皆様新年あけましておめでとうございます。皆様には平成26年の新年をお健やかに
お迎えのことと衷心よりお慶び申し上げます。
昨年4月の選挙では多くの方にご支持を賜り、再選の栄誉を頂きました。本当に
ありがとうございました。
1期の4年間はあっという間でしたが、無所属無党派でただ一人どの会派にも
属さない議員として何事にも是々非々で臨んで参りました。皆様のご評価は
いかがなものか判りませんが私なりに自分の信念に基づき一生懸命頑張って
参ったつもりです。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
一昨年暮れから始めましたこのブログと年4回発行の「とのむら通信」もどうぞ
ご愛読下さいますようよろしくお願い申し上げます。「とのむら通信」VOL.19は
間もなく町内全戸にお配りさせていただきますのでお待ちください。
さて昨年は前年に続き9月の大雨で流木や土砂による河川の氾濫、崖崩れが
起きるなどの被害が発生しました。最近の異常気象による自然災害は規模も
大型化し、想定外の事が起こります。常日頃からの備えや周囲環境への注意
と点検が何より重要かと思います。
国内政治の世界では前年暮れの総選挙で圧勝した自公政権は夏の参院選でも
勝利し、大胆な超金融緩和政策の実行や国民の大多数が反対や懸念を抱いた
秘密保護法を強行採決するなど暴走ともいえる状況を呈しています。
確かにアベノミクスは円安・株高を実現して一部の大企業や一定の富裕層
はその恩恵を享受したかもしれませんが、その一方では長年の円高に順応
して来た多くの庶民や中小企業にとって急激な円安は日常生活を直撃する
ガソリンの高騰、輸入原材料高による緒物価の高騰、海外旅行費の高騰等
を招き、アベノミクス効果が庶民に行きわたる前に逆に生活を圧迫し始めて
います。その上グローバル経済構造の進展により、円安にも拘わらず一向に
輸出が伸びない、貿易収支の赤字基調が止まらないなど負の部分が顕在化
しています。正にアベノミクスの光と影を映し出しています。
加えて本年4月からの消費税アップや2年連続での年金の支給額切り下げ
など厳しい状況が続きます。そんな厳しい政策を断行中にも拘わらず国や
地方の借金は返すどころか増え続ける一方です。安倍政権は歳出削減の本丸
である公務員制度改革、医療費や年金制度改革、議員の定数削減などには
消極的で無尽蔵に国債を発行(借金)し続ける今の財政運営はもう破綻寸前
なのに危機感が見られません。
平成26年度の予算案を見ても50兆円の収入に対し100兆円の支出という異常な
姿です。こんな矛盾がこの先何年も続けられる訳がありません。
今や世界中が日本の「財政の崖」に注目しています。
そして昨年の暮れには安倍総理が靖国参拝を敢えて強行し、同盟国アメリカ
からさえも「失望した」との強い非難の声が挙がる始末で安倍政権の政治・
経済・外交手腕には大きな疑問を感じざるを得ません。世界から孤立する
ことを懸念します。
年頭から楽しくない悲観的な話ばかりしましたがそれでも私たちは一日一日を
自分の居場所で精いっぱい頑張って生きていくしかありません。決して希望を
失うことなく明日に向かって生きて行きましょう。