思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

肖像画

2005年08月24日 | Weblog
水彩画を長いこと趣味で習っているあるご老人が居る。
英会話グループの仲間の一人。
帰りの車でいつも最寄の駅まで送っている。

今日、車の中で「発進する前に見て欲しいものがある」といって、鞄の中からデジカメで移した水彩画の写真を取り出した。
昔、ルーブル美術館に行ったときに、気に入って購入した肖像画のポスターを模写したものの写真だという。併せてそのポスターのデジカメ写真もある。

若い少女の肖像画である。
確かにうまく描いてありなかなかの腕前とみた。
評価を聞きたいらしくて「どう思う?」としつこい。

出来るだけ相手を傷つけない範囲でコメントしなければならないので、この種のコメントは御免蒙りたいのだが、正直を逸脱しない範囲でコメントした。

「原画は油絵でしょうから、水彩での模写は大変と思うがよく描けていると思う」
「あなたの女性のタイプが良く分かりました、奥さんと似てますか」
「原画は20歳前の女性でしょうが、模写した絵はは30歳前後に成長して見えますね」

とか訳の分からんコメントをしたが、一応喜んでいた。
家でコツコツ描いていて、奥さんにでも褒められたに違いない。それで他人の評価も聞いてみたくなったのだろう。
表現したものは他人の評価が気になるものだ。
いい評価を求めて表現する訳だから。

実際には、私ならその原画は多分絵の前を通ってもチラと見るだけですぐにも忘れてしまうだろう、と思う。
肖像画の女性は何故か植物的で、少し生気に欠ける。
遠くを見るような目をしているが、その表情には惹かれない。
過去の蓄積も見えない、甘やかされて育った薄っぺらな表情に見える。
私の勝手な解釈だが、要するにタイプではない。
私は彼がその絵を模写してみようと思う感情が理解できない。

だが、男女の好悪の感情は他人が口出しすべき問題ではない。
何であんな男と、何であんな女と、と思う男女が多い。しかし本人達から見れば、まったく余計なお世話である。
気に入っているものは気に入っているのである。

因みに我が家は似たもの夫婦と思われている感じがするが、実際は正反対の性格を持つ人格が争いながら同居している。
女房の風貌は、かの肖像画の女とは似ても似つかない。

実は私も昔、女房の肖像画を鉛筆で描いたことがある。
それを見ておばあちゃん(妻の母)がこう言った。
「○○○は、こんなにオッパイ大きいないで!」
言われてみて納得。


Benの婚約

2005年08月24日 | Weblog
英会話サークル講師のべンが1ケ月振りに戻ってきた。
彼はカナダ人でこの夏同棲中の恋人のアンドレアと一緒にカナダに帰省していた。
アンドレアはグループのパーティのときだけ顔を出している美人。
ベンは全員にお土産まで持ってきた。
 メイプルシロップとプディングストーン、おまけにカナダのマグネットつきの国旗の飾り物。

今回の帰省で2人は婚約したといってた。結婚はハワイですることになったらしい。
たくさんの写真を撮ってきていて、いろいろ紹介してもらった。
2人のアツアツ写真が多いぞ。
ベンの田舎は5大湖の中にある島らしい。

カナダの国民所得は日本ほど高いとは思わないが、写真で見る限り日本人より心のゆとりをもって、生活を楽しみ、精神的には日本人よりもはるかに豊かな生活をしている感じを受ける。
カナダの田舎の風景や人々の風情を見ているからそう思うのかもしれない。
都会に住む人は日本と同じように時間に追われるアクセクした顔をしているのかもしれない。

バカンス中だからなのか、家族や親類・友人などが集まっては楽しい時間を過ごしている機会が多い感じを受ける。
人口密度の少なさも、大地の広さ、湖の広さ、広大な畑、自然の中の生活が伝わってくる。

一度旅行したいと思いながらまだ行ってない。
行ってみたくなる。来年の夏の頃かな。

そういえば婚約のお祝いとか何かするのかな。
今日は誰もそこまでは思い至らなかったようだが。