昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

火の国パタゴニア08(パンパを走る)

2011-10-20 | 海外旅行
 南米最南端の町プンタアレナスの高台からマゼラン海峡を展望しました。
2枚目の写真が、1枚目の写真の右端に接続するという、パノラマ写真です。

 マゼランが世界一周の旅に出て、航海の途中で亡くなって、その乗組員だけだったにしろ、世界が球体であることを証明しました。

 マゼラン海峡というのは、ちょうど地球の反対側にいて想像していたのが現実になったという感動でした。

それはまるで、瀬戸内海だった。







 辺境の地の市内観光バスは、街の展望台の次に、市内の墓地に案内した。こちらでは、墓は親族一同が生活できる建築物になっています。
復活した魂が、安住して憩えるように、現実の家よりも、充実したホームを作り上げているそうです。

墓地の入り口の建物です。左下にはルピナスが咲いています。





ホセ・メンデス一家の代々の墓の一部です。

こちらは庶民の墓地が並びます。背景の丸い黒いのはカイヅカイブキが剪定されて垣根になっている。






プンタアレナスをバスで出発して、パタゴニアパンパの平原を約10時間走ります。今では道路事情がいいので5時間くらいか。羊の放牧。




大草原である。羊毛の生産で栄えたという。ゴールドラッシュならぬウールラッシュに沸いたそうです。ウール王と呼ばれる人たちが多くいたそうです。





広いですが、牧場以外には使うのが難しいかも。地下資源もあるが…。






前後どちらを見てもパンパの中で、羊の一群と出会った。バスはしばらく立ち往生。2頭の犬も手伝いますが、ガウチョが一人、鞍をたたいて羊を追います。木製だろうがカタカタと音をさせて羊を追います。この時だった羊に尻尾があるかないかが確認できたのは…。






フラミンゴがいると思ったら、前から来た車に乗っていた西洋人が車を降りて近づき始めた。フラミンゴはどんどんと遠くに行ってしまった。





巨大なトラックが向こうからやってきた。後輪の一対を宙に吊って走っている。






一面の森林地帯が、牧場に変化していくのを見つけた。焼畑ならぬ焼き森林である。




これはもう豊かな森には回復することはないように思う。地球が姿を変えていく。緑がなくなるのは地球の命が短くなる。