モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

モンテディオ山形総選挙~歴代ベストプレイヤー部門(その3)

2020-05-14 10:45:36 | モンテディオ山形

勝手に選ぶ歴代ベストプレイヤーも最後の10人となりました。
本当は、思い出せる全員にコメント付けたいくらいなんですけど(笑)
30人でも絞るのが難しかったです。
昇格とかJ1残留に貢献してくれた選手が多くなりがちですが、
辛かったシーズンに、孤軍奮闘した選手にも光を当ててあげたいし、
記録ではなく記憶に残る選手も本当にいとおしいです。

考えながら思いましたが、
「歴代助っ人列伝」という特集もやってほしいなと思いました。
なかなか当たりくじは少なかったですが、
「ああ、あんな助っ人おったな!」と思わずクスっとしそうな企画になると思いま
す。


それでは、歴代ベストプレイヤー残りの10人です。

【山崎雅人】
2011年のシーズン途中にレンタル加入。ゴールで結果を残したがチームは降格。
翌年には完全移籍で主力として活躍。
声でチームを引っ張るタイプではなかったが、
前線から強烈な守備をするプレーは背中でチームを鼓舞した。
2014年、プレーオフ決勝でのゴールは劣勢のチームに力を与え、
見事に凌ぎぎって再昇格を果たした。
あの時ほどスタンドで狂喜乱舞したことはない(周りの誰ともなくハイタッチしま
くった)。
本人はモンテで引退したい意向だったと伝えられ、
サポからも愛される素晴らしい選手だった。

【宮阪政樹】
愛称バズ。
2012年明大から加入、即レギュラー定着。
精度の高いプレースキックでチームを引っ張る。
守備で苦労したが、2014年プレーが安定し昇格に貢献。
特に後半戦は、石川竜也と左右のキックで何度もチャンスを演出。
讃岐戦での超ロングゴール、プレーオフでのアシストと大活躍。
苦手の守備でも鬼気迫るプレーで中盤を守った。
練習の虫で、いつも最後までグランドに残って走っていた姿が印象的だった。

【石川竜也】
モンテを語る上でのレジェンド中のレジェンド(ベスト10人には入れなかったが)。
2度の昇格時に目に焼き付く強烈な活躍を残した。
2008年愛媛戦。1-2の劣勢から試合終了間際、強烈な同点ミドルを叩き込む。
それがATでの陽平の逆転昇格弾に結びついた。
そして、2014年プレーオフ磐田戦。同点で迎えたAT。
絶体絶命の中でのCKは、前線に張っていたGK山岸のヘディングを呼び込み起死回生の
逆転弾。
サッカー界の歴史に残る逆転劇を演じた。
2007年入団時は、怒りっぽい怖いお兄さんだったことを考えると、彼もモンテととも
に成長したのかもしれない。
引退後は地元静岡でのプレーも想定された中でのモンテスタッフ入り。
今後もモンテを支えてほしい。
天童市の定食屋で臨席したのが良い思い出。

【林陵平】
ゴールパフォーマンスと欧州リーグオタクぶりが先行しているが、
2013年フクアリ千葉戦で見せた、伊東のダメ押しゴール後のゴール裏への咆哮は凄
かった。
熱い男なのである。
自分も、それにつられて咆哮してしまったが、後にも先にもこれ一度きりである。
余りにその印象が強すぎてベストプレイヤーに入れてしまった。
引退後は解説者の道が保証されているわけだが(特に欧州リーグ)、いつまでプレー
するのか。

【松岡亮輔】
ナンバー7を背負った松岡は、ボランチとして2014年の再昇格に貢献。
プレーオフ決勝の試合後のベンチで涙ぐむ姿は、2008年の宮沢の涙を思い出させた。
本人が、「守備は面白いもの」と言っているように、先を読んだボール奪取力は逸品
だった。
攻め上がりにもセンスを発揮し、前線で決定的なプレーを何度も演出。
2015年には神戸戦で持ち上がりからゴールも奪っている。
守備とともに力を発揮したのがMC力。
これは並み居る関西人プレイヤーの中でもトップクラスであろう。
仙台でMC力を発揮して移籍してきた渡辺広大が松岡を見て、「MCとはこうやるのか」
と白旗を上げたことでもそのレベルの高さがわかる。
松岡がこのまま残ってくれたら、ここ2年間のキックオフイベントのグダグダ感もな
かったろうに。

【川西翔太】
2014年、FWとしてガンバから加入したものの、チームの約束事に上手くハマらず、ベ
ンチを温める日が長かった。
3バックとなった後半戦からシャドーとして居場所を見つけてからは、
持ち前のボールキープ力で前線を活性化。
終盤は、ゴールで昇格に貢献。
特に、天皇杯の準々決勝北九州戦での決勝ゴール、準決勝千葉戦での決勝アシストは
記憶に残る。
しかし、彼の持ち味を十分に発揮したプレースタイルは、2015~16年のトリプルボラ
ンチだったと思う。
攻守を繋ぐ中盤として、神出鬼没にピッチを駆け回り、変幻自在にボールを操った。
彼のテクニックを十分堪能できたシステムだっただけに、チーム成績に結びつかな
かったのが悔やまれる。
山岸祐也とともに、ピッチに一人はいて欲しい選手だった。

【山岸範宏】
言葉はいらない「山の神」。
彼の「あの」プレーは世界中のサッカーファンを驚かせた。
よって選ばないという選択肢はない(汗)
しかし、自分は彼が練習後に語った言葉が忘れられない。
確か終盤戦の頃だったか、「昇格」というか「PO」が見えてきたチームに対して、
「浮ついてはいけない。浦和では、優勝なんて言葉を言わせない雰囲気があった」
チームを引き締めるための言葉だったと思うが、
これがその後の「我々はまだ何も得ていない」という、何度も出てくる有名なフレー
ズに繋がったと思う。
彼が表に出てくれたことで、気持ち的にチームが助かった部分もあるし、
モンテは、山岸が引っ張る油断のないチームというイメージを植え付けたと思う。
彼の功績はこういうところだと思っている。

【大黒将志】
犬のトリマー問題で出遅れた加入だったが(汗)、
開幕してみれば、いきなり結果は出すし、間違いなく一流の選手だった。
しかし、それでチームが勝てるとは限らないのが団体競技の難しいところ。
彼の良さは、結果的にチームの良さを消すことにもなってしまった。
彼にチームが付いていけないのか、彼がチームにフィットできないのか。
こんな禅問答をしているうちに、ギリギリ降格を免れてシーズンが終わってしまっ
た。
しかし、プレーそのものは強烈な印象を残した。
あそこから打てるのか、なんでそこにいるのか。
アクロバティックなゴールは、刹那的にはスタンドを大いに沸かせ、
それはプロスポーツのあるべき姿でもあった。

【本田拓也】
清水、鹿島で活躍しA代表まで務めたボランチ。
なんでこんな選手がモンテに来てくれたのか未だに不思議だが、
間違いなく4シーズン目もチームにいるようだ。
現在はエドモンド本田として、youtubeで活躍中(相方はマーベラス佐藤(笑))。
清水にいたことから魚にはうるさいが、酒田の魚にほれ込んだ様子。
パスコースの読み、奪取力、視界の広さ、スペースを見つける目、等々を考えれば、
今でもJ1で活躍しておかしくないプレイヤー。
昨年、エルシオブートキャンプによりフィジカルも復活し、ベテランながらますます
意気軒高である。

【坂元達裕】
2019年在籍。
戦前、誰が今日の彼を想像できただろうか。
キャンプでは全く話題に上らなかったものの(単に情報不足かもしれない)、
開幕戦途中出場からは、ガッチリレギュラーの座を掴む。
開幕2戦目の横浜FC戦での、ダイアゴナルにゴール前に切れ込みゴールをぶち込んだ
姿に、
サポからは「今牛若丸」の声が上がった(自分だけかもしれない)。
よく試合後に語られる、「ゴール前まではボールは運べるんだけど、最後あそこに誰
かいたらなぁ・・・」の、
『誰か』のところを埋めたのが彼であった。
その後の活躍は言うまでもない。
わかっていても付いていけない切り返し、
「そこで打て!」のサポの声が聞こえるような思い切りのよいシュート。
阪野との相性も悪くなかったが、山岸がもう少し早く来ていたらと残念がるサポも多
かった(自分だけかもしれない)。
これまでもJ1に引き抜かれた選手は何人もいたが、
代表まで想像できる選手は、彼しかいないだろう。


以上、30人のベストプレイヤーを選んでみました。
いや、だんだん書きたいことが増えて、収拾がつかなくなってしまいました。

次回は、「歴代ベストゲーム」編に移りたいと思います。
また長くなりそう。


自粛要請も緩められて、やっとチームも練習再開できるようですね。
早く、元気な姿を見たいものです。

コメント
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