おはようございます。
細胞数が100以下の原始的な生物も匂いに反応するように、嗅覚は非常に古い感覚器官です。獣の嗅覚は鋭敏です。少子高齢化の人材不足の時代です。犬の嗅覚をもっと仕事に使うべきと思います。文句は言わないし、柔な男より頼りになります。
犬の嗅覚は頭脳に直結し、とても敏感です。家の愛犬はプラスチック2重の袋のビスケットが分かり、食べたいと催促します。愛犬家には近づきます。猫は嫌いなのに、愛猫家を好き、近づきます。匂いが衣料に残っているのか、数か月前に犬や猫が死んだ人にも近づきます。
警察犬や麻薬探知犬、災害救助犬など、もっとたくさん増えて欲しいと思います。自衛隊犬も可能でしょう。ボランティア活動は立派ですが、人力任せは止めて、犬を育て、もっと使うべきだと思います。逃亡者捜査の初動に警察犬を使うべきです。
昔は、犬が羊や牛の泥棒を見張っていました。ハンニバルのアルプス越えはバーニーズ犬が活躍。30年ほど前、米国企業の玄関内に大型犬がいて驚いたし、フランスのタクシーには必ず中型犬が同乗し、運転手をお客の襲撃から守っていました。
犬の嗅覚は間脳や脳幹を経由せず、直接頭脳に情報を送ります。犬の感覚器官は寝ていても機能します。好きなおやつの匂いは寝ていても飛び起きます。人の嗅覚は退化し、寝ていたら嗅覚も機能しません。大脳に直結していないからでしょう。
私は昔者です。男が汗臭いのは当たり前に感じます。昔、畑や田んぼは酷い匂いでした。汗の匂いに鈍感になりました。でも匂いのアレルギー物質に反応します。排気ガスの酷い車が脇を通ると、大きなくしゃみが出て、愛犬がびっくり、参ります。
満員電車やエレベータのお化粧の強い匂いはもっと参ります。満員の車内でくしゃみが出て、礼儀知らずと思われます。妻は薬剤アレルギーがあり、空中の汚染物質に弱く、嗅覚が敏感です。嗅覚が身体全体の免疫システムと相互に関係しています。
私だけではありません。25年近く前、大学非常勤講師の同僚は、女子栄養大学の教室は、100人の女子大生の香りが漂っている、有名女子大の教室は安キャバレーの匂いがして耐えられない、非常勤は1年で止めたと言っていました。
最近、女子高校生は20年前の女子大生より強い香水や御化粧が臭うことがあります。女子高生に強い匂いのお化粧は違和感があります。最近、男子にも似た匂いがする人がいます。女性優位のお化粧の匂いに慣れた結果かも。嘆かわしいものです。
今日はここまでにします。
