昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

西国札所十九番(革堂さん)

2014-03-10 | 札所巡り
寺町通りを北へ約1.5km離れた次の札所通称「革堂さん」に回る。
御所のすぐ南にある「霊鹿山行願寺」は町中の寺である。
霊鹿山が読みにくいのか、通称名で呼ばれることが多い。




かつて、母の鹿を射止めてしまったことで、その毛皮を身にまとって悔いたというのが由来である。




何の飾り気もない、古刹である。




300余年前に、この地を得て、建立した歴史が刻みこまれているようである。




御詠歌にあるように、庭の千草の盛りなるらん、だが、早春の境内には咲く花も輝きませんね。




革堂観音の名の赤提灯である。




弁天堂の七福神を初め釣鐘堂、地蔵堂、観音堂、愛染堂、稲荷堂などの社が並ぶ。



開基は行円上人である。
彼はたけだけしい性格で、野山で鳥や獣を獲っていたが、雌の大鹿を射止めたが、
その腹の中に小鹿がいて、憐憫を感じ、出家したという。
その鹿の革で法衣を作り、修行に励んだという。

何度も火災に見舞われ、今の本堂は1816年に再建されたという。


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4 コメント

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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2014-03-10 05:05:39
行円上人のエピソードは心に響きますね
きっと心優しい人だったのでしょう
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アガリさんおはよー (tetu)
2014-03-10 08:15:26
 もしかして、荒法師だったのが、その優しさが表れた時に、庶民の信仰を得たのかも知れませんね。
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札所巡り (tetu)
2022-02-18 17:47:09
 各霊場巡りのアップは、年齢が増すごとに、古人の心の息遣いが身に迫ってきますよ。
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札所巡り (tetu)
2022-02-18 17:48:04
 各霊場巡りのアップは、年齢が増すごとに、古人の心の息遣いが身に迫ってきますよ。
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