いなかで「舞姫タイス」を読み終えた。
【「これから、この小説を読もうと思われている方は以下読まないほうがいいかもしれませんが、こういう類の古い小説は結末を含めたあらすじをわかったうえで読んでも十分に楽しめるものとも思います。ローマ帝国に迫害されていたころのキリスト教や当時異端とされていた一派の教義とかその他ちりばめられているギリシャ神話の神々での比喩など、私が読んだ本には巻末の解説が簡潔明瞭に記されており、それだけでも楽しめました。」】
タイスの最後はいろんなところであらすじを見ていたので、ほぼわかっていたが、予想以上に崇高なものであった。
タイスは修道院で皆の範となる働きをして聖女と呼ばれるようになり、その臨終の際には神の姿をみつつ召されていったことは大いなる救いであった。
それにひきかえ、主人公であるパフニュスの最後(最後ともいえない)は、どうにもこうにも救いようのない終わり方であった。
ふーむ。なんとも言いようがない。感想にもなっていないが、、、
マスネのオペラではどのように描かれているのか、にわかに興味が沸き起こる。
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