徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

運命

2014-01-28 10:46:35 | Weblog
 先日、身内に不幸があり、ブログを更新する気にならず、数日が過ぎてしまいました。23日の夜半連絡を受けた時は、どうにもならない状態だったようです。16歳で東京に女中奉公に出て、嬬恋出身の義兄と結婚し2人の子供を育て、これからという時の出来事です。最初の奉公先は神田駿河台でした。今思えば、母校を選択したのも、そんな思いがあったのかも知れません。

私が中学校にあがる冬休み、彼女は4教科の参考書を送ってくれました。多分、本人も高校に進みたかったに違いありませんが、当時の家庭の状況はそれを許しませんでした。集団就職という言葉がはやった時代でした。私は学生時代、新しく購入した家に居候させてもらいましたが、食費をまともに払った記憶がありません。本人は明るく元気で90歳まで生きると言っていたようで、残念でたまりません。これも運命ということでしょうか。

都会は斎場が込んでいるようで、30日が葬儀、告別式です。明日再び向かいます。