思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

生きてる意味

2009年02月27日 | Weblog
離婚防止の歌とか言われている「愛のままで…」
秋元順子の歌の中に出てくるフレーズで感じる人生の一こま。

  「ああ、生きてる意味を求めたりしない」

そう、何かに夢中で幸せのときは「生きてる意味」を捜したりはしない。
ふと生きてる意味につまずくことがあるのは何かがうまく行ってない時だ。

この歌は秋元順子の歌で一番素人に歌いやすい歌だといわれている。
私も何度も聞かされているうちに流石に憶えてしまって歌ってみた。

この1フレーズだけは気に入っている。

込み上げる

2009年02月25日 | Weblog
私は思わず彼女の頭に手を回して抱きしめていた。
彼女はやっと過去の呪縛から解き放たれたように次第に嗚咽が大きくなっていく。
私も巧まず込み上げてくるものがあった。

濡れ場ではありませんぞ。
第4幕の最終場面である。
素人演劇の練習も最終局面に入ってきたが、相変わらず台詞忘れにつまずく。

本番まであと20日だ。
大丈夫かね~。

Cry Me a River

2009年02月25日 | Weblog
一葉の「涙のリバー」に4回も出てくる「Cry Me a River」のフレーズは1950年代アメリカのジャズソングのスタンダードナンバーだった。

引用すると、

自らを一度は裏切りながら復縁を乞う恋人に向かい「今更遅い、川のように泣くがいい」と冷ややかに突き放すという内容の、恨み節がかったブルーバラードの名曲。

だそうだ。

だから、歌中の主人公の女性は、その曲を思い出して曲名とフレーズをタブラせているのだ、多分。
それでこのフレーズの意味が分かってきた。
それを知って歌うのと知らずに歌うのとではおのずから深みがちがっくる。

私が歌う分にはたいして違いは無いけど。

土木作業員

2009年02月21日 | Weblog
今回の演劇の私の役は「土木作業員」である。
それは「もう、土木仕事ばかりで・・・・」という一行の台詞から推測することである。
演出者は「その歩き方は違う、そんな格好よくは無いはずだ」という。

分からん、土木作業する人に特有の歩き方があるのだろうか。

女房も同じ場にいるから同じ事を聞いている。
そしてこう言う。
「あなた、演出に言われたことをちゃんと聞いて何か努力しているんか、あんたの考えていることは分かるよ。『ふん、演出は土木作業員を差別的に見てるな、歩き方が変わる訳が無かろうが』くらいに思って、言われたことを無視してるんやろ。近所に作業現場はいくらでもあるよ、観察してみようという気持ちになったことがあるんか。家には等身大の姿見もあるけど鏡見て研究してみたらどうやの」

いや、ご親切なご指摘。
やっぱり分からん。
しかし歩き方を変えるというのは一番難しいかもしれない。
わざとらしくなく。

涙のリバー (歌:一葉)

2009年02月20日 | Weblog
久しぶりに手作り豆腐屋のおばちゃんが来て歌っていた。
天は二物を与えないとか言われるが、ひとつくらいは優れたものを与えてくれる。
おばちゃんは歌が上手だ、声もいい。
夫婦で豆腐を作っているから、おとうちゃんに店番を頼んで抜け出してきたのだろう。
いつも1時間ほどで帰る。
画面の歌詞を見ないで歌う。
またどこかのカラオケ大会で歌うつもりのようだ。


「涙のリバー」もまた歌っていた。
彼女の選曲が好きだ。
これも気に入っていたので私も憶える事にした。

YouTubeで検索してもなかなかヒットしないので、「動画」で検索したら出てきた。

何度も出てくるフレーズ「Cry Me a River」
これどういう意味なのかな。
「泣かさせて、川よ」くらいの意味だろうか。

気が付いてみると最近女性歌手が歌うポップス系の歌が多くなってきた。

というか、人生の一場面を見事にえぐりとっているような歌詞の歌が好きなのかなあと自分で思う。


Aさんのこと

2009年02月19日 | Weblog
昨日知り合いにあった。
もともとは数年前に社交ダンスサークルで一緒だった。
彼は奥さんと一緒に来ていた。
その後仕事で右指を怪我したということで会わなくなった。
以前にも一度公園で出会ったことがある。

ベンチに座っていた。
家が近所にあるらしい。

最近は奥さんはダンス教室を、講師を招いて主催している。
カラオケも教えているらしいが、一度彼女の歌を聴いたが普通のおばちゃんと変わらない水準だった。

彼らは子供がいない。

そして彼は市営の駐車場のガードマンをしていた。
1週間前も彼はおったが、車が大混雑している時間にサボってたのかいなかった。
いつもは満車状態のときは、担当の職員が案内誘導しているが、満車状態の中に次々と車が突っ込んでいくので大混乱。

昨日はまじめにやっていた。
驚いたのはその服装。
制服かとも思えたが、皮のパンツにピカピカの靴、どこかの高級ホテルの案内係りかと思える。

そういえばいつも洒落た格好をしている。
奥さんのほうはお世辞にも垢抜けしている格好には見えない。
ズングリムックリのおちびさんだが、彼はシュットして背も高い。

暫く立ち話をしたが、2年ほど前に脳梗塞で3ヶ月ほど入院していたそうだ。
リハビリの結果何とか普通に暮らせるようになったとか、今も右腕の感覚が正常じゃないと言っていた。

私はまた以前と同じような印象を彼に対して持った。
「奥さんに甘えて生きている、奥さんがいなければ生きていけないタイプ」
「そのくせ、自分のいわれ無き誇りだけは捨てない男」

今回も、奥さんにこう言って甘えやがったな、と思ってしまう。
「ガードマン?、車の誘導係をやれ?、分かったよやるよ、その代わりに服装だけは格好いいのにさせてよ」

奥さんは全体をみて判断して事を進めている。
亭主は何も考えてない、自分が少しでも格好よく見えるようにと、そんなことばかり考えている。

これは私の想像に過ぎないがかなりの線で当たっている、と思う。

太極拳の見学会

2009年02月16日 | Weblog
太極拳の見学会に行ってきた。
九十九式の太極拳だそうだ。
一式から五式までという動作を見学者も一緒に体験した。

そのサークルに入会するかどうか、まだ決めてない。
やるなら中途半端じゃなく、流麗に舞えるようにまでやりたいものだが。

地獄変

2009年02月15日 | Weblog
昨日の「京都演劇フェスティバル」
せっかく来たんだからと、次の演目も見て帰ることにした。

出演者は3名。
朗読者男女各1名、ピアノ演奏1名。
芥川龍之介の「地獄変」の朗読だった。
約75分。

男女が交代で読み進む。
そこで驚いたのは、彼らは殆ど全てを暗記していて、原稿を手に持ってはいるもののただの一度も原稿に目を落とさなかったことだ。

芥川龍之介の文章だから現代語とは程遠い。
男女とも平安風の衣装をまとっている。
2人とも若い。

要するに短編小説を殆ど暗記してしまっているのだ。
人間の能力の空恐ろしさを知った。