思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

エッチな絵画

2005年08月04日 | Weblog
一番印象的でそそられるエッチな絵画は、石本正の「裸婦デッサン」。
昔の週刊新潮に載っていた。今でもとってある。

 ちょっと太目の女性が仰向けに目を瞑って寝ている。
 薄いランジェリーの前をはだけて形の良いおっぱいは突き出している。
 パンティを膝の上まで下ろしていて片方の手は太ももに添えている。
 それを足の方から見る形でデッサンしている。
 解説に「肌のにおいが届きそうな印象」と書いてある。
 肌はあそこ、匂いはパンティから、のことか。うんうん。

う~む。昔はたくさんの男がこのデッサンのお世話になって快楽を共にしたに違いない。
今では誰でもアクセスできるインターネットポルノ全盛時代。
もう忘れられてしまうデッサンかもしれない。

パリの美術館でも超エッチな絵を見た。それも有名な画家。
女性性器そのものを描いて堂々と飾ってある。芸術か猥褻か。猥褻そのものに見えた。
パリの女性もその絵の前はみんなチラッと見ては素通りしていた。
しばらく眺めていたら、女房が怒って腕を引っ張りにきた。

高名な日本画家で品格のある女性の絵を描いていた某女史も、若い頃お金のためにたくさんの春画を描いていたというテレビ番組を思い出す。
一度見てみたいもんだと思うが。
昔は嫁入りの娘に春画を持たせてやるという話を随分聞いたが、生娘だったらびっくり仰天したか理解できなかったかもしれない。
今じゃ考えられないことだ。

石本正画伯はあのデッサンを平常心で描いたのか気になる。
俺だったら鼻血を出しそうなアングルだし。
きっと描き終わって襲いかかったに違いない。
ゲスの勘ぐりか。

アメリカのアンドルーワイエスさん。
精密画の見本みたいな画家だが、近所の娘ヘルガをずっとばあさんになるまで描き続けた人だ。
ヘルガさんの裸体画は画家の愛情を一身に受けているような表情をしている。
金色の恥毛もフワフワと美しい。
奥さんはずっと焼餅を焼いていたらしい。
奥さんの推察どおり、絵を描いては抱き合っていたみたいだ。
奥さん可愛そう。
ワイエスの描くヘルガは村娘だが気品のあるエロティシズムを匂わせる。
これも忘れられない絵だ。

無間地獄

2005年08月04日 | Weblog
文章を自筆で書く機会が減ってきて、パソコンが探してくれる漢字を当てはめる。
従って漢字もどんどん忘れる。読めるけどいざ書こうと思うと、はてな?が多くなる。

今日の出会いは「無間地獄」、実は「無限地獄」と思っていた。
出てきた文章は
 
 金や物は、それを持つことによって「もっともっと」という欲望が高まり
 無間地獄に陥ることもある。

う~ん、無間地獄か、どんな地獄かなと思って調べた。
地獄は8つあるそうで最も過酷な第8地獄のことらしい。四六時中苦痛を与えられその苦痛から一時も逃れられない。最も重い罪を犯したものが行くところとか。
別名は「阿鼻」。
阿鼻叫喚は阿鼻地獄の責め苦に耐えられず大声で泣き叫ぶ様子を表現している。

邪悪な欲望を限りなく満たそうとすることを、この世の無間地獄と言っているのか。
金や物に取り憑かれ際限なく求める。気づいたときは金と物だけが残った、ということか。
しかし、金があれば大概のものは手に入れることが出来る。
閻魔大王だって金で買収できるかも知れない。
富を求めることは成功の証を求めることに等しいこの時代、いや昔も、仏教は何を諭そうとしたのだろう。

過去の文明、芸術だって富を握った一握りの支配階級が作ってきた。
金と物を掴んだ者が文明を担ってきたではないか。

宗教は虐げられた弱者に慰めと癒しを与えるためのものか。
こんなこと言ったら怒る人もいるだろな。