昨日22日9時半より開かれた今年度第14回教育委員会定例会を傍聴した。最大のテーマは第三小学校の整備構想に
対するパブリックコメント(10月1日~30日までに51人の方から実質30件(重複あり)の意見が寄せられた)の結果
が事務局より報告され、委員から種々意見が出された。傍聴者は私を含む議員3人と市民の方2人だった。
パブリックコメントの意見件数30件の中には小学校と保育所が併存することによる敷地やグランドの狭さやJRの騒音を
懸念する声、現状の第四保育所より更に遠くなる点や駐車場の確保を望む声、送迎時の交通安全に対する不安感など
どの意見も保護者にとっては切実な声である。
中でも本基本構想や進め方に対する根本を問う重要な意見が4件ほどあった。その意見とは
①第四保育所が第三小学校に移転されることの是非について充分な議論がされていないように思う。第三小学校の敷地
以外の候補地が検討された上での決定か。もしそうならメリット、デメリットを比較して示してほしい。
②在校生、入学予定者に対しての説明会も行われておらず、詳細が理解されていない中での移転には疑問を感じる。
小学校の耐震対策は早急に進めてほしいが保育所の移転については充分検討して欲しい。
③3小内に4保を建設することに反対。3小に通う児童の保護者たちは4保が建設されることを知りません。何の
説明も無く、しかもこんなに短期間でしか意見を求めないというのは問題では?
④パブリックコメントの応募期間が過ぎたのち、集まった質問には説明会や資料配布にて回答が欲しいです。
これらの寄せられた意見や要望を見る限りにおいてはここに至るまでにどこまで保護者や関係者と議論されたのか
大いに疑問がある。仮に事務局は充分な説明をしてきたと考えているとしても現にこのようなコメントが出てきて
いる限りは単に「町の考え方」という形で最後は「ご理解下さい」では済まされない。何度でも説明をするべきである。
それにこれら寄せられたコメントはほんの一部のどちらかと言えば関心の高い方々の意見や要望である。こんな大事な
整備構想を真に喜ばれる施設にするためには実際に直接或いは間接的に関わるもっと多くの住民の方々に対して説明会
を実施し、出来る限りご理解を得る努力をするべきである。と強く感じた。
保護者や関係者の方々も今一度現状理解の上是非多くの声をあげて下さい。議会では最後は多数決で決められてしまいます。