今年も新成人たちによる企画のもと一中体育館にて盛大に行われた。実行委員は13名で
実行委員長、副実行委員長共に女性が務めるという現代を象徴する光景であった。
全国で今年の新成人は121万人、我々団塊の世代が成人した1970年には246万人だった
と言うからざっと半減したことになる。長寿社会の現代において今の若者は少数派と
いうことになるが未来を背負う若者にとって「生きて行くに値する世の中」と思って
貰えるような社会づくりや施策の遂行が重要である。
ともすれば選挙の票になる年寄に受けのいい政策や制度の維持に腐心していては改革
は出来ない。
今の若者は豊かな環境の中で育ったせいか消極的で内向き志向という声も聞かれる。
文科省の調査では2010年の日本人の海外留学者数は5万8000人余りでピーク時の04年
より30%も減ったと。特に米国への留学生数の落ち込みが大きいとのこと。(13日日経朝刊)
就職戦線においても求人側企業が求める人材は語学力必須で且つグローバル時代を生き抜く
ためのしなやかな発想を持つサバイバル力のある若者らしい。
若者には国内だけではなく世界に向かって羽ばたく気概を持ってほしいものである。海外
赴任を嫌う若手社員が多いと聞くがもったいない話だと思う。チャレンジしてほしい。
特にスポーツの世界では今日ほど日本の若者が海外の一流の舞台で活躍をしている時代
は無いのではないか。プロ野球、GOLF、サッカー界など頼もしい限りである。
今年のMLBの舞台での田中将大の大活躍が今から楽しみでならない。
しかし何と言っても若いということ自体素晴らしいことである。人生80年~100年時代、
若いうちは何度失敗しても先は長いので復活のチャンスはある。又そういう時代でもある。
そういう意欲のある若者が何度でもチャレンジ出来て生き易い土壌や社会風土を作ることが
大人の責務である。