思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

白石加代子

2005年08月16日 | Weblog
おどろおどろしき声優。
女房がビデォに撮ってある番組を延々と見ている。
瀬戸内寂聴訳の源氏物語。
白石加代子が独り芝居しながら演じている。

通い婚の平安時代、待つ女の嫉妬の物語。
読んでみようとは思わない小説だ。
原文ではわけ分からんだろうし、何人かの現代語訳もあるがそれも興味をもてない。
光源氏さんにも何の魅力も感じない。
ただ、女と短歌にうつつを抜かしていた優男にしか思えない。

どう見ても女しか読まん小説に思える。
読んだという男には会ってない。

現代で同じようなことをやっていたら、不倫浮気物語だ。
平安時代だから許されていた。

通い婚といっても、子供が出来たりしたら養育費は誰が払っていたんだろう。
いろんな男が通ってきたら誰の子か分からんかったんじゃないか。
当時DNA鑑定も無かったし。
余計な心配か。

真のサムライ

2005年08月16日 | Weblog
午前中、床屋に行った。
みんなお盆前に行くだろうから空いているだろうと思ったら意外に混んでた。
予想が外れた。何でだ。それは後でゆっくり考えるとして。

待ち時間に週刊誌をパラパラ読んでたら、戦艦大和の搭乗員の生き残りの方が紹介されていた。
彼は高射砲の係りだった。
3000人が乗っていたが、生き残ったのは1割に満たない。
撃沈を覚悟の悲劇の戦艦であった。
100機近いアメリカの戦闘機の攻撃と魚雷攻撃を受けて浮沈戦艦として建造されながら航空機時代に後れてしまい、徐々に傾き浸水して撃沈された。

撃沈とともに彼は海中に投げ出され気を失っていたが、気づいたら彼の上官が丸太を抱えながら泳ぎ寄ってきて「これにつかまって救助を待て」といって、また泳ぎながら、ほかの部下を助けていた。
やがて味方の駆逐艦が接近し皆を救助し始めた。

皆が我勝ちに救助艇に群がるのを、その上官は応援しながら全員の救助を見届けると、手を振りながら大和の沈んだところを目指して泳ぎ去り、2度と彼に会うことは無かったという。

彼はその上官の崇高な行為を胸に刻んで戦後を生きてきた、そのとき彼の分まで生きねばならないと心に誓ったという。

撃沈間際の大和の甲板は悲惨を極めていた。首の無い兵、内臓の飛び散った兵、そして割腹している上級の指揮官達は白の制服を血に染めていた。

だが、撃沈後に部下を1人でも生き延びさせようと努力し、それを果たして自らは大和と運命を共にした彼の上官の行為は「真のサムライ」の行為として深く深く深~く感動する。

そんな状況下で私はその上官のような振る舞いを躊躇なしにすることが出来るだろうか。
彼が語っているのは実話である。
今の時代そんな腹の据わった男がどれくらい居るだろうか。

逆に女のほうは大和撫子は減ったが、腹の据わったあっ晴れな女が増えてきた。
家の女房なんかも男だったらその上官のように見事に振舞うかもしれない。
怖いもの知らずの感じだし。