰り広げるダンスが、もう心底惚れ惚れしてしまう程にカッコいい~

特に「もっちー」こと望月くんの演技が、以前より格段に素晴らしくなっていたのに感動しました 私は「コンタクト」で初めてもっちーのダンスを観て以来、彼の大ファンで、「キャッツ」のミストフェリーズ、「ユタと不思議な仲間たち」のユタなどの作品で彼を観てきましたが、ダンスのしなやかさが素晴らしいのは言うまでもないものの、演技については「可愛らしい」印象がありました(笑)。おそらくユタの印象が強かったんでしょうけど(^^); 残念ながら彼が演じてきたストレート・プレイの数々は観る機会がなかったのですが、そういう芝居でかなり鍛えられたのではないかなと思います。もう、見事なまでにシャーク団のボス、そしてマリアの兄を演じきっていました。彼ならリフ役も普通に出来ると思いますが、そっちも観てみたいものです。今回は5/30の公演前にリハーサル見学会にも参加していまして、もっちーは司会をやっていました。観客からの質問で、「一番しんどいダンスナンバーは?」という質問があって、他の俳優さんが「Cool」だと言っていたんですが、もっちーは「あのナンバー大変みたいですね~。僕なんかはぜひ踊りたいと思うんですけど(笑)」と余裕の発言(笑)。このナンバーが終わった直後に、ベルナルドが登場するんですけど、舞台裏では踊りたくてウズウズしている、もっちーがいるんでしょうね(^^);

トニーは阿久津陽一郎さん。たしか「アイーダ」でラダメス役を観て以来だから、約2年ぶり…。30日の公演では「マリア」のナンバー等で声がひっくり返ってしまって心配したんですけど(笑)、31日はキレイに歌い上げてくれていました。彼は基本的に安心して見ていられる俳優さんの一人ですね。だけど個人的には、トニーは芥川英司さん(現・鈴木綜馬さん)の印象が強くて、微妙にイメージが違うように思えなくもありませんでしたが、あくまで個人的な印象なので(^^); 彼の芝居そのものは良かったと思います。ちなみにリハーサル見学会のとき、彼は「I Feel Pretty」のシーンの演技指導をやっていました。「岡村さんの友達」も立派になったもんです(笑)。(←「めちゃイケ」の話です)

マリアは花田えりかちゃん。伸びやかな歌声が素敵で可愛らしいマリアでした あまり見たことのない女優さんで、それほど詳しくは知らなかったんですけど、リハーサル見学会で、もっちーが彼女をたしか「シュウちゃん」と呼んでいたので、なんでかな?と思っていたら、彼女は韓国出身の女優さんなのだそうです(リハーサル見学会でご本人がそう言いました)。最近の四季では、外国人キャストが日本風の芸名を使うことが多くて、人によっては言われなきゃ分からないほどに台詞にも違和感のない人もいますが、どう考えても発音がおかしいのに日本名の人もいたりして、正直なところ違和感はありますね(^^); だけど彼女は日本語もよく勉強してくれているようで、リハーサル見学会でも、ほとんど違和感なく日本語でお話してくれていました。「嬉しかったプレゼントは?」という質問で、「日本人のお客さんが、一生懸命勉強してハングルで書いてくれた手紙」と答えたときは、ちょっとウルッとしてしまいました。(ちなみに、もっちーはこの質問に「現金!」と即答。そんなお茶目キャラとは知らなかった

全くの余談ですが、この「ウェストサイド物語」は、アメリカ人(アメリカで生まれた人)のグループと、プエルトリコから移住してきた人のグループが対立しているという構図で描かれています。お互いのグループが相手を罵り合うシーンを見ていると、なんというか、日本人と韓国人(あるいは中国人など)が、ネットの掲示板などで罵り合ったり、相手を非難している光景とダブってしまい、少し複雑な感情になりました。私も正直なところ、「国家としての」韓国や中国は、それほど好きにはなれない面がありますけど、だからと言って、別に韓国人や中国人の全体が嫌いなわけでは決してないし、戦争などの不幸な過去をどうにか乗り越えて、お互いに仲良くしていけるようになれば良いなと願ってはいます。しかし現実はなかなか難しい…。竹島問題もあれば靖国参拝問題、尖閣諸島…。そういう大きな問題でなくても、たとえば四季が韓国で「ライオン・キング」を、韓国人俳優が演じて上演すると発表した際、「日本の劇団が主導するという点」において「文化侵略」云々を理由に、韓国で猛反発が起きたという報道も記憶に新しいです。(結果的に公演そのものは赤字だったものの、わりと成功を収めてくれたようですが)

今回、マリア役を韓国出身のえりかちゃんが演じていたことで、ちょっとそういう問題とダブって見えてしまいました。たとえばジェット=日本人、シャーク=韓国人(これらは逆でも良いですよ)と置き換えて観てみると、民族対立の構図が少し身近に感じられるというか…。そんなことを考えてしまったりしました。

ちょっと長い余談になってしまいましたが(笑)、この「ウェストサイド物語」は、「ロミオとジュリエット」をベースに、半世紀も前に作られた作品でありながら、今日まで続く民族問題や、もっとストレート「憎しみ合う人間たち」の姿を、ダンスを通して描き出していて、全く古びたところのない、時代を超えて愛される傑作だと思っています。

アニタ役は団こと葉さん。ところで私、この女優さんのサイン貰ってしまいました



四季の会の会員が貰える来場者プレゼントですけどね(笑)。初めて観た女優さんなんですけど、力強くてパワフルなダンスと、「A Boy Like That/I Have Love」のナンバーの歌声が素敵でした。そういえばアニタ役には、あーちゃんこと樋口麻美さんもキャスティングされていて、こちらもぜひ観てみたいです。数年前なら普通にマリア役になっていそうな、あーちゃんがアニタ役になるほど長い間、四季は上演してなかったんですねぇ

ところで、ドック役の岡田吉弘さん…。劇団昴の俳優さんなんですが、私はこの俳優さんの第一声から、「なんか、ディズニーのおとぼけキャラみたいな声だなぁ」と思っていました(笑)。しばらく聞いてると、「この人、P.T.フリー(「バグズ・ライフ」に出てくるノミ)の声にそっくり!」と思いました。昔よく、彼の放つ「マッチー!!」という叫び声の物真似をしたものです(笑)。あまりにも声が似ているので、帰ってから「バグズ・ライフ」の日本語キャストを調べたら……ご本人でした(笑)。まさか、こんなところで「バグズ・ライフ」に出ていた声優さんを生舞台で観られるとは思いもしませんでしたから、変な意味で感動しました(笑)。だけど、ドック役としては……どうなんだろう(^^); 個人的に、故・井関一さんの演じる渋いドックの印象が強すぎるんだと思いますけど…。

もっと色々と書こうと思っていたんですが、なんだか長くなってきたので、ここいらで終わりたいと思います(^^); 結論としては、やっぱり「ウェストサイド物語」は、やっぱり素晴らしい舞台だった!の一言です。映画版ではカットされた「Somewhere」のシーンも久しぶりに観ましたが、このシーンと、体育館のダンスから、トニーとマリアの出会いへ導く一連のシチュエーション、四重奏の「Quintet」など、ミュージカル史上に残る名シーンだと思っています。福岡公演、全国公演なども今後も機会があれば何度でも足を運んでしまいそうです。

↓期間中、2回観てスタンプを集めると貰えるタンブラー♪

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