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テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



もう1週間前(2005.10.19)のリリースだが、総務省はブログの国内登録者数が本年9月末時点で473万人になったと発表した。この数字はサービスを提供している33事業者の合計。

総務省によるブログとSNSについての3月末時点での現状分析と将来予測についてはこちらに詳しい(リンク先のPDF資料に大変興味深い分析結果が掲載されている)。
月1回以上更新している「アクティブブログ」は95万で、月1回以上見ている読者数は1651万人だそうである。
ちなみにそのうち0.001%が当ブログ読者。超ニッチ。

これだけの数になってなお半年で4割増加(3月末時点では335万人)というのは、以前、私が聞いた、「ブログの増加カーブはかつてのメールソフトの普及カーブに似ている」という話を裏付けている。

ネット利用者の大半はまずインターネットで情報を集める(ブラウザ、検索エンジン)。そして特定他社との連絡に便利なツールを使う(メール)。次の段階として不特定他社への情報発信としてホームページへと進んできたわけだが、その情報(個人の思想・信条あるいは感情その他表現全般を含む)発信ツールとしてホームページ作成よりはるかに簡便なブログが一気に普及するのはあたりまえのことかもしれない。

しかし、驚くのは自分自身を含めてのことだが一般個人にこれだけ「何かを発信したい、伝えたい、」という願望があったことである。なにか、思考停止状態に陥っていたような閉塞社会にも希望が持ててきたのではないか、というのは発想が飛躍しすぎだろうか。


私が使っているgooのブログの登録数は現在約34万。私が始めた14ヶ月前は確か7万人台であり、その増殖振りは確かにすごい。
総務省の報告にはSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の分析もあり、こちらもまたスゴイ・・・399万ユーザー。そのなかで、圧倒的なシェアを占めていると思われるmixi(ミクシィ)がまた強烈で、これも先日の同社の発表による150万ユーザーを信じれば、びっくりするような規模とシェアなってきている。

ビジネスという切り口からみても、最近、私の本業で関与している会社がブログマーケティングなるものに注力していたり、同じく関与先の某投資仲介会社がアフェリエイト方式で新規顧客を爆発的に増加させたりさせるケースもみられるが、ブログサービスの提供サイドではまだ確立した収益モデルを見出せないでいるという実態があり、これだけの規模となってきたネット上のコミュニティをいかに活用していくかという課題が残っている。


(参考)当ブログにおけるブログの考察・・・過去のエントリーより

サイバーからリアルへ

・当ブログ開設1周年


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